記念日・年中行事
○電気記念日
1878(明治11)年のこの日、東京・銀座木挽町に開設された電信中央局の開局祝賀会が虎の
門の工部大学校(現在の東京大学工学部)で開かれ、式場に50個のアーク灯が点灯された。こ
の日本初の点灯を記念して、日本電気協会が1955(昭和30)年に制定した。
○散歩にゴーの日
ユニチャームが2010年に、同社の高齢者向けの転倒時の怪我防止ガードルのPRのために制
定。「さんぽ(3)に(2)ごー(5)」の語呂合わせ。
○サガミのみそ煮込の日
愛知県名古屋市に本社を置き、和食麺類のファミリーレストランチェーンを展開する株式会社サガ
ミチェーンが制定。みそ煮込の美味しさを全国に知ってもらうのが目的。同社はみそ煮込を年間1
46万食販売しているという。日付けは3と25で「み(3)そ 煮込(25)」の語呂合わせから。
○ドラマティック・デー
1956年のこの日、プロ野球・巨人中日戦で、巨人の樋笠一夫が日本プロ野球史上初の代打
逆転サヨナラホームランを打った。
□御味噌埋式(秋田県潟上[かたがみ]市・東湖八坂神社)
東湖八坂神社の統人[とうにん]行事の一つ。2つの桶に詰めた味噌を境内の御味噌埋場の地下
約3mに埋める。参加者に豆の粉のおにぎりが振る舞われる。一年間に渡る諸祭事が統人によっ
て執り行われる。
□神忌祭[しんきさい](東京都江東区・亀戸天神社)
天神様とゆかりの紅、白梅を御霊代と見立てて、その前後に松明を捧げ持ち氏子青年や近隣の
子供たちの列が連なり、楽が奏でられる中、本殿より境内を巡行する。18時から。葬送式をかた
どるさまから「松明祭り」「葬式祭り」とも称されている。
□菜種御供大祭[なたねごくうたいさい](大阪府藤井寺市・道明寺天満宮)
菜の花が咲く時期に黄色く染めた団子をお供えする。10時~。お供えされた団子の授与(500
円)や骨董市や植木市なども開かれる。13時~稚児行列。菅公遺品の特別公開もある(大人50
0円、小人100円)。
□春祭(花の会)(兵庫県高砂市[たかさごし]・曽根天満宮)
祭神である菅原道真公の遺徳を偲んで行われる。盆栽展、生花展、書画展があり、お茶席も開
催される。境内には植木市が立ち、花の会と呼ばれる所以となっている。
□文殊お会式(奈良県桜井市・安倍文殊院)
年に一度の大祭で、3月25・26日のお会式[おえしき]は文殊様の御縁日。この日にお参りする
と、本堂前で参拝者全員に「お加持祈祷(僧侶により文殊様の知恵袋を頭に当てられ知恵を頂く)
を受けられる。両日とも16時30分に知恵の餅まきが行われ、境内には露店が多数出店する。
◇北野をどり(京都市上京区・上七軒歌舞練場、3月25日(火)~4月7日(月))
上七軒の春の恒例行事。歴史的風致形成建造物にも指定された歌舞練場は、和紙の緞帳[どん
ちょう]が魅力。第1部「花の千一夜」は舞踊を基本にし台詞を多用したストーリー性に富む舞踊
劇。第2部の純舞踊「上七軒俗曲集」は上七軒の芸妓から芸妓へと伝えられてきた中でも代表的
な曲で、ユーモアたっぷりの歌詞も聴きどころ。フィナーレは揃いの黒裾引き姿の芸妓と色とりどり
の衣装の舞妓が全員揃う恒例「上七軒夜曲」。芸舞妓さんのお点前が楽しめるお茶席もあり、毎
年好評を得ている。全日2回公演(13時30分~・16時~)。
◇こいのぼりの里まつり(群馬県館林市・鶴生田川ほか、3月25日(火)~5月9日(金))
市内の5つの会場で5000匹を超えるこいのぼりが泳ぐ。2005年5月には5283匹の掲揚数で
ギネス世界記録に認定された。メイン会場は、館林駅より歩いて20分のところにある鶴生田川
[つるうだがわ]で、これだけで4000匹以上のこいのぼりを掲揚している。
▲拘留中または行方不明のスタッフと連帯する国際デー(International day of
Solidarity with Detained and Missing Staff Members)
国際デーの一つ。世界各地で拘留中または行方不明の国連職員を讃え、早期の開放を求める
日。1985年のこの日、ベイルート(レバノンの首都)で国連情報センターのスタッフとジャーナリス
トが誘拐された。
▲奴隷および大西洋間奴隷貿易犠牲者追悼国際デー(International Day of
Remembrance of the Victims of Slavery and the Transatlantic Slave Trade)
2007年12月の国連総会で制定。国際デーの一つ。
□聖母マリアの受胎告知の祝日(聖母マリアのお告げの祝日、Lady Day)
天使ガブリエルが聖母マリアに救世主(メシア)の母となることを告げた受胎告知の日。
※蓮如忌
浄土真宗中興の祖・蓮如[れんにょ]上人の1499年の忌日。
バイカオウレン(梅花黄連) shunk cabbage
【花言葉】「二度目の恋」「忍ぶ恋」「情熱」「魅力」
【概要】
バイカオウレン(梅花黄連、学名:Coptis quinquefolia)はキンポウゲ科オウレン属の常緑多年
草。日本固有種で、本州の福島県以南と四国に分布し、山地帯から亜高山帯の針葉樹林の林床
や林縁に分布する。海外では台湾に分布する。
花の形がウメの花に似ているオウレンの仲間なので、バイカオウレンの名前がある。また、葉の
姿がウコギ(五加木)に似ているのでゴカヨウオウレン(五加葉黄連)の別名がある。
オウレン(黄連)は、多数のひげ根が黄色く連なるところから「黄連」と呼ぶようになった。オウレン
の古い和名は「カクマクサ(加久末久佐)」と言った。「カクマ」は「堅い」に通ずる語で「堅い根」を意
味し、「クサ」は「草」のことである。
属名Coptisはギリシア語の「coptein(切る)」が語源で、分裂した葉が由来と考えられる。種小
名quentquefoliaは「五枚の葉の」という意味である。
【特徴】
草丈は10~15cmくらい。細長い根茎は横に這い、地下で葡萄枝を出して繁殖する。
根出葉は鳥足状複葉で、小葉は5枚あり、倒卵形で光沢がありやや厚い。小葉は3中裂し、基部
は楔形で葉柄はほとんどなく、縁には鋭い鋸歯がある。
花期は2~3月。高さ4~15cmになる褐色の花茎を出し、1個の花を上向きに付ける。花径は1
2~18mm、白い花弁見えるのは萼片で5枚あり、倒卵形。花弁は蜜を分泌し、黄色で萼片より
小さい。果実は舟状の袋果で矢車状に開出し、袋果の長さ6~9mm、袋果の柄の長さは5~6
mmになる。
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/1/18/Coptis_quinquefolia_2.JP
・葉(5小葉の縁には鋭い鋸歯がある)
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/d/d1/Coptis_quinquefolia_3.JP
・花
http://farm5.staticflickr.com/4037/4419468367_b305574b31_z.jpg?zz=1
・果実(矢車状に開出する)
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/2/2a/Coptis_quinquefolia_5.JP
【詳しい育て方】
■主な作業
古葉取り:枯れたり、ひどく傷んだりしたは葉はその都度取って清潔にする。
冬囲い:寒さに強いが、乾燥した北風は嫌う。農業用の保護シートで覆うなどして、風を防ぐ。
■栽培環境
鉢植えは明るい日陰で育てる。空気の乾燥を嫌う傾向があるので、マンションの高層階などでは
風を抑え、湿らせた人工芝やマットの上に鉢を置いて湿気を保つ。
庭植えの場合は、落葉樹の下や空が見える程度に枝をすかせた常緑樹の下に鉢植え用土を客
土して植え付ける。水かけを確保できるように、15cmほど盛り上げたところに植える。
■水遣り
乾燥を嫌う。鉢植えは表土が乾き始めたら、鉢底から水が抜けるまで十分与える。湿り気を安定
させるために、底面給水にすると理想的である。山草鉢など乾きやすい鉢の場合は二重鉢にし
たり、砂床に埋めたりして乾燥を防ぐ。
庭植えの場合も、表土が乾き始めたら十分与える。
■肥料
庭植えは花後から4月まで2回、三要素等量の緩効性化成肥料を3号鉢で1つまみほど置き肥す
る。5~7月は月1~2回、リン酸とカリウムを多く含んだ液体肥料を2000~3000倍に薄めて
施す。庭植えの場合は、鉢植えと同様に施すか、花後の肥料だけ施す。
■用土
腐植土を含んだ山砂で植え付ける。細かいヤシ殻チップ(または粉砕した山ゴケ)、日向土(また
は軽石)小粒、桐生砂小粒、赤玉土小粒を等量混ぜて使う。用土は混ぜる前に篩によくかけ、日
向土や軽石、桐生砂はよく水洗いしておく。
■植え付け・植え替え
2~3年に1回、花後すぐか、新しい葉が生長を終えた後に植え替える。花後すぐに植え替えた場
合は防寒し、凍結で株が浮き上がり乾燥で傷んだりしないように保護する。
■ふやし方
株分け:植え替えの際に、株が自然に分かれるところで切り離す。小さく分けても育つが、生長が
遅くなるので、1株が10芽前後の塊になるように分ける。
タネまき:花後2か月ほどで果実が熟す。熟しても緑色のままで見た目は変わらないが、その頃
果実を振ると、細かいタネが零れ落ちるので、それを親株と同じ用土でとりまきする。タネは保存
できない。苗床は乾かさないように注意する。
■病気と害虫
ほとんどない。
■まとめ
水切れに気を付け、適湿にする
冬の霜、寒風で葉を傷めないようにする
肥料は花後~7月まで