記念日・年中行事
○カチューシャの歌の日
1914年のこの日、島村抱月と松井須磨子が起こした芸術座が、トルストイの『復活』の初演を行
った。この中で歌われた「カチューシャの歌」が大流行した。
https://www.youtube.com/watch?v=TiMpE83f8GM
https://www.youtube.com/watch?v=UFyEGSbEXOc
◇春のお茶会(奈良県桜井市・安倍文殊院)
智水会の先生が文殊様のためにお茶会を開く。智水会とは裏千家・表千家など各流派の先生の
集まり。一般者も当日2000円の券購入の上、参加可。
○ISU世界フィギュアスケート選手権大会2014開幕(埼玉県さいたま市中央区・さいたまス
ーパーアリーナ、3月26日(水)~30日(日))
【1日目】3月26日(水)
11:00~ペア(ショートプログラム)
14:45~氷上オープニングセレモニー
15:35~男子シングル(ショートプログラム)
※楽聖忌
1827年のこの日、ドイツの作曲家ベートーベンがウィーンの自宅で亡くなった。多くの交響曲を
作曲し、「楽聖」と呼ばれた。
3日前、甥のカールを唯一の相続人とするように遺言書を補足し、「諸君、拍手をし給え。喜劇は
終わったのだ」という有名な言葉を呟いた。
29日の葬儀には2万人の市民が参列し、宮廷歌手が棺を担いでフンメルら弟子たちがそれに続
いた。しかし、数々の献呈され交際のあった貴族たちは誰も出席しなかった。
※犀星忌
小説家・詩人の室生犀星[むろうさいせい]の1962(昭和37)年の忌日。
不遇な少年時代から詩作に耽り、抒情詩人として名声を得た後、『性に目覚める頃』『杏っ子』など
の作品を発表した。故郷・金沢の大東寺にその墓がある。
※鐡幹忌
歌人・詩人で与謝野晶子の夫の与謝野鐡幹[よさのてっかん]の1935(昭和10)年の忌日。
「人を恋ふる歌」
https://www.youtube.com/watch?v=iZawJIPucBY
ケマンソウ(華鬘草) bleeding heart
【花言葉】「魅惑する勇ましさ」「従順」「恋心」「失恋」
【概要】
ケマンソウ(華鬘草、学名:Dicentra spectabilis)はケシ科コマクサ属の多年草。原産地は中
国(華北省、四川省など)、朝鮮半島で、山地に生える。日本には15世紀の初め頃(室町時代)
に入って来たと言われている。ケマンソウの名前は花を寺院のお堂を飾る装飾品「華鬘[けまん
]」に見立てて付けられた。長くしなるような花茎を釣竿に、ぶら下がるように付く花を鯛に見立て
て「タイツリソウ[鯛釣草]」に別名でも親しまれている。
ケマンソウの仲間であるコマクサ属は東アジアと北アメリカにおよそ19種が分布し、日本では高
山植物として親しまれているコマクサ(駒草、Dicentra peregrina)1種が自生する。
属名のDicentraはギリシア語の「dis(2)+centron(距)」が語源で、2枚の花弁に距が飛び出
していることに由来する。種小名のspectabilisは「美しい」という意味である。
英語名「bleeding heart(血を流す心臓)」、ドイツ語名「tranendes Herz(涙を流す心臓)」、フ
ランス語名「coeur-de-Jannette(ジャネットの心臓)」「coeur-de-Marie(マリーの心臓)」、中
国名「荷包牡丹[フェ゛ァバオムーダン](きんちゃくぼたん)」。
【特徴】
草丈は30~60㎝程になり、葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小葉に分かれた形)が羽状に3
つに深く裂け(2回3出羽状複葉)、互生する。小葉は細裂する。葉は緑白色を帯びる。
開花期は4~6月で、茎先に長い総状花序(柄のある花が花茎に均等に付く)を出し、ハート形を
した白やピンクの花を垂れ下げて付ける。花径は3㎝くらいである。花弁は4枚で外側の2枚はハ
ート形、内側の2枚は先が突き出る。萼片は2で、早く落ちる。9月頃に地上部が枯れて休眠に入
る。
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/8/82/Dicentra_Spectabilis.jpg
http://11.pro.tok2.com/~syoutarou23/kemansou.jpg
・葉
http://www.fukuoka-edu.ac.jp/~fukuhara/keitai/pict/kemansou_ha1.jpg
【主な原種・園芸品種】
’アルバ’(Dicentra spectabilis 'Alba`
白花。イギリスの庭園で実生されたものから出現した。
http://coppicegarden.nk-tech.jp/goods_image/A4004_I1.jpg
’ゴールド・ハート’(Dicentra spectabilis 'Gold Heart')
葉が鮮やかな黄色。午前中よく日に当てると色が冴える。色は次第に褪せ、普通のものより少し
薄い程度になっていく。
http://pds2.exblog.jp/pds/1/201204/26/70/f0191870_8205544.jpg
ディセントラ・マクランサ(Dicentra macrantha)
草丈60~150㎝、花は乳白色~淡黄色で長さ5~7㎝にもなり、3~10輪まとめて付く。中国南
西部原産。
http://www.archeauxplantes.org/shangrila/photos/mic_0704.jpg
http://mailorder.crug-farm.co.uk/images/dicmacth.jpg
ディセントラ・スカンデンス(Dicentra scandens)
蔓性で長さ2~3mになる。花は淡黄色で長さ約2㎝、10輪前後が穂になって咲く。ヒマラヤ東部
~中国南西部、インドシナ北部、スリランカに分布する。
http://www.kerneliv.dk/277-thickbox/dicentra-scandens-slyngende-
【詳しい育て方】
■主な作業
花が満開になって最初に咲いた花が枯れてきたら花茎ごと切り取る。切り取った花は花瓶などに
さして切り花と楽しむ。あまり長い間花を付けておくと栄養がそちらに取られてしまうので、早め
に切り取るのがコツである。
■栽培環境
午前中は日向で、午後は明るい日陰になる場所か、一日中明るい日陰の場所でで栽培する。日
射しの強い5月中旬~9月上旬は50~60%の遮光をして、葉焼けや高温障害を防ぐ。暑すぎ
る場所では、夏を待たず地上部が枯れて早く休眠に入ってしまう。冬は北風にさらされないような
場所に置く。庭植えにする場合は落葉樹の下などが好適で、やや湿った場所に植え付ける。10
~20㎝土を盛ってから植えると生育がよくなる。
■水遣り
表土が乾き始めたら十分に与える。庭植えの場合も同様。
■肥料
植え替えの際に、リン酸とカリウムが多めの緩効性化成肥量を5号鉢相当等の株で3つまみ施
す。3~9月は週に1回、草花用液体肥料を1500~2000倍に薄めて施す。真夏の間は3000
倍程度にした方が無難。地上部が休眠した場合は必要ない。庭植えも同様である。
■用土
腐植質の多い水はけのよい土であれば土質は選ばなない。赤玉土小粒7:腐葉土3の配合土の
ほか、市販の草花培養土でもよく育つ。
■植え付け・植え替え
植え替えは毎年、あるいは1年おきに行う。適期は芽が出る直前の2月~3月上旬。その際、太い
ゴボウ根は傷つけないように注意する。
■ふやし方
株分け:植え替えと同時に行う。古くなった根茎を自然に分かれる部分で分ける。根茎が繋がっ
ていても、それぞれの芽に十分根が付いているのなら、ナイフで切り分けても問題ない。その場合
、切り口に癒合剤や殺菌剤を塗って保護する。
■病気と害虫
病気:ほとんどない。
害虫:ヨトウムシ、アブラムシ
ヨトウムシは主に晩春~初夏と、初秋の2回を中心に発生する。温暖な都市部では1年中見られ
ることもある。見つけ次第補殺する。
アブラムシは春に、新芽や蕾に付く。見つけ次第薬剤を散布して駆除する。
■まとめ
夏~冬は地上部が枯れる
植え替えの際太い根を折らないように
夏はできるだけ涼しくする。暑すぎると生育が鈍る