なんといってもピンク・レディーかな。手足を露出したキラキラ光る生地のミニの衣装にリズムやビート
を強調した曲調と、大胆に太ももを開いたりする激しくセクシーなダンス。強烈なデビュー風景を思い出
す。でも、健康的なお色気を感じた。当時、小学校の女の子たちがピンク・レディーの振り付けを夢中にな
って覚え真似ていた。こんな個性的なデュオは今までになかった。
実は彼女たちも田舎っぽい素朴なデュオになるところだった。ビクターの飯田久彦により全く異なるキャ
ラクターにプロデュースされたのだ。
ミーとケイの二人は中学、高校時代に同級生。高校卒業後、ヤマハ音楽が主催するオーディションに
別々に合格し、ヤマハボーカルスクールに通う。講師の勧めで”クッキー”というデュオを結成し歌手を目
指す。以上のような経歴があった。
1976年「ペッパー警部」でデビューし、1978年「UFO」で日本レコード大賞受賞。圧倒的な人気も1
979年のアメリカ進出あたりから下降し、1981年には解散。 解散後はそれぞれ女優やタレントとして
ソロ活動。 2005年までは期間限定で、数度ピンク・レディーを再結成。2010年9月「解散やめ」宣言
し、活動を再開した。
女性デュオはなぜか短命といわれているが、ピンク・レディーの彼女たちの歌に対する情熱は衰えを
見せない。結成から32年も経つのか......。