THE ARCTIC - オーロラの地を旅する

北欧北極圏、アイスランド、グリーンランドの旅行情報

ビョークリデン

2015-09-09 | 北極圏旅行2015秋
9月9日

朝5時、引き続き空は曇り空。
朝食を作ろうと、キッチン兼ダイニングルームのキャビンに入ると1人先客がいた。
スイスから来たという。一人で旅行していて、スウェーデンには毎年のように来ているらしい。スウェーデン語も勉強しているという大変なスウェーデン好きだ。
今日は車でアビスコまでハイキングに行くという。自分たちもアビスコに行くので、会えるかもしれない、と話して彼は先に出発した。
10時、キッチンのキャビンの郵便受けに鍵を入れ、チェックアウト。とりあえずキールナへ向かう。
インフォメーション前の駐車場に車を留め、インフォメーションで再び情報収集。
キールナ教会を見学したり街を散策してから、昨日のスーパーで買い物する。

  



キールナ教会。鉱山会社LKABの寄付により建てられた。





キールナの街並み。背後に露天掘りのあとが見える。



スーパーにある瓶の回収機。別に缶のもある。瓶を入れてボタンを押すと、金額が書かれたレシートが出てきて買い物に使える。

アビスコツーリストステーションへと向かう。キールナからだと1時間で着く距離だ。





ツーリストステーションの駐車場に車を留め、ツーリストステーション横の渓谷をふらっと散策して、ツーリストステーションのレストランへ。
すると朝、宿にいたスイス人が先に気づいて手を振った。
なんでも5時間ほどハイキングしたらしい。ハイキング途中でお弁当を食べて、ここではコーヒーだけ飲みに来たということだ。今からキールナの宿に戻って、明日以降はLannavaaraやJokkmokkへも行くらしい。
我々もお腹が空いたので、昼食をとりたかったが、ランチタイムは終わったらしく、コーヒーとケーキを戴く。
レストランの窓からの景色が綺麗だ。だが曇り空・・・
時々、陽が差し、眼下に広がる黄葉の一部分が明るくなるが、全体が晴れ渡ることはない。
3時過ぎここを出発して、ビョークリデンの宿へ。トーネ湖を右手に見ながら西へ10分弱進むとBjörkliden Fjällbyの看板が出てくるので、そこを左折。
道なりに進むとホテルにたどり着いた。
昔、冬にスキーしにここのキャビンを通った時はあまりぱっとしないところに見えたが、改装したのだろうか・・・・そんなに大きくはないが、なかなか立派ないい雰囲気のリゾートホテルだ。
フロントで昨日電話で予約したことを告げると、ちゃんと予約は入っていたようだ。昨日電話した時は、私の名前以外なにも聞かれなかったが、よほどキャビンが空いているのだろうか・・・
57番のキャビンだということで、ホテルを出て、キャビンへと向かう。坂を下っていくとすぐ見つかった。
今まで北欧で泊まった宿でおそらく一番いい宿だ。サウナもついていて、なんといってもベランダからトーレ湖とラップランドの門が眺められるという、最高の立地。
なんで、こんな展望の特別いいキャビンを選んでくれたんだろう?



午後9時から曇り時々晴れと、徐々に晴れていきそうな予報だったが、9時以降もずっと厚い雲が空を覆っている。
そのうち小雨もパラパラしてきた…
午前0時、見込みがないと判断し、今日もオーロラは諦め明日に備えることにする。

今日の宿 Björkliden Fjällby

歴史あるリゾートホテル。スキー場もあって夏も冬も楽しめる。