THE ARCTIC - オーロラの地を旅する

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原子力砕氷船レーニン

2015-09-19 | 北極圏旅行2015秋
9月19日

朝、雨が結構降っている。
とりあえず、ルーブルをゲットしなければ。
昨日行ったスーパーのATMへ。
今回は、すんなり下ろせた。しかし上限が7500ルーブル。日本円で13000円ぐらいか。とりあえず、これでバスに乗ったりキオスクで買い物ができる。





スーパーの水の自販機



ホテル前には、巨大な煙突が‥‥ 



Gloria Mini Hotel

さて私がムルマンスク観光の目玉にしていた原子力砕氷船レーニンを、早速見に行くことにする。
レーニンは、ソビエト連邦が1957年に進水させた世界初の原子力砕氷艦である。
艦名は、ご承知のようにソ連の指導者ウラジーミル・レーニンにちなんだもの。
1959年の就役以後、レーニンは北極海航路確保に活躍したが、老朽化を理由に1989年に退役し、母港のムルマンスクに係留されて2005年からは博物館船となっている。

ホテルの受付で、荷物を預けてもらってチェックアウト。鉄道駅の裏の方へ歩いていく。
かなり迷って、ようやく到達。しかし入口は閉まってる‥‥
周りには誰もいない‥‥
しばらくすると、何人か見学希望の人が現れたが、私と同様、営業してるのかどうかいぶかしげに入口付近をうろうろしている。
そのうち、係の人が現れ、ロシア語で何か、見学に来たロシア人と話している。
どうやら営業はしているようだ‥‥



1時に受付。艦内に入ったところにチケット売り場があり100ルーブル払う。
自由に見学はできず、50分ほどのツアーになっている。
中は思ったよりちゃんとした展示だ。モニターで英語を選んで詳しい解説を読めるし、なかなか分かり易い。
ガイドはロシア語でしか喋らないので、ほとんど分からないが、実物の艦内にいて、目にしている訳だから身体で理解できるものがある。









現役だった本物の原子炉をこのように間近に見れるのは世界中でここだけでは?
ちなみに白装束の2人はもちろん人形です‥‥







見学を終え、街を散策。カフェで遅い昼食をとることにする。
ビールとポークのミニステーキで700円ぐらい。フィンランドよりかなり安い。だが量はミニなので日本サイズだった。



今日の宿はキルディンストロイという、ムルマンスクからちょっと離れたところにある。そこへ行くバスを探さなくてはいけない。
バスターミナルのチケット売り場やら、バスの運転手、その辺のバスを待っている人などから、いろいろ聞いてやっとキルディンストロイ行きのバスのバス停を見つけた。



108のバスがキルディンストロイ行き

まだ時間があるので鉄道の駅に寄る。カフェやちょっとした売店はあるようだ。駅のトイレは20ルーブル。一応清潔だ。
キルディンストロイ18:11発のバスは時間ギリギリに来て、すぐ出発した。車内で50ルーブル払う。
50分弱で到着。小さな教会前がバスステーションになっている様だ。郊外の住宅地だと思い込んでいたが、寂れた村といった趣。小さな村なので、すぐ宿は見つかった。
宿主は英語も少ししゃべれた。商店の場所を聞いたら、わざわざスーパーに連れて行ってくれた。
予想に反して、小さいが綺麗なフィンランドにあってもおかしくない、ムルマンスクにもあった近代的なチェーンのスーパーだった。またアルコール販売禁止の時刻になる前に
、買い物を済ませないと…



北極圏だがスイカ結構安い‥‥

品揃えは豊富に見える。圧倒的にフィンランドより安い。別にEUから制裁受けているからって、あまり品揃えは変わらないのではないか…

夜、曇りだと諦めていたオーロラだったが、外に出て見ると星が出てるではないか!
早速、眠いがオーロラ仕度して、外の暗い団地裏へ行って見る。
どうやらまだ出てない。しかしさっきまで曇って雨もパラパラ降っていたのに…
11時頃、薄くオーロラが出ているのを確認。ムルマンスクの市内だったら明る過ぎて見えないだろう。
しかし、いつまでたっても薄いままだ…徐々にはっきりしてきたが、まだまだ今回見てきたのと比べると
、随分見劣りする。
そのうち雲も多くなってきた。
薄いオーロラも雲に紛れてよくわからなくなってきた。
あまり遅いと宿主が心配するので、切り上げるとする。

今日の宿

Hostel na Kryuchke(Хостел на Крючке)

キルディンストロイ唯一の宿らしい。Booking.comで予約。シングル2泊で900ルーブルと格安。この値段でトイレ、シャワーも部屋についている。
台所で調理もできるし、スタッフは非常に親切。
宿の裏は、絶好のオーロラスポットだ。