1.鉄道電化の日
鉄道電化協会が1964年に制定。1956年のこの日、米原~京都が電化され、東海道本線全線
の電化が完成した。
2.農協記念日
全国農業協同組合中央会(JA全中)が制定。1947年のこの日、「農業組合法」が公布された。
3.緑のおばさんの日
1959年のこの日、通学する児童を交通事故から守るための学童擁護員(緑のおばさん)の制度
がスタートした。
4.いい息の日
息をきれいにする成分を配合したガムを噛むことできれいな息を吐くエチケットの向上をと、人気の
ガム「XYLISH(キシリッシュ)」を製造販売する明治製菓株式会社が制定。日付は11と19で「いい
息」と読む語呂合わせから
5.世界トイレの日
世界のトイレを研究しているシンガポールのJack Sim氏が設立した世界トイレ機関(WTO)が制
定。2001年の同機関の設立日。
***毎月19日が記念日***
6.熟カレーの日
熟カレーを発売している大阪に本社を置く江崎グリコ株式会社が制定。毎月19日を記念日とした
のは19で「熟」と読む語呂合わせと、カレールウは毎月20日前後がよく売れることから。材料費
が安く、調理が簡単なカレーライスは給料日前によく食べられるという。
7.松坂牛の日
日本を代表する和牛の松坂牛(まつざかうし)の個体識別管理システムの運用が開始された20
02年8月19日に因み、毎月19日を記念日としたのは全国で松坂牛を通信販売する株式会社
ヤマトダイニング。松坂牛の美味しさをアピールし、業界全体を盛り上げるのが目的。
8.クレープの日
クレープをもっと身近なおやつにしたいという願いから、様々なケーキ、スィーツを製造販売してい
る株式会社モンテールが制定。日付は数字の9がクレープを巻いている形に似ていることから毎
月9日、19日、29日と9のつく日を記念日とすることでより多くの人にクレープの美味しさを知っ
てもらうのが目的。
9.シュークリームの日
株式会社モンテールが制定。「シュー(19)」クリームの語呂合わせから。
10.食育の日
食育基本法に基づく「食育推進基本計画」により2005年似制定。「しょくいく(19)」の語呂合わ
せから。
11.共育の日
日本の代表的な企業による異業種交流の場であり、明日の日本を考える「フォーラム21・梅下
村塾」が制定。子どもの教育に親、地域、学校が共に関わり、共に育(はぐく)み、共に育つ「共育
(きょういく)」を考え実行する日。日付は19が「共育」の「育」に通じるため。毎月19日にしたの
は月1度は次世代のことを考えようという思いから。
12.トークの日
1986年NTTが制定。日付は「トー(10)ク(9)」の語呂合わせからで、電話でおしゃべりしてほ
しいとの意味が込められている。*1985年NTT民営化CM薬師丸ひろ子「あなたを・もっと
・知りたくて」: http://www.youtube.com/watch?v=xWhsoczCZZc
*1986年CM薬師丸ひろ子「ささやきのステップ」
http://www.youtube.com/watch?v=mUvXpGColHA
カレー
ヱスビー食品の調べによると、日本人は月に平均6.7回、つまり毎週1回以上は何かしらの形
でカレーを食べているということである(他の調べでは日本人の年間カレー消費量は一人当たり
平均約66食、週1回以上のペース)。ちなみに日本人の年間インスタントラーメン消費量は一人
当たり平均約42.7食である。
カレー(ライス)はもはや国民食といってよいほど日本に定着しているが、カレーが初めて日本に
入ってきたのが、江戸幕府が鎖国を止めて横浜を開港した1858年であるとしてもまだ150年
ほどしか経っていない。僅かな期間でカレーが日本に広まった理由として次の2つのことが考え
られる。
1.戦前常に急を要する軍隊においてカレーが採用されたことである。軍隊でカレーの味を知っ
た兵士たちは故郷に帰り、更にカレーを広めた。
2.戦後、学校給食でカレーが出されたことである。
ならば何故軍隊や学校はカレーを採用したのか。牛・豚・鶏などの何かしらの肉、玉ねぎ、人参
、ジャガイモなどの日本のカレーの具材は、もともと豚汁、肉じゃがなどの身近なメニューで使わ
れていたこともカレーが普及した要因であると思われるが、一番大きな理由は作るのに手間が
かからないからである。カレーはインドの料理であるが、本場のようにカレーを作る度にスパイス
をブレンドせねばならなかったならば手間がかかりすぎて国民食にはならず、カレー粉から作る
方法であったとしても分量を量って入れねばならず同様に手間がかかる。どんな人でも割って入
れるだけでカレーになるカレールウが発明されたことによって日本中にカレーが広まったのであ
る。カレールウの日本全体の生産量は1955年(4,358t)、1965年(32,855t)で、その後
10年毎に倍々に増加して、2005年からは10万トンほどで推移している(横ばい)。
■カレールウ
現在の日本の家庭では、カレー粉・小麦粉・油脂・旨味成分などを固形化した「インスタント・カレ
ールウ」を使って調理することが多い。1926(大正15)年にハウス食品が「ホームカレー粉」の
商品名で発売し、固形商品は1954(昭和29)年にヱスビー食品が初めて発売した。2004年
度の「カレールウ」の国内出荷額は約676億円で、各社のシェアはは、ハウス食品約61%、ヱ
スビー食品約28%、江崎グリコ約10%と推計されている。固形タイプ以外にも、フレーク状のも
のや顆粒状の製品もある。
■カレーに使う肉
一部調査では「1位:豚肉、2位:牛肉、3位:鶏肉、4位:野菜のみ、5位:シーフード」や「豚肉4
2%、牛肉35%、鶏肉25%の割合順で好まれる」という結果が発表されている。地域差では、
東日本が豚肉派が圧倒的で、西日本では牛肉派が多く同地域の日本海側の一部では鶏肉が
優勢の傾向となっている。年齢差や性別差では、50歳以上の人々、男性は牛肉を好む傾向
が見られる。
■もしもカレーが辛すぎて大変なとき
辛いものを食べると人はよく水を欲しがるが、辛いものを食べて水を飲むとのどの奥の方まで
刺激が伝わり、何の解決にもならない。このような時には冷たいもの、甘いもの、脂肪分がある
もの、酸味があるものを食べると良い。総合的に考えてアイスクリームがベストのようである。
脂肪分があるものしてはヨーグルトなもがあげられる。
■カレーにかける調味料
1.とんかつソース 2.醤油 3.マヨネーズ 4.ラー油 5.胡椒 など。
■カレーのトッピング
様々なものをトッピングして食べるが、卵は大阪の「自由軒」の生卵入りカレーが元祖らしい。
カレーのトッピングとしては生卵ではなく、輪切りにしたゆで卵や温泉卵などもとてもよく合う。
また、福神漬けやらっきょうもカレーの味を引き立てる。福神漬けは東京の老舗漬物店「酒悦」
で考案されたものである。
*カツカレー:トンカツをトッピングしたカレーライス。
1918(大正7)年に東京都浅草区(現台東区)浅草の洋食屋台「河金」が豚肉のカツレツを載
せた丼飯にカレーソースを掛けて「河金丼」として出したものがルーツとされる。現在のスタイル
は1948(昭和23)年東京都中央区銀座の洋食店「グリルスイス」で生まれたとされる。
カレーライスにトッピングした初めての料理であり、東京で発祥して全国に広まった。
*シーフードカレー:主に海老、帆立、イカ(リング状にしたもの)などの魚介類を入れたカレー。
カレーメーカーがテレビCMで取り上げたことも会って1980年代半ばより北海道を中心に広ま
った。
*ハンバーグカレー:カレーライスにハンバーグを乗せたもの。カツカレーとともに、日本では多
くの外食店で供される人気メニューの一つである。調理例として焼いたハンバーグをカレーの上
に乗せたもの、カレーソースで煮込んだハンバーグをソースと共に皿に盛るなどが挙げられ、バ
ラエティーに富む。
■ 「カレーのまち」目指す土浦で、2万8千人が舌鼓
カレーのまちを目指す茨城県土浦市で17日、「土浦カレーフェスティバル」が開かれた。会場の
土浦運動公園には家族連れら約2万8千人が訪れ、最もおいしいカレーをを選ぶ「C-1グラン
プリ」で盛り上がった。9回目の今回は、発出店となる「富良野オムカレー」(北海道)や「羽後
牛カレー」(秋田県)などのカレー店や県内外の特産品販売店のほか高校生が自作のカレーを
提供するなど過去最大規模となる計79団体が自慢のメニューを提供した。
C-1グランプリ主菜部門「紫峰牛の黒カレー」(つくば市のル・タブリエ)、創作部門「カレー焼き
プリン}(土浦市のレストラン中台)がそれぞれ優勝した。
*紫峰(しほう)牛:茨城産黒毛和種のブランド牛
(2012年11月18日読売新聞)