記念日
○漫画週刊誌の日
1959年のこの日、日本初の少年向けの漫画週刊誌『少年マガジン』『少年サンデー』が発刊され
た。当時は読み物中心で漫画は少しか載っていなかった。
講談社発行の『少年マガジン』は1冊40円で、表紙は朝汐、小学館発行の『少年サンデー』は30
円、表紙を飾ったのは長嶋茂雄だった。今年は55周年である。
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□早池峰神社蘇民祭(岩手県花巻市・早池峰[はやちね]神社)
厄除け、無病息災、五穀豊穣を願い、裸の男たちが雪の境内で蘇民袋を奪い合う勇壮な祭り。袋
の中には十二支の焼印のある駒が365個入っている。男たちが袋を押し合いながら参道を下り、
参道入り口の鳥居のゴール地点で袋の口を押えている人に駒が与えられる。
□浅草観音示現会、浅草神社神輿本堂堂上げ・堂下げ(東京都台東区・浅草寺、浅草神社
3月17日:18:00~19:30 3月18日:9:30~12:30)
宮戸川(現在の隅田川)から浅草寺の本尊観世音菩薩が出現したとされる推古天皇36(628)
年3月18日を記念し、「示現会」が行われる。1日目の夕刻に、浅草神社にて神職霊入れの儀が
斎行された後、本社神輿3基が氏子衆により浅草寺へ向けて出発する。松明で照らされた浅草
寺本堂外陣に「堂上げ」された神輿は一夜奉安される。2日目の午前に、本堂外陣に納められた
御神体が本堂より「堂下げ」され、浅草寺境内に安置された後、夕刻に浅草神社に還御される。
□奉射祭(長野県安曇野市・穂高神社)
社殿から神楽殿の的を射て吉凶を占う。15時~。神職が大的に弓矢を射る。12本の矢の的中
により一年を占う。安曇野に春を告げる祭。
□藤守の田遊び(静岡県焼津市・大井八幡宮)
1000余年の伝統を持つ「藤守の田遊び」は、開墾や田植えから刈り入れまでの稲作の過程を2
5番の舞楽につづる。この行事は当日の18~23時ころまで地元保存会の青年によって華やか
に舞われる。
□不断桜供養会(三重県鈴鹿市・子安観音寺)
観世流謡曲「不断桜」が謡われる。
□延年祭(京都府伊根町・浦嶋神社)
長寿・五穀豊穣・豊漁・商売繁盛・諸業繁栄・家内安全・延命息災・招福を祈願する延年祭は、別
名「福棒祭)とも呼ばれ、籤で福棒を引き当てた人は願いが叶うとされている。また、祭りの最後に
は華やかな衣装をまとった狂言師による「翁三番叟」が奉納される。
□セント・パトリック・デー(聖パトリックの祝日・緑の日)
アイルランドの守護聖人であるセント・パトリックの聖名祝日。アイルランドの国花・三つ葉のクロー
バーがシンボル。これは聖人が三位一体を説くときにクローバーを用いたことに由来する。
聖パトリック(Saint Patrick)は英語名、パトリキュース(ラテン語:Patricuis、387?~467年3
月17日)はアイルランドにキリスト教を広めた司教(主教)。アイルランドの使徒と呼ばれた。アイ
ルランド語ではPádragと綴り、ポーリクなどと発音する。
彼は讃美歌の作者としても知られ、365の教会を建て、12万人が回心したと伝えられている。
シャムロック(shamrock;マメ科のクローバー、ウマゴヤシ、カタバミなど、葉が3枚に分かれてい
る草の総称)を手に『三位一体』を説いたため。シャムロックは彼のシンボルとなった。アイルラン
ド語でクローバーを意味のseamairまたは、若い牧草を意味するseamrógを、似た発音で読める
ように綴ったものである。アイルランドで432年頃に聖パトリックは『シャムロックの葉が3つに分
かれているのは「三位一体」を表しているのだ』と説明し、キリスト教の布教に利用した。
※月斗忌
俳人・青木月斗[あおきげっと]の1949年の忌日。
「元旦や暗き空より風が吹く」
「夕凪や沖に帰帆のつまりゐる」
「重陽の天晴れ菊の白きかな」
※薔薇忌
小説家・評論家の塩月赳[しおつきたけし]の1948年の忌日。太宰治の『佳日』のモデルで、塩
月の死の3か月後に太宰が入水自殺した。評論集『薔薇の世紀』から「薔薇忌」と呼ばれる。
○太陽の週間(3月17日~23日)
「太陽の日」=「春分の日」を含む1週間。
サンシュユ(山茱萸) Japanese cornel
【花言葉】「持久」「耐久」「剛健」
【概要】
サンシュユ(山茱萸、学名:Cornus officinalis)はミズキ科ミズキ属の落葉小高木。中国及び朝
鮮半島の原産地に分布する。江戸時代享保年間に朝鮮経由で漢種の種子が日本に持ち込ま
れ、薬用植物として栽培されるようになった。観賞用として庭木としても利用されている。
漢名「山茱萸」の音読みが和名の由来。シュユ(茱萸)とはゴシュユ(呉茱萸)の別名と言われ、シ
ュス(茱萸)と読んだだ場合は、サンショウ(山椒)の実を意味する。また、ユ(萸)とは国訓でグミ
(茱萸、胡頽子)を意味し、果実の様子からサンシュユ(山茱萸)の名がついたと考えられる。
早春、葉が付く前に木一面に黄色い花を付けることからハルコガネバナ(春黄金花)、秋のグミの
ような赤い実を珊瑚に例えてアキサンゴ(秋珊瑚)とも呼ばれる。
属名のCornusはラテン語の「cornu(角)」が語源で、材質が堅いことから来た。種小名
officinalisは「薬用の」という意味である。
【特徴】
樹高4~15m、樹皮は帯褐色で、鱗片状に剥がれる。皮が剥がれた後は、淡褐色で細かい縦縞
がある。成木になると剥がれる前はボロボロ、剥がれた後は赤むけ、の特徴ある樹皮をしている。
葉は対生し、葉身は卵状楕円形。葉面は有毛で、主脈の基部に褐色の毛が固まる。側脈は並行
脈。短い柄があり、先は尖る。葉縁には鋸歯がない(全縁)。
開花期は2~3月で、葉に先立って短枝の先に散形花序(枝先に1個ずつ花序が付く)を出す。1
つの花序には黄色い花が20~30個付く。花弁と雄蕊は4つ、雌蕊は1つである。
秋には楕円形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)が赤く熟する。
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・木肌
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・葉
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・花
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http://www.kagiken.co.jp/new/kojimachi/2009/20090308_yakuyou/flower/32lar
・実
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【詳し育て方】
■主な作業
サンシュユの花芽は短枝の先端に付き、長く伸びすぎた徒長枝には付かない。この長く伸びすぎ
た枝を短く切り戻して整えるのが基本の剪定である。長い枝を切り、短く太い枝を増やすことで花
付きもよくなる。枝分かれしている付け根から短い枝ごとバッサリ切り詰めてしまうと花芽ごと枝を
切り落とすことになり、花付きが悪くなるので気を付ける。株元から勢い良く伸びる枝は放っておく
横に張って場所を取るので早めに切り落とす。作業は落葉期なら随時可能である。
また、花後に新芽が伸び始めたら日光を遮るように混み合っている部分の枝や細くて弱い枝、枯
れ枝をもとから切利戻す。そうすることで内側の枝まで十分日光が当たるようになり生育、花付き
がよくなる(枝透かし、透かし剪定)。7~8月には翌年の春の花芽が形成されるので、それまでに
作業を終わらせる。
年を経て古くなった枝は全体を一回り小さくするような感じで数年に1度、花付きが悪くなった古枝
をもとから切り、新しい枝を出させて株の若返りをを図る。また、枝を切る際はできるだけ外芽(木
の外側に向かって伸びる芽)の上で切る。そうすることで枝が外に広がってその後の樹形が整う。
開花後~新芽が出る直前が適期。
枝が真横に近い方向に伸びる性質があり、放っておくと枝が張った大株状になり場所をとる。早め
に幹を1本ないし2~3本に整理してそれを樹形のメインとして育てる。
■栽培環境
日当たりの良い場所ほど花付きもよく花色も鮮やかになる。半日ほど日が当たれば十分育てられ
る。耐寒性は強い方なので東北地方より南の地域であれば屋外で植栽可能である。
■水遣り
地植えのものは一度根付いてしまえば特に水遣りの必要はない。鉢植えのものは、生育期に土
の表面が乾いたらたっぷり水を与える。ただし、花芽が形成される7月頃と落葉期はやや乾かし
気味に管理する。
■肥料
肥料は年3回が基本である。1月頃寒肥として骨粉と油粕を混ぜた有機質肥料を、花後と9月に
緩効性化成肥料を施す。また窒素分の多い肥料を与えると花付きが悪くなるので気を付ける。
■用土
水はけのよい土であれば特に土質は選ばず、普通の庭土なら問題なく育つ。
■植え付け・植え替え
植え付けは落葉期~開花まで中可能。粘土質など水はけの悪い土地の場合、水はけのよい新し
い土と入れ替えて木を植え付ける場所を山高にしてできるだけ排水性をよくする。植え付けた後
はぐらつかないように支柱を立てて固定する。
地植えの大株を他に移植する場合、予め根回しておき、翌年の2月頃行う。
■ふやし方
タネまきと接ぎ木でふやすことができる。
タネまきは秋に熟した果実を採り、タネを取り出して周りの果肉を取り除いてよく水洗いした後すぐ
にまく。すぐにまけない場合は湿らせた砂の上にタネを埋めて乾かさないように保存し、春にまく。
発芽までに時間係かかり、その後苗が生長して花が咲くまで更に年数がかかる。
接ぎ木はタネから2~3年育てた苗を台木として接ぎ木する。
・接ぎ木の仕方
http://yasashi.info/sako_006.htm
■病気と害虫
病気:うどんこ病
適地で育てている場合はあまり病害虫は見られないが、日当たりや風通しの悪い場所ではうどん
こ病が発生することがある。うどんこ病はカビの一種で白い粉を吹いたようになり、植物から栄養
を吸収したり、光合成を阻害したりする。発見次第薬剤を散布して防除する。
害虫:特になし
■まとめ
花芽は短い枝の先に付く
協剪定は避ける
たっぷりと日に当てて育てる
・透かし剪定