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つい使ってしまう重複表現ランキング - gooランキング

2012-06-24 07:33:46 | 雑記

つい使ってしまう重複表現ランキング - gooランキング

 どうも日常何気なく使っている表現の中に、実は正しくない重複表現がある。

 (1)一番最初 / 一番最後

「最初」の意味は「いちばんはじめ」だから、「一番最初」は「いちばんいちばんはじめ」となり重複してい

る。 一番最後も同様。よく選挙遊説のウグイス嬢が「最後の最後、お願いに参りました。」と言っている

のを耳にするが、これも同様の例。

 (2)最後の切り札

「切り札」は、トランプゲームなどで最も強い札のことで、これが転じて「最後に使う最強手段」の意味に

なった。 「最後の切り札」は「最後の最後に使う最強手段」の意味となり、重複表現。

 (3)ダントツの一位

断然トップのことをダントツという。その意味はは断然一位のことだから、「ダントツの一位」は「断然一

位の一位」となり、重複表現。

 (4)過半数を超える

「過半数」には「半数以上、大半」の意味があり、半数をこえる。つまり「過」は「超える」と言う意味だから

重複表現。「過半数を超える勢い...」なども同様の例。「過半数を占める」は正しい。

 (5)被害を被る

 被害とは害を被る(こうむる)ことだから、確かに二重表現。「被害を受ける」の丁寧な表現として使用し

ている感がある。夕食を食べるといった例と同じで別に違和感無く使っている。

 「返事を返す」なども同様な例で、「返事をする」でいい。

 英語では単語を並べることで、意味を強調する表現法がある。日本語の場合、二重表現にくどさを感

じるならば使用しない方がよい。「馬から落馬した」などは傑作な誤用である。

 「お湯を沸かす」は科学的に考えれば「水を沸かしてお湯にする」のだが、「水を沸かす」は使わない。

1リットルの水を沸かすなど水に修飾語がつくときは使う。

 話し言葉・口語ではあまり気にせず使っていいと思う。書き言葉・文語にして始めて気にすればよいと

思う。射程距離は重複表現だそうだが、...まあ漢字にして初めて程と距離が重複表現かもしれない

と気付く。