記念日・年中行事
○靴の記念日
日本靴連盟が1932年に制定。 1870年のこの日、西浦勝三が東京・築地入舟町に日本で初め
ての西洋靴の工場「伊勢勝造靴場を開設した。
陸軍の創始者・大村益次郎の提案によるもので、輸入された軍靴が大きすぎたため、日本人の足
に合う靴を作る為に開設された。
○万国博デー
1970年のこの日、前日開幕式が行われた大阪吹田市千里丘陵の「日本万国博覧会(大阪万博
)」の一般入場が開始された。
○オリーブの日
香川県・小豆島の「オリーブを守る会」が1970年に制定。
1950年のこの日、昭和天皇が小豆島でオリーブの種をお手撒きされた。
○「会いに走れ。」記念日
卒業や就職など、別れと旅立ちと出会いのある3月中旬。大切な人を思い出し、走って会いに行
く決意を促そうと、世界的なシューズメーカー、ニューバランスの日本での展開をする株式会社ニ
ューバランスジャパンが制定。2012年のこの日からさまざまなキャンペーンを展開する。
○マイコの日
マイナビ派遣のキャラクターであるマイコ。その誕生日の3月15日に因み、株式会社マイナビが
制定した。3月(マーチ)と15日をイコと読む語呂合わせにもなっている。働くすべての女の子の
代弁者マイコのシュールな4コママンガをウェブで展開して支持を集めている。
▲世界消費者権利デー
国際消費者機構(CI)の消費者運動の統一行動日で、1983年から実施。
1962年この日、ケネディー大統領が「消費者には権利がある」との一般教書を発表した。ケネデ
ィーが提唱した権利とは「安全である権利」「知らされる権利」「選択できる権利」「意見を反映させ
る権利」で、「消費者4つの権利」という。
その後、1975年、フォード大統領が「消費者教育を受ける権利」、1980年にはCIが「生活の基
本的ニーズを保障される権利」「救済を求める権利」「健康な環境を求める権利」を追加し、「消費
者8つの権利」と呼ばれている。これらの権利は、2004年施行の「消費者基本法」にも明記され
て、日本国内における消費者が持っている権利であることが明文化された。
消費者の権利確立・拡大へ向けて、世界でさまざまなイベントやキャンペーンが実施されるが、日
本では目立った取り組みはされていない。
○サイコの日
「サスペンスの神」とうたわれた映画監督ヒッチコックの最大のヒット作にて、後世の映画に多大な
影響を与えた映画『サイコ』を讃え、2013年4月5日に公開の映画『ヒッチコック』の配給元、20
世紀フォックス映画が制定。映画『ヒッチコック」は「サイコ」の制作の舞台裏から成功に至るまでの
道のりと、ヒッチコック監督と彼を支えた映画編集者にして脚本家、そして妻であったアルマの知
られざる物語を描いた感動作。日付は3と1と5で「サイコ」と読む語呂合わせから。
◇2月ウマチー[ニングヮチウマチー]
ウマチーとは沖縄方言で「お祭り」のこと。2月ウマチーは旧暦2月15日に行われる麦の初穂儀
礼で、麦の実ったことを感謝し、祝う祭り。麦の穂を仏壇や拝所などに供え、豊作と家族一門の無
病息災を祈願し、村落で豊穣を祈願したそうだが最近はこの行事も廃れつつある。なお粟国島
[あぐにじま]では「初穂祭」、渡嘉敷島[とかしきじま]では初穂花などという。
○こころの健康づくり週間(3月15日~3月21日)
厚生省(現在の厚生労働省)が2000年に制定。
○2014FIFA U-17女子ワールドカップ(3月15日~4月5日)
コスタリカで開催される予定の第4回目のFIFA U-17女子ワールドカップである。日本はグルー
プCで、初戦はパラグアイとの対戦で3月16日14:00(現地時間)キックオフ。
○世界カーリング選手権女子大会(3月15日~3月23日)
カナダのニューブラウンシュイバク、セント・ジョンで行われる。出場チームはカナダ・中国・チェコ・
デンマーク・ドイツ・韓国・ラトビア・ロシア・スコットランド・スイス・スウェーデン・アメリカの12か国
である。
○第86回選抜高等学校野球大会 組み合わせ抽選会
○第14回浜松がんこ祭(3月15日・16日)
全国から集まった学生や愛好者のチームがよさこい踊りを披露する。「よさこい祭り」といえば、鳴
子を持って踊るのが定番であるが、「がんこ祭」は楽器であれば何でもOK!という浜松版特別ルー
ル。音楽の町。楽器の街浜松ならではの、参加型のお祭り。今回は104チーム薬4400名が参
加予定。各チームの踊りを審査し、祭りの最後に最優秀チームの演舞と総踊りで盛り上がる。
□豊年祭(愛知県小牧市・田縣[たがた]神社)
田縣神社には五穀豊穣、万物育成の神である御歳神と子宝安産の神である玉姫命がお祀りされ
ている。「豊年祭」は古くから行われている神事で、毎年新しく奉製される大男茎形を厄男たちが
神輿に担ぎ神社に奉納する。
□御田植神事(奈良県奈良市・春日大社)
五穀豊穣を祈願する春の祭り。11:00~田主などによる田作りの所作、その後、神楽男の歌や
楽器に合わせて、八乙女による田植舞が行われる。
□権現さん(御田植え)(福岡県みやま市・日子神社(長田))
豊作を祈願する、女装した男児が舞を奉納する行事。カビの生え具合で農作物の作況を占う「お
かゆだめし」も行われる。10時~。
□御粥祭(おかゆさん)(佐賀県みやき町・千栗[ちりく]八幡宮)
「お粥試し」は、千栗八幡宮創建以来行われてきたという粥占いの神事。2月26日、社家伝来の
秘宝で炊いたお粥を神器の金鉢に盛り、箸を東西南北十文字に渡し、筑前・筑後・肥前・肥後の4
カ国に国分けし神殿に納め、3月15日の早朝一般に公開する。粥の表面に出たカビの変化を見
て1年間の天候や農作物の出来具合、地震、大風、火災、流行病などを占う。
□例祭(めぐみ廣田の大祭り)萬灯籠(兵庫県西宮市・廣田神社、3月15~16日)
□涅槃会[ねはんえ]
仏教の祖・釈迦が亡くなったとされる釈迦入滅の日。各寺院で釈迦の遺徳を偲ぶ法会が行われ
る。元々は旧暦の2月15日だったが、明治以降は月遅れの3月15日に行う寺院もある。
□涅槃会及びお松明式(京都市右京区・清涼寺)
10時~護摩焚き、15時~護摩木厄除祈願、19時~涅槃会の法会、20時~提灯行列の後、松
明に点火する。火の燃え方で豊作を占う。20時30分ごろ終了。狂言も行われる。
□足摺山ねはん祭り(高知県土佐清水市・金剛福寺)
本尊の開帳、護摩焚きが行われる。11時から法要。
□涅槃会・特別拝観
毎年、国宝、重文の寺宝を公開。縦12m、横6mの涅槃図が公開。釈迦入滅の法要は8時から
30分。公開は14・15日は9時~15時30分、16日は9~15時。
ワスレナグサ(勿忘草) forget-me-not
【花言葉】「私を忘れないで」「真実の友情」「誠の愛」
【概要】
ワスレナグサ(勿忘草、忘れな草)は、広義にはムラサキ科ワスレナグサ属の種の総称。狭義に
はワスレナグサ属の一種、シンワスレナグサ(学名:Myosotis scorpioides)の和名。
ただし、園芸界でワスレナグサとして流通しているのはノハラワスレナグサ(M.alpestris)、エゾ
ムラサキ(M.sylvatica)、あるいはそれらの種間交配種で、シンワスレグサ(ミオソティス・スコル
ピオイデス)は、鑑賞用としては敬遠される。
ワスレナグサ(勿忘草)は、「私を忘れないで」という意味の英語名「forget-me-not」、ドイツ名
「Vergissmeinnicht」の訳である。
ドイツの悲話に騎士ルドルフが恋人ベルタのためにドナウ河畔に咲くこの花を摘もうとしたが、足
を滑らせて水中に消え命を落とした。その時ルドルフが言った「私を忘れないで」という言葉をベル
タは一生忘れず、この花を一生髪に飾り続けたという伝説がある。
葉から茎まで軟毛に覆われており、属名のMyosotisは、そうした葉の様子(細長く多毛で柔らか
い)が、ネズミの耳に似ていることに由来する。ギリシア語の「myos(二十日鼠)+otis(耳)」が
が語源である。種小名のscopioidesは「サソリの尾に似た」という意味で、花序がサソリの尾のよ
うに曲がっていることに由来する。原産地はヨーロッパで、日本では観賞用に栽培され、逸出した
ものが野生化し、北海道、本州の中部地方、四国などに分布し、湿地などに生える。
英名はtrue forget-me-not/water forget-me-notで、ヨーロッパ産の基本種。
【特徴】
ミオソティス・スコピオイデス(M.scopioides)
多年草で、草丈は20~50cmで、茎や葉には灰白色の軟毛が生える。葉はへら形で互生する。
花径5~10mmくらいの花を次々と咲かせる。花冠は5つに裂けて横に開く。花の色は青紫で、
喉の部分が黄色い。園芸品種には花の色がピンクのものや白いものもある。花の後にできる実は
分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/6/60/Myosotis_palustris_a1.jp
http://www.tcp-ip.or.jp/~jswc3242/000/659.jpg
ミオソティス・アルペストリス(M.alpestris)
アルペストリスは「亜高山の」の意で、自生地に由来する。英名はalpine forget-me-not、和名
はノハラワスレナグサ。花色は薄青色、鮮青色。
http://art8.photozou.jp/pub/33/110033/photo/18513483.jpg
ミオソティス・シルヴァチカ(M.sylvatica)
ヨーロッパ~アジア原産。和名エゾムラサキ。性質は丈夫で日本にも野生化したものが見られる。
この仲間では草丈が高くおよそ50㎝に達する。花はブルーで、中心に青い目が入る。園芸品湯に
白花やピンク花がある。
http://art46.photozou.jp/pub/78/182078/photo/79352322.jpg
園芸品種
’ブルームッツ’ Myosotis cv.
草丈30~40cmの高性種で切り花に向く。
http://grasses.partials.net/blog/files/01_myosotis_alpestris01.jpg
’ミオマルク’ Myosotis cv.
ほかの品種に比べ花が大きく、栄養繁殖系で、ポット苗で流通する。
http://ozaki-flowerpark.co.jp/wp-
content/uploads/5a85f96ed692471b117de1b588839efe-m.jpg
【詳しい育て方】
■主な作業
花がら摘み:タネが付きやすいので、花が咲き終わったら花茎の付け根から切り取る。
■栽培環境
風通しの良い日向で、水はけと水持ちの良い場所で育てる。水辺を好むが、花壇で水はけが悪い
と腐れやすくなる。また、根は比較的浅く張るので、植え付けが遅くなった場合は、霜柱に持ち上
げられないよう、べたがけ用の不織布などで霜除けを施す。日当たりを好むが、花付き苗を植え
付ける場合は半日蔭となる場所でも開花する。
■水遣り
水切れを嫌うので、鉢土の表面が乾いてきたらたっぷり水遣りする。冬や庭植えでもよく乾くときは
水遣りする。
■肥料
元肥として緩効性化成肥料を土に混ぜておく。その後は生育中にリン酸分とカリ分が多い液体肥
料を施す。肥料が多過ぎると花付きが悪くなるので、生育具合を見て施す。
■用土
水はけと水持ち、通気性がよい土が適している。市販の草花培養土を利用するか、赤玉土6:腐
葉土4の配合土を用いる。
■植え付け・植え替え
種から育てる場合は、秋にタネを直まきするか、ポット苗で冬越しさせて、春に植え付ける。秋にポ
ット苗を入手した場合は早めに植え付ける。株は横に広がるので20~30㎝間隔で植え付ける。
■ふやし方
タネをまいてふやす。9月上旬~10月下旬(寒冷地では春)にタネをまく。タネはやや発芽しにくい
ので、半日ほど水につけておく。暗発芽種子なので、2~3㎝覆土をする。本場が3枚程度になっ
たら、早めに根を切らないように移植して育てる。こぼれダネでもふえる。
■病気と害虫
害虫:アブラムシ
春、風通しなど悪いときにアブラムシが発生する。風通しをよくして、見つけ次第駆除する。
病気:灰色カビ病
湿度が高く、葉についた水分がなかなか乾かない時に、灰色カビ病が発生することがある。風通
しをよくして、傷んだ葉や花は早めに摘み取って予防する。
■まとめ
寒さに強いが寒風に弱い
冬の乾燥期の水遣りに注意
横に広がっていくので植え付け間隔は十分とる