THE ARCTIC - オーロラの地を旅する

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王様の散歩道

2015-09-10 | 北極圏旅行2015秋
9月10日

5時半起床。今日は予報通り天気は良さそうだ。宿のベランダから、日が昇るのが見える。



8時ビョークリデンの宿を出発。どこに車を駐車すべきか迷うが、アビスコツーリストステーションの駐車場に駐車することにする。
8時45分、王様の散歩道のゲートから南へトレイルを下る。ツーリストステーションそばのインフォメーションでもらった地図を参考にする。
この道を14キロ進むとAbiskojaureにたどり着くことができる。Abiskojaureには山小屋もあるが、今回は途中のTaltplatsで引き返し、Njakajaure湖経由でツーリストステーションに戻ることにする。往復7キロぐらいの道のりだ。



Nissonjakka川に架かる橋を渡るとトイレやキャンプ場のあるTaltplatsだ。



王様の散歩道ゲート



以前は木製の矢印だけだったが、今はよりわかりやすく六角形のマークの印があちこちにあり、どのトレイルを歩いているのかも一目瞭然になった。





スノーモービル用の赤い×の道標を辿る









以前アビスコをハイキングしたのは9月下旬で、葉は落ち、地表を覆う植物が真っ赤に紅葉していた。
今回はまだ9月中旬で、以前より青々としている。それに立ち止まると、虫がたくさん寄ってくる。コーヒーブレイクをしようにも、ゆっくりできない。
12時45分ツーリストステーションへ戻り、車でビョークリデンへ戻る。
13時半、ホテルフロントでもらった冊子の裏表紙の地図を頼りに、ホテル裏のハイキングコースを歩いてみる。Kratersjon湖往復6キロの道のりだ。



地図の⑦がKratersjon湖













こちらは木がほとんど生えておらず、また違った趣。
15時半ホテルのロビーに戻る。






キャビンのベランダから

オーロラ鑑賞に備えて昼寝をしておく。
サウナに入って、夕食をこしらえ、遅い食事をとる。
だいたい午後9時半すぎぐらいになると完全に日が暮れ、真暗になる。10時過ぎ、ベランダに出て外を見るとすでにオーロラが!
急いでホテルの上のゴルフコースまで行き観察。今度も少し薄いが大きいぞ!



キールナで見たように、帯状のオーロラや、真上から降ってくるオーロラまで次から次へと万華鏡のように変化していく。
しかし三脚を持ってきたものの、やはりコンパクトデジカメでは画角が十分でないし、この素晴らしさを記録するにはまったく不十分だ。
カメラに気を取られるより、目の前に起きている奇跡的な現象を逃さず目に焼き付けるべきだろう。
これはもう心に刻み込むしかない・・・
外の気温はだいたい3、4℃ぐらいだろうか。あまりの美しさに寒いということを忘れてしまうが、オーロラが消え、我に返ると寒さが急に襲ってくる。
ホテルに入り暖を取って、オーロラが出たら急いで山を登ってゴルフコースまで行くという戦法をとった。
何回もホテルとゴルフコースを往復し、最後はキャビンのベランダでオーロラ鑑賞。午前1時ごろまでオーロラを楽しんだ。