記念日・年中行事
○財布の日
財布、カバン、バッグなどの商品企画、生産・販売を手掛け、愛知県名古屋市に本社を置く
エリット株式会社が制定。実用性、ファッション性を備えた財布に関心を持ってもらうのが目
的。日付は新入生、新入社員が新たなスタートを切る時期であり、財布を買う時期であること
と、3と12で「財布」と読む語呂合わせから。
○サイズの日
女性下着を中心に衣料品のトップメーカーである京都市に本社を置く株式会社ワコールが制
定。3月は新生活に向けて服や靴、インナーなど様々なものを買い替える時期。この日をき
っかけにサイズの大切さをより多くの人が知り、自分の体型にフィットするものを選んでもらう
のが目的。日付は3と12で「サ(3)イズ(12)」の語呂合わせから。
○スイーツの日
スイーツのお取り寄せサイト「スパースイーツ」2008年に制定。お菓子の魅力をより多くの
人に広めるのが目的。「ス(3=スリー)イ(1)ーツ(2=ツー)」の語呂合わせ。
▲世界反サイバー検閲デー
国境なき記者団とアムネスティ・インターナショナルが制定。
中華人民共和国や中東諸国で行われている「ネット検閲」に抗議し、検閲を行っている国や
企業に対し中止の要請が行われる。
○サンデーホリデーの日、半ドンの日
1876年のこの日、官公庁で土曜日半休・日曜休日制が実施された。
それまでは、1868年の太政官布告により、31日を除く1と6の付く日を休日としていた。し
かし、欧米との交易等で不便があったため、欧米と同じ仕組みに改めることとした。
1871年から皇居で毎日正午に大砲(午砲・ドン)を撃っており、土曜日はドンとともに仕事
が終わることから、丸の内に勤める人たちの間で「半ドン」と呼ばれるようになった。ドンは全
国の都市で行われるようになり、それとともに「半ドン」という言葉も全国に広まった。
また、オランダ語で日曜日を意味するzondag(ゾンターク)が訛って「ドンタク」となり、土曜日
は半分休日であるであることから「半ドンタク」を略して「半ドン」となったとする説もある。
○咲顔の日
咲顔と書いて「えがお」。これは民俗学者・柳田國男が「笑む」を「咲む」と書いたことにはじま
る。誰もが心からほころぶような咲顔になることを願い、咲顔を広める活動を行っている株式
会社喜田寛総合研究所代表の喜田寛氏が制定。日付は喜田寛氏の誕生日(1945年3月
12日)から。
○モスの日
モスフードサービスが制定。
1972年のこの日、東武東上線成増駅前に初めてモスバーガーの実験店がオープンした。
3月12・13日は各店で素敵なプレゼント(数量限定)がある。
□初午大祭(宮城県岩沼市・竹駒神社、3月12日~18日)
□旧初午大祭(茨城県笠間市・笠間稲荷神社)
御祈願中心の大祭。絵馬コンクールでは小中学生、一般の人が書いた絵馬を展示する。笠
間の陶芸作家たちも参加している。
□一宮神社農具市(新潟県南魚沼市一宮神社参道)
江戸時代から百姓の神、農作の神として信仰されてきた一宮神社。雪深い魚沼の村々から
川を越え、峠を越えて、大勢の人々が参拝に訪れた。最初は物々交換のような形だったが、
集まってくる人が持参した物を売買するようになり、明治以降はますます盛んになって、毎年
盛大な市が立つようになった。大里地区の入り口から境内まで、竹細工、わら細工、木製
品、飲食、植木などの店が所狭しと立ち並び、この市が終わると長い冬も終わり春がやってく
ることから節季市とも呼ばれている。
□初午厄除祈願会(奈良県奈良市・西大寺)
厄除の祈祷を終日行う。9~16時。13時~稚児行列の後、「柴燈大護摩供」が催される。
※菜の花忌
昭和前期の詩人・伊東静雄[いとうしずお]の1953年の忌日。季節の花に因み「菜の花忌」
と呼ばれる。3月最終日曜日に長崎県諌早市の諌早公園で追悼行事が行われる。
アネモネ(ボタンイチゲ[牡丹一華]) anemone/wind flower
【花言葉】「はかない夢」「薄れゆく希望」「はかない恋」「真実」「君を愛す」
【概要】
アナモネ(学名:Anemone coronaria)はキンポウゲ科イチリンソウ属の多年草。
和名はボタンイチゲ(牡丹一華)、ハナイチゲ(花一華)、ベニバナオキナグサ(紅花翁草)。
また、アネモネ属(Anemone)の総称を表す。 地中海原産で、日本へは明治初期に渡来。
Anemoneはギリシア語で「風」を意味する「anemos」が語源である。英名もwind flower
という。ローマ神話では風の神ユピテルに愛された少女の生まれ変わりだとされる。
種小名のcoronariaは「花冠のある」といういう意味である。
【特徴】
草丈10~40cmほど、根際から生える葉は3出複葉(1枚の葉が3枚の小葉に分かれた形
)で、小葉は羽状に裂ける。
開花時期は2~5月で、花茎は4~10cmくらいで、その先端に1輪の花を咲かせる。花弁
に見えるものは萼片が大きくなって変化したものである。花の色は鮮やかで赤、ピンク、紫、
青、藤色、白など数多くの色がある。また、一重咲き、半八重咲き、八重咲きなどもある。
葉の後にできる実は痩果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見える)。
http://www.azami.sakura.ne.jp/hana/f1/a-gyo/anemone-01.jpg
【園芸品種】
’セント・ブリジット’(Anemone coronaria ’St.Brigid’)
19世紀にアイルランドで作られた八重咲き大輪品種。草丈20~40cm。
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’モナ・リザ’(A.coronaria ’Mona Lisa’)
草丈60cmにもなる最も高性の品種で、切花にも向く。分球しにくいので、ふやすときはタネ
まきで。
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’デ・カ-ン’(A.coronaria ’De Caen’)
19世紀後半に、フランスで作られた一重~半八重の品種。草丈20~40cm。
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’ポルト’(A.coronaria ’Porto’)
草丈がやや低く鉢植えに向く大輪一重咲き品種。草丈20~30cm。
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/5b/4a82ccd67d2ec0bf9832b5d33
咲き詰め咲きアネモネ
数え切れないほど真っ赤な花弁が重なり、非常に豪華。病害虫に非常に強く植えっぱなしで
もよく咲く。
・アネモネ・コロナリア・ダブル・フローレプノ
http://image.space.rakuten.co.jp/lg01/31/0000292231/84/imgb4a26020zik
【詳しい育て方】
■主な作業
花がら摘み:花がらを放置すると病気の原因にもなるので、こまめに摘み取る。株の上に散
った花がらも取り除く。
球根掘り上げ:6~8月に地上部が枯れたら、球根を掘り上げて土を落とし、日陰で乾燥さ
せる。乾燥した球根は網袋に入れて、雨のかからない涼しい日陰で保存する。また、球根を
掘り上げずに、鉢ごと乾燥させて夏越しさせることもできる。
■栽培環境
花付き株を真冬に手に入れた場合凍らない場所に置く。球根を植えた鉢は、芽が出てから
地上部が枯れるまでの間は、風通しのよい戸外の日向に置く。地上部が枯れたら雨がかか
らない日陰に置き、10月になったら再び日向へ移動させる。地上部が枯れたときに、球根を
掘り上げて保存しても構わない。
庭植えにする場合は、水はけと風通しのよい日向を選んで、球根を植え付ける。ロックガー
デンにも適する。
■水遣り
鉢植えでは、軽く湿らせた土に球根を植え付けるので、植え付け直後は水を与えず、4~5
日経ってから水遣りする。その後は、初夏に地上部が枯れるまで、用土の表面が乾いたらた
っぷり水を与える。地上部が枯れたら水遣りを中止し、雨のかからない日陰に置いて鉢土を
完全に乾かす。10月になったら再び水遣りを開始する。
雨水がかかる庭植えでは水遣りは不要である。
■肥料
鉢植えでは肥料が少ないとたくさん花が咲かない。10月~3月は、2週間に1回ほど、薄め
の液体肥料(N:P:K=6:10:5)を施す。ただし、晩春まで肥料を与え続けると球根が充
実しないので注意する。
庭植えでは、植え付け時に施す元肥(N:P:K=10:10:10)のみで十分。
■用土
水はけのよい、中性から弱アルカリ性の土(赤玉土中粒5:腐葉土3:酸度調整済みピートモ
ス2の配合土に適量のリン酸分の多い緩効性化成肥料、用土1リットル当たり3gの有機石
灰を加えたものなど)を好む。
■植え付け・植え替え
掘り上げてすぐの乾燥させてないアネモネの球根はすぐ植えても構わない。乾燥させた球根
を植える場合は、10月以降が適期。まだ気温が高い時期に、急激に吸水させると球根が腐
りやすいので、まず軽く湿らせたバーミキュライトや清潔な砂などに球根を埋めて、冷蔵庫内
で1週間ほどかけてゆっくり吸水させてから植え付ける。気温が下がる11月以降は、球根
を事前に吸水させずに植え付けて構わない。鉢植えの場合は用土を軽く湿らせておき、土
が球根の上1cmかかる程度に浅く植え付ける。球根の上下がわかりにくいので、迷った場
合は横向きに植え付ける。
庭植えにする場合、植え付け場所に予め腐葉土を混ぜて有機質を増やし、苦土石灰若しく
は有機石灰を混ぜて、酸度調整をしておく。
■ふやし方
分球: 6~8月に球根を掘り上げたときに、球根を切り分けて株をふやすことができる。ただ
し、’モナ・リザ’は分球しにくいので、無理に分けない。
タネまき:アネモネのタネまき適期は10~11月であるが、暑い時発芽しにくく、25℃以上
では殆ど発芽しない。タネをまいたあとは日陰に置いて、できるだけ涼しく管理する。
■病気と害虫
病気:うどんこ病、灰色カビ病、立ち枯れ病など
葉に白い粉が付くうどんこ病は3~5月に、灰色のカビに覆われる灰色カビ病は11~5月の
室内で、立ち枯れ病は4~5月に発生しやすくなる。いずれも風通しが悪く、過湿になると発
生を助長するので、注意する。花がらはこまめに取り除いて、多肥にも気を付ける。
害虫:アブラムシ、ハモグリバエ
アブラムシは10~5月頃、新芽に発生する。3~5月に、葉に落書きのような模様が現れた
らハモグリバエで、幼虫が模様の先端にいるので、葉の上から指で摘まんで潰す。
■まとめ
冬の寒さに十分当てないと花が咲かない
高温多湿には弱い、できれば夏は球根を掘り上げ貯蔵する
植え付け直後は水を遣り過ぎない