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3月3日「上巳」 誕生花:モモ

2014-03-03 00:19:42 | 雑記

 記念日・年中行事

◇上巳、桃の節句

上巳(じょうし/じょうみ)とは、五節句の一つ。3月3日。旧暦の3月3日は桃の花が咲く季節

であることから、桃の節句とも呼ばれる。

古来中国では、上巳の日に川で身を清め不浄を祓う習慣があった。「上巳」は上旬の巳(み

:十二支の6番目)の日の意味であり、元々は3月上旬の巳の日であったが、古来中国の三

国時代の魏より3月3日に行われるようになったと言われる。

これが平安時代に日本に取り入れられた。桃の節句の起源は京の貴族階級の子女が、天

皇の御所を模した御殿や飾付けで遊んで健康と厄除けを願った「上巳の節句」が始まりとさ

れている。やがて武家社会でも行われるようになり、江戸時代には庶民の人形遊びと節句

が結び付けられ、行事となり発展していった。その後、紙製の小さな人の形(形代)を作って、

それに穢れをを移し、川や海に流して災厄を祓う祭礼になった。この風習は現在でも「流し

雛」として残っている。

沖縄では旧暦にそって行われ(2014年4月2日)、海浜に出かけ、手足を海水に浸して身

を清め健康を祈願する。また、ご馳走を持ち寄って浜辺で食べる。沖縄本島では「浜下り[ハ

マウリ・ハマオリ]」、宮古諸島では「サニツ」、八重山諸島では「サニズ」と呼ばれる。

◇闘鶏の節句

宮中では平安時代から旧暦の3月3日に闘鶏が行われていた。

◇雛祭り

女の子の健やかな成長を願う伝統行事。女の子のいる家庭では雛人形を飾り、白酒・菱餅

・あられ・桃の花等を供えて祀る。

上巳の日には人形に穢れを移して川や海に流していたが、その人形が次第に精巧なものに

なって流さず飾っておくようになり、雛祭りとして発展していった。

○桃の日

「桃の天然水」を発売する日本たばこ産業株式会社が1996年3月3日に制定。桃の節句と

「桃の天然水」をかけて3月3日を記念日としたもので、テレビCMた店頭のポスターなどでP

Rを努めている。

○平和の日

1984年の国際ペンクラブ東京大会で、日本ペンクラブの発案により制定され、翌1985年

から実施された。「女の子の健やかな成長を祈る雛祭りは平和の象徴である」という考えか

ら。

○女のゼネストの日

1997年から全国各地の実行委員会が実施。

男女共同参画社会を目指し、「男女平等基本法」制定を求めて女性が立ち上がる日。この日

が女の子の節句であることから、この日に実施することになった。

196年に来日したアイスランドのフィンドボガチル大統領の演説がきっかけになり制定され

た。アイスランドでは1975年と1985年に「女のゼネスト」を行い、何万人もの女性が仕事

を放棄して首都レイキャビクに集結し、これを契機に初の女性大統領が誕生した。

○金魚の日

日本観賞魚協会が制定。江戸時代、雛祭りの時に金魚を一緒に飾ったことから。

○耳の日

日本耳鼻咽喉科学会が1956年に制定。3月3日をミミと読む語呂合わせから1957年か

ら実施され、耳の衛生に付いての知識の普及、聴覚障害の予防・治療などの理解を深める

のが目的。ところで3月3日は、三重苦のヘレン・ケラーにサリバン女史が指導を始めた日で

あり、電話の発明者グラハム・ベルの誕生日でもある。

○耳かきの日

「耳の日」を馴染み深い耳用品の「耳かきの日」にもと制定したのは、神奈川県横浜市に本

社を置く耳かき具のトップメーカー株式会社レーベン販売。耳かき具を通じて、耳の衛生の大

切をアピールするのが目的。

○民放ラジオの日

日本民間放送連盟ラジオ委員会が2008年に制定。「耳の日」であることから。 

○オーディオブックの日

書籍を音声化し、耳を使って読書できるオーディオブック。いつでもどこでも読書の時間を持

つことが可能なこの文化を広めることを目的に、日本最大のオーディオブック配信サイト「Fe

Be(フィービー)」を運営する株式会社オトバンクが制定。日付はオーディオブックが耳で聴く

ものなので、3と3で「耳」の語呂合わせから。

○結納の日

全国結納品組合連合会が制定。結婚式の「三三九度」から。

○3x3の日

公益財団法人日本バスケット協会と総合スポーツマーケティング企業のクロススポーツマー

ケティング株式会社が「3x3(スリー・バイ・スリー)」の普及と発展を目的に制定。3x3とは国

際バスケット連盟(FIBA)がストリートなどで行われている3on3(スリー・オン・スリー)に正

式なルールを設け、競技種目に発展させたスポーツ。日付は3と3で「3x3」と読む語呂合わ

せから。

○サルサの日

ダンスの一つサルサの活動を行っている有限会社サルサホットラインジャパンが制定。303

→サンマルサン→サルサの語呂合わせ。

○三十三観音の日

全国各地の三十三観音霊場で作る「三十三観音ネットワーク会議」が2010年の発足会議

で制定。

○三の日

日本三大協会が1993年に制定。日本三大協会は、「三種の神器」「日本三景」等、日本で

古来より3で括ると安定すると考えられたのは何故か、等を研究している。

○ジグソーパズルの日

ジグソーパズルメーカー会が制定。

数字の3を組み合わせると、ジグソーパズルのピースに見えることから。

○美熊くん誕生日

茨城県つくば市に本社を置き、パチンコホールなどを経営する株式会社ジョイパックが制

定。自社のパチンコホール「ビッグマーチ」のキャラクター「美熊[びくま]くん」の誕生日。日付

はホールの屋号「ビッグマーチ」を訳すと3月になり、3が重なるぞろ目の日であることから。

この日にパチンコ、スロットなどを楽しんでもらうのが目的。

○ポリンキーの日

一口サイズの三角形で、サクサク軽い食感が特徴のスナック菓子ポリンキーの美味しさをP

Rするのが目的に発売元になる株式会社湖池屋が制定。日付は商品の形が三角形から3

が重なる日から。

○第31回全農・日本カーリング選手権大会(軽井沢アイスパーク、3月3日~3月9日)

http://www.curling.or.jp/japan/jcc2014-schedule.html

※立子忌

高浜虚子の子で『玉藻』を主宰した俳人・星野立子[ほしのたつこ]の1984年の忌日。

「ままごとの飯もおさいも土筆かな」

「囀[さえず]りをこぼさじと抱く大樹かな」

雛飾りつつふと命惜しきかな」  

ひいな祭(京都市下京区・市比賣[いちひめ]神社)

祭神がすべて女神である市比賣神社は、女性のあらゆる願い事にご利益があるといわれ

る。毎年3月3日に行われるひいな祭では、男雛女雛の着付け実演や「ひとびな勢揃」があ

る。官女の舞や平安貴族の優雅な遊び(投扇興、双六、雛茶接待など)も紹介される。

◇京の流しびな(京都市左京区・下鴨神社)

さんだわらに乗せたひな人形を御手洗川に流し、子どもたちの無病息災を祈る神事。

□春桃会[しゅんとうえ](京都府東山区蓮華王院三十三間堂) 

三十三間堂の名に因み、「三」の重なる桃の節句に行われる法会。華道池坊の献花式など

縁日のみの慶祝行事が催される。また、限定の女性専用の「桃のお守り」も授与される。

□深大寺だるま市(厄除元三慈恵大師大祭)(東京都調布・深大寺、3月3~4日)

江戸時代中期頃から始まった行事で、日本三大だるま市として有名。

越後浦佐毘沙門堂裸押合大祭(新潟県魚沼市・浦佐普光寺毘沙門堂)

五穀豊穣、家内安全を願い札を奪い合う。雪の中、上半身裸の男たちが毘沙門天を少しで

も近くで拝もうと堂内で激しくもみ合う。一般の方も参加可。

 モモ(桃) peach

【花言葉】「天下無敵」「チャーミング」「わたしはあなたのとりこ」「気立てがよい」

【概要】

モモ(桃、学名:Amygdalus persica=Prunus persica)はバラ科モモ属の落葉小高

木。中国原産(西北部の黄河上流の高山地帯とされる)。ヨーロッパへは紀元前4世紀頃に

シルクロードを通り、ペルシア経路で伝わった。英名ピーチ(peach)は”ペルシア”が語源で

、ラテン語のpersicum malum(ペルシアの林檎)から来ている。種小名persicaa(ペルシ

アの)も同様の理由である。属名のAmygdalusはアーモンドの語源ともなったギリシア名に

由来する。日本では、縄文時代前期の桃核が出土しており、これが日本最古とされている。

弥生時代後期には大陸から栽培種が伝来し、桃核が大型化し、各時代を通じて出土例があ

る。桃は食用のほか祭祀用として用いられた。江戸時代に全国的に広まり、明治時代には

甘味の強い水蜜系がが輸入され、食用として広まった。

モモの語源には諸説あり、「真実(まみ)」より転じたとする説、実の色から「燃実(もえみ)」よ

り転じたとする説、多く実を付けることから「百(もも)」とする説などがある。

【特徴】

樹高は2~7mくらい。葉は幅5cm、長さ15cmくらいの細長い楕円形で、互生する。葉の縁

には粗い鋸歯がある。

開花期は3月下旬~4月上旬ゴロで、葉の展開に先立って花を咲かせる。花の色は淡い紅

色であるものが多いが、白色~濃紅色までバリエーションがある。花径は3~4cmで、5弁

や多重弁で、多くの雄蕊を持つ。花柄は非常に短く、枝に密着しているように見える。

結実時期は7~8月頃で、水分を多く含む果肉は赤みを帯びた白い薄い果皮に包まれる。

http://www.satsukien.jp/pic/PICT6223.JPG

・花

http://www.minamialps.net/deva/images/momohana2.jpg

・葉

http://masukyu.net/blog/wp/wp-

content/uploads/2013/04/49fb93d2a2c6a80346cc8df2642649ef1.jpg

・実

http://pds.exblog.jp/pds/1/200908/22/82/d0056382_223439.jpg

【詳しい育て方】

主な作業

冬の剪定:12~2月下旬が適期。ウメやスモモなどと同様、前年枝の葉腋に花芽を付け、

花芽は葉枝を伴わないので、前年枝に直接果実が付く。混み過ぎないように多過ぎる結果

枝を間引く。残す結果枝は、短果枝を除き、側枝のはげ上がりを防ぐため、先端を1/3ほど

切り戻す。

夏の剪定:モモは夏に枝がよく伸びるので、徒長枝を中心に不要な枝を間引き、翌年のた

めに充実した結果枝を育成することを心がける。誘引や稔枝を合わせて行う。

人工授粉:花粉の不完全な品種「白桃や砂子早生など)では人工授粉が必要。

摘蕾:春、花が多い場合は、短果枝や細い結果枝を中心に、上向きや1節に2花以上付い

ている蕾を間引く。

■栽培環境

日光を好むので、庭の植え付け場所、鉢植えの置き場所とも日当たりの良好な場所を選

ぶ。 

■水遣り

鉢土の表面が白く乾いたら鉢穴から少し流れ出るくらいたっぷり与える。庭植えの場合、土

質にもよるが、夏に日照りがよほど続かない限り必要ない。

■肥料

庭植えは2月と10月に、鉢植えは2月、5月、10月に有機質肥料か速効性化成肥料を施

す。

■用土

水はけ、水もちがよいことが大切で、この条件さえ満たせば、土はあまり選ばない。赤玉土

小粒7~8:腐葉土3~2の配合土を用いる。

■植え付け・植え替え

適期は12~3月。鉢植えの植え替えは、根詰まりを防ぎ、通気性をよくするのが目的で、鉢

の大きさや生育具合にもよるが、通常2~3年に1回は必要。

ふやし方

接ぎ木:2月中旬~3月中旬に休眠枝接ぎ、8月上・中旬に芽接ぎを行う。

■病気と害虫

病気:灰星病、黒斑病、穿孔細菌病など

葉や果実に、赤褐色、或いは黒っぽい斑点を生じる灰星病や黒斑病、枝や葉、実に黒褐色

の病班ができて、穴が開く穿孔細菌病は殺菌剤を定期的にまくなど予防が大切。

害虫:シンクイムシ、アブラムシ類、コスカシバ、カイガラムシ類、モモチョッキリなど。

主に実に食い入るシンクイムシ、幹に食い入るコスカシバ、新梢や枝などで吸汁するアブラ

ムシ類、カイガラムシ類に注意が必要。地域によっては幼果を落果させるモモチョッキリにも

注意が必要。

・モモの害虫

http://www.pref.nara.jp/16491.htm

■まとめ

病害虫が発生しやいすので薬剤での予防をこまめに行う

年を経た木は枝を切り過ぎない

日当たりのよい場所を好む