記念日・年中行事
▲世界演劇の日(World Theatre Day)
ユネスコの外郭団体である国際演劇協会(ITI)が制定。
1962年のこの日、ITIがパリで第1回シアター・オブ・ネーションズ(諸国民演劇祭)を開催した。
○さくらの日
日本さくらの会が1992年に制定した日で、日本を代表する花である桜への関心を高め、花と緑
の豊かな国土を作ろうというのがその目的。
3X9(さくら)=27の語呂合わせと、七十二候のひとつ「桜始開[さくらはじめてひらく]」が重なる
時期であることから。
○水なすの日
3と27で「水なす」と読む語呂合わせから、大阪府漬物事業協同組合が制定。この時期から夏に
向けて本格的な出荷が始まるものも由来の一つ。「水なす」は大阪南部で多く栽培され、みずみず
しく柔らかいのが特徴。その歯ごたえや香りを生かした「水なす漬」は大阪府Eマーク食品の第1
号に認定されている。大阪府Eマーク食品とは、素材・製法ともに地元”大阪”にこだわったつくられ
た食品のことである。
◎素材・・・大阪府内産の原料を使用(昆布だけは北海道産指定)。
◎品質・・・食味・食感・色沢・香味などを点検している。
◎製法・・・府内工場で地域の文化や技術にこだわりをもってつくられている。
3つのEとは・・・
・優れた品質(Excellent Quality)
・正確な表示(Exact Expression)
・地域と環境の調和(Harmony With Ecology)
3つの「E」は上記の英語の頭文字を食品の「品」の字に図案化したもので「良い品[イイシナ]」で
あることを表す。全国統一の認証マークである。都道府県が品質や表示について認証基準を設定
し、審査を通った食品にEマークが付与される。
○ISU世界フィギュアスケート選手権2014(さいたまスーパーアリーナ、2日目)
11:30~ペア(フリー)
14:45~ペア表彰式
15:35~女子シングル(ショートプログラム)
□杷木神社春大祭(福岡県朝倉市・杷木[はき]神社)
春先の祭りの一環として行われる。色のついたさらしを竹につけて神社の周りで叩く「けんかばた」
、「おこたり」と呼ばれる行列、獅子舞の奉納などが行われる。
□鎌数の神楽(千葉県旭市・鎌数伊勢大神宮、3月27~28日)
1756年から続き、五穀豊穣、平穏を祈願して、12座の神楽が奉納される。昭和40(1965)年
県の無形文化財に指定されている。
□千躰荒神春季大祭[せんたいこうじんしゅんきたいさい](東京都品川区・海雲寺)
荒神様は江戸時代より台所の神様、防火の神様として信仰されている。毎年3月と11月に御開
帳が行われる。この千躰荒神王に御利益を頂くため家内安全、火災消除、商売繁盛を祈願し大
護摩が修行される。境内や門前の旧東海道にはいろいろな露店が並び賑わう。
◇お吉祭り[おきちまつり](静岡県下田市、宝福寺ほかお吉ケ淵)
「唐人お吉」の命日に行われる供養祭。地元衆による踊りや語りを披露する。農産物・海産物の青
空市も開催。唐人お吉とは幕末のアメリカ駐日総領事ハリスの侍妾。本名斎藤きち。十一谷義三
郎の小説『唐人お吉』で有名となる。
※京都表千家利休忌
千利休の祥月命日は旧暦2月20日であるが、表千家家元では、ひと月送りにして、新暦3月27
に利休忌が催されている。利休忌というのは、利休の流れを汲む門弟たちが一堂に集まって、利
休の画像などを掛け、先ず茶湯[ちゃとう]をして利休に茶を供え、一同で薄茶をいただき、利休の
遺徳を偲ぶ行事である。表千家の利休忌では、7代目如心斎が制定された「七事式」の中、「廻り
花」「茶カブキ」などを行い、互いに茶の湯の修練に励む有意義な行事となっている。
廻り花というのは、連客と亭主が、代わる代わる花を入れて楽しみ、また、花を入れる修練をする
式法である。
また、茶カブキというのは、連客が亭主の立てる”試み茶”を味わったあと、”試み”に無い客茶を入
れた何服かの茶を飲み分けて、茶を飲みあてる、闘茶に似た遊びを含む方法である。
※赤彦忌
歌人・島木赤彦[しまきあかひこ]の1925年の忌日。
「夕焼け空焦げきはまれる下にして氷らんとする湖[うみ]の静けさ」『切花』
○絵本週間(3月27日~4月9日)
「国際こどもの本の日」(4月2日)を挟んだ2週間。
ショウジョウバカマ(猩々袴) Japanese hyacinth/oriental swamp
【花言葉】「希望」
【概要】
ショウジョウバカマ(猩々袴、学名:Helonias orientalis=Heloniopsis orientalis)はユリ科
ショウジョウバカマ属の多年草。北海道~本州、四国、九州の山地の小川沿いや水分の多い傾
斜地などに自生。海外では朝鮮半島、サハリンにも分布。
和名の由来は、紅紫色の花を中国の伝説上の生き物ショウジョウ(猩々)の顔に、地面を放射状
に這うように広がる葉をその袴に見立てたという悦や、花の色が猩々の赤い髪や緋色の袴の色
に似ているところから名付けられたなどの諸説がある。
属名のHeloniopsisは「Helonias(ショウジョウバカマ属)+opsis(似る)」が語源で、「ショウジョ
ウバカマ属に似た」という意味。種小名のorientalisは「東洋の」という意味。
【特徴】
草丈10~30cm。根生葉はロゼット状に多数付き、倒披針形(へら形)で鋭頭、長さ7~20cm、
幅1.5cm~4cmあり、表面は艶があり、両面無毛、全縁、冬も枯れないで残る。しばしば葉の先
に不定芽(小苗)ができる。
花期は低山では3~4月であるが、高山では雪渓の溶けた後の6~7月になる。根生葉の間から
高さ10~30cmで数個の鱗片葉を付けた花茎が立つ。茎頂に短縮した総状花序に数個の花を
横向きに付ける。花柄は長さ7~10mm、後に伸びて30mmもなる。花被片は6個あり、線状倒
披針形、花柄との間が少し膨れ、長さ10~13mm、花の色は淡紅色~濃紅色で、白色のものも
ある。基部はやや膨らみ花後も緑色になって残る。雄蕊は6個で、花糸は花被片と同長かやや長
い。葯だけ花被片より長い。葯は長さ2.5mm、紅紫色。花柱は花被片より長く、頭状。花茎は果
期に伸長して長さ50~60cmに達する。果実はさく果。宿存の花被があり、上を向き、3耳があり
、胞間裂開する。種子は線形で両端に糸状の付属物が付く。長さ5mm。
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・花咲き始めは雌蕊の柱頭が飛び出た雌性期
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・開花すると雄蕊が伸びて雄性期
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・花茎の鱗片葉
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・根生葉の中心から花茎が立つ
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・果実は3つに分かれる
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・裂開した果実
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・種子
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【詳しい育て方】
■主な作業
葉水・打ち水:7~9月の暑く乾燥する期間は、湿度を保ち、葉が傷まないようにするために行う。
打ち水は株の周囲に1日1回水をまき、葉水も1日に1回霧吹きで水をかける。
■栽培環境
鉢植えは午前中は日向で、午後からは明るい日陰になる場所か、一日中明るい日陰で栽培する
。日射しが強くなる6~9月上旬は50~60%の遮光下に置き、日焼けや高温障害を防ぐ。冬は
北風にさらされないような場所に置く。積雪地なら雪の下に埋めても大丈夫である。
庭植えは落葉樹の下などが好適である。乾燥の激しい場所は避ける。鉢植え用の用土を客土し
て植える。
■水遣り
鉢植えは表土が乾いたら十分に水を与える。
庭植えは、よほど晴天が続き乾燥しない限り必要ない。
■肥料
植え替えの際に元肥としてリン酸とカリウムが多めの緩効性化成肥料を、5号鉢で1つまみ施す。
3~9月に、月2~3回、草花用の液体肥料を1500~2000倍に薄めて施す。液体肥料は3~
5月はチッ素主体のもの、6月以降はリン酸とカリウムが主体のものを施す。真夏の時期は3000
倍程度に薄めたほうが無難。
■用土
赤玉土小粒(または桐生砂小粒)1:軽石小粒1:硬質鹿沼土小粒1の配合土で植える。少し乾き
すぎるようなら、軽石の配分を減らすか、山ゴケかヤシ殻チップの細かいものを用土に混ぜる。
■植え付け・植え替え
植え替えの適期は5~6月。鉢植えは1年おきに植え替える。庭植えは3~5年に1回掘り上げて
、株を整理し、植え直す。寄せ植えや盆栽仕立てにするために、秋や冬に植え替える場合は防霜
シートなどで保護しておく。
■ふやし方
葉挿し:栄養状態がよく、大きく育った株の葉の先端からは、新芽(不定芽)が出てくる。葉の先端
に薄く水ゴケなどを被せてピンで押えておく。
タネまき:5月に実ったタネをとりまきする。タネは寿命が短く、保存できないので、タネをとったら
直ちにまく。タネまき用土は親株と同じで問題ないが、山ゴケかヤシ殻チップの量をほんの少し多
くして、安定した湿り気を保てるようにする。
■病気と害虫
病気:ほとんどない。
害虫:ナメクジ
ほとんどないが、新芽の展開時にナメクジの食害を受けることがある。
■まとめ
水切れさせないように気を付ける
年間を通して半日蔭の場所で育てる
植え替えは花後に行う