前進あるのみ

真面目で何事にも一生懸命に前向きにをモットーに頑張るのみ!

人を呼ぶ自転車

2012年06月01日 | Weblog

その昔、自転車に乗り始めるのが人よりも遅かった旦那。
それゆえ、初めて自転車に乗れたときの喜びは計り知れなかったという。
何も苦労せず、スッと親から与えられた自転車は、自分にあって当たり前・・・・の人が大半。
それゆえ、当たり前の乗り物過ぎて、自転車のありがたさを身にしみない人も多いのでは?
私もママチャリはあって当たり前と思っていた。
誰でも持っているもの・・という認識さえあり、自転車を持っていないという人の方が違和感があったかもしれない。

改めて旦那の幼少の頃のことを聞くと、それゆえ自転車を大事にする理由がわかるような気がする。

もし、旦那も小さい頃からママチャリに乗っていたとしたならば、そんなに自転車馬鹿にはなっていなかったかも
しれない。だとすると、今、ロードにも乗っていなかったのかもしれない。
友達がママチャリで走ってる横を全力疾走で自分の足で走っていたという旦那。だから、ママチャリに乗れたときは
そりゃー嬉しかったといっていた。これでどこへでも遠くに行けるという喜びが・・・・

もっと遠くに脚を運びたい・・・
そんな思いが、サイクリング車へと自転車の形を変えていく。
トップチューブにギアチェンジが付いている変速自転車。けど、車体はとても重かったという。
右折左折の指示器もついており、デコレーション自転車というやつ。

それがいつしかマウンテンへと形を更に換え、ダートコースといういわば道なき道へと突っ込んでいく世界に足を
踏み入れる。いわゆるマウンテン全盛期の真っ只中に旦那はいたという。
昔の葛城は全て未舗装のコースだった。そのありとあらゆるコースを全てマウンテンでやってのけた。

そして、世間では軽さを求め、ロードが流行り出す。旦那も当然ロードに興味を示し、MTBも乗るけれどロードに魅了
される。
その昔、冬の寒い夜中に、何を思ったか?自称サンライズランという名目で、高野山へ一人で登ったというではないか。
そのときはサイクリング車だったというから驚きだ。
夜中の真っ暗な時間に一人で高野山へえっちらおっちら登ってる。誰か想像できる?驚 しかも真冬だよ。
車の人が心配して声をかけてくれたという。
葛城山にも夜中に登り、太陽の日の出を見たあと、帰ってきたことも何回もあるという。葛城山頂からの夜空は最高に
綺麗んだって。

高野山の話に戻るけど、その日、唯一24時間営業のレストランが一つだけ営業していたのは助かったという。
そして、残念ながらせっかく日の出を目的として行ってるのに、曇ってて結局見れなかったんだって。泣
それにしても相当な自転車馬鹿。

けど、その自転車馬鹿を通り越し、自転車きちがいなのが私。







私はママチャリは小学校1年のときだったかな?買ってもらって自転車は常に身近な存在だった。
しかし、スポーツ車に出会えたのは、30歳を超えてから・・・・
ちょっと遅め。
けど、これが良かったのかな?

今では、もっと早くからスポーツ車に乗ってたら良かった~~~と後悔するときもあるけれど、気持ちは旦那と一緒。
遅い時期から始めたスポーツ車ゆえに、自転車の良さが本当によくわかる。

旦那いわく、自転車(スポーツ車)を自分が始めた時期が、一番自分にとって最適な年齢だと・・・
そう、早い遅いは関係ないという。
なぜなら、自転車は年齢を問わないスポーツだから・・・・
プロを目指すなら若いときからやってた方が、自転車の基礎から学べるけれど、私はあくまでもホビーレーサーであり、
自転車でご飯を食べてるわけじゃない。むしろ、自転車を楽しむために、自分のかけがえのない趣味としてやっている。

季節を感じ、時代の流れを噛み締めながら、時と共に動く。

普通、この年になって仲間が増えるということは、なかなかないものの、今の方が知り合いがどんどん増え、本当に
人生が変わったような感じがしている。
毎日が楽しくて仕方がない。
facebookやツイッター、そしてmixiも手がけ、どんどん仲間が増えている。
そう、それもこれも全て自転車つながりなのだ。

自転車は人を集める。
自転車は身体にいい。
自然と人が集まってくる。
そして共感できるという素晴らしさ。

私にしては、ほんと、もっと早くから始めてたら・・・・って思うけれど、今から始める人だって遅くはないんだよって
言いたい。
自転車ブームと言われるけれど、私の周りではまだまだ自転車はしんどい・・・のレッテルが厚い人も多いのが現実。

その殻から本当の自分を見出したい。殻を破ってあげたい。
自転車は本当に素晴らしいものだから・・・・









そして、近況で言うと、やっぱり輝かしい成績をたたき出したI原さん。
facebookを見させてもらい、比叡山HCの激戦を勝ち抜いた表彰式。
バタバタしててつい表彰式を見損ねてしまった私。

I原さんの許可をもらって写真をダウンロードさせてもらった。喜

ヒルクライムの王子様とでも言わせてもらおう。数々のレースで輝かしい成績を残すヒルクライマー。
どうしてそんなに速く走れるのか?ほんと、一度ゆっくりとお話させてもらいたい。
どんなふうに登ってるのか?今の登り方に至るまでの経緯とか、その他色々話をさせてもらいたい。

また連絡させていただきますね。
そして私だけに登りの秘訣を教えて下さい。笑
ここで教えてもらうと、皆にバレちゃうので・・・笑

本当に気さくで、よくしゃべってくれる楽しい人。本当にいい人なんだよ~~~~~~

私もI原さんみたいに、もっと登り速くなりたいなー。
羨ましい。








人を呼ぶ自転車・・・・

今回の題目にした言葉。

元々は私はマウンテンから入り、ロードなんて・・・・と、走り始めた頃はこれっぽっちも考えてもいなかった。
マウンテン1台持ってたら十分・・と・・・

当然、知り合いというと、一緒に走ってたチームの人しかいなかった。
人懐っこい私は、すぐにチームの人とも仲良しに・・・

そして、色々なところに走りにいくにつれ、あ、あの人前にも見た・・・という顔見知りの人も増えてくる。
同じところを走れば同じ顔ぶれに出会う。

レースでもそうだ。
サイクルロードレースに出れば、あ、あの選手前にも一緒に走ったことのある人・・とか、名前を覚えていて、
ちょっとしゃべってみたり・・・・
レース前に並ぶと、自分以外の選手が本当に速く見える。
今でも鈴鹿のときはちょっと緊張するけれど、お気楽モードのときは全然緊張しなかったりする。

下の写真は伊吹山のスタートラインに行くときの召集場所だったかな。

一台の自転車がこんなにも大勢の人を呼んでいる・・・そんな感じしない?喜




自由気ままに走れる自転車・・・・
そして自分の力を最大限に出すことのできる不思議な自転車。

私は色んな走り方の出来る自転車にめぐり合えたことに本当に感謝している。
もし、会社の同僚が私に自転車を勧めてくれなかったら、今の自分はいなかっただろう。
どんな人生を送っていたかもわからない。

当然旦那とも知り合ってはいないだろう。
今では正に二人三脚で行動している。
自転車は人を呼ぶ。

正にその通りだね。喜