ドラゴンは、西洋竜とアジアの竜の2種類がある。
竜は中国神話の生き物で、十二支の辰である。十二支に各々動物を当てはめた際、唯一採用された伝
説上の生物。その起源は古代に長江などに実在したワニの一種(マチカネワニ)で、寒冷化などにより絶
滅し伝説化したという説がある。
インドの蛇神・水神のナーガの類も仏典が中国に伝わった際、中国の竜に影響を与えた。
中国から伝来した竜は、元々日本にあった蛇神信仰と融合した。八岐大蛇(やまたのおろち)も竜の一
種と考えられる。キドラ古墳などの四神の青竜が有名。その他水の神として各地で民間信仰の対象と
なった。
竜にちなんだ故事・言葉
*「鯉の滝登り」は、鯉が滝を上ると竜になる、「登竜門」という中国の故事にちなむ。
*竜の顎には一枚だけ逆さになった鱗があり、これに触れると必ず死ぬという故事「逆鱗に触れる」が
ある。
*将棋で竜とは飛車が成った駒である竜王の略称。
*麻雀では三元牌を竜に喩えることがある。またドラは三元牌を「ドラゴン」と呼んだことに由来する。
ドラゴンから思い浮かぶものは、「ドラゴンボール」「燃えよドラゴン」「中日ドラゴンズ」くらいかな。