THE ARCTIC - オーロラの地を旅する

北欧北極圏、アイスランド、グリーンランドの旅行情報

Mack Beer

2009-04-23 | 食べ物&飲み物
ノルウェーのビールというと、トロムソの世界最北端のビール工場で作られるビールということで評判の、マックビールが有名だ(実は更に北のロシアのムルマンスクにもビール工場があるらしいし、ノルウェーの Honningsvågにもビール醸造所がある)。
 このMack Beerは北部ノルウェーでは広く売られていて、トロムソに行かなくても飲むことが出来る。
 歴史は古く、1877年にドイツ出身のMack氏によって始められ、今でも家族経営である。



 トロムソの工場では、製造過程を見学することもできる。月~木曜の1時に併設のビアホールØlhallenをスタート。所要時間は50分で150NOK。後にØlhallenでマックビールも味わうことができる。ドイツビールのような軽い飲み口だ。ちなみにØlhallenは1928年開店のトロムソで最も古いビアホールだ。

 Ølhallen営業時間

月~木:9~17時
金:9~18時
土:9~15時
日:休

晩は営業しないので注意!

 ところでエココンシャスな北欧では自動缶ビン回収機がスーパーに設置されている。飲んだ後の缶やビンを、自動缶ビン回収機に放り込むと、自動で認識してレシートのようなものが印字され出てくる。それをレジに持っていくと現金(ノルウェーでは1缶1クローネだったと思う)に交換できる。ただ、例えばフィンランドのビールの缶をノルウェーのスーパーの自動缶ビン回収機に入れても、回収されるが現金化は出来ない。

干ダラ

2009-04-19 | 食べ物&飲み物


 ロフォーテン諸島に春から夏に行くと(特にÅ、Reine周辺)そこらじゅうにタラが干してある。最高級品として人気が高いローフォーテンの干ダラは、ほとんどがイタリアに輸出されている。ここのタラ漁は有名で何百年も前から行われていて以前はノルウェーの最も外貨を稼ぐ輸出産品だった。

 漁が行われるのは2~4月半ばまで。この時期にロフォーテンを訪れれば、活気づく港や漁村、そして島内のあらゆるところでタラを干している場面が見られる。
 
 Åには「ノルウェー干ダラ博物館」があり、干ダラの製造方法に関する展示がある。獲れたばかりのタラが解体され干ダラになっていく様を、順序を追って解説しており分かりやすい。夏期なら干ダラを作る実作業を見学できるらしい。

 「バッカラ」とは、イタリア語で「干ダラ」の事で、結構家庭で食べてられているらしい。

 ところで、漁業が主要産業のロフォーテン諸島では、なかなか生の魚が手に入りにくい。せっかく醤油とわさびを持ってきたのだが。。

 Svolværの大きなスーパーに行けば生魚を売っていたが、刺身で食べる習慣のない現地の人はそれほど鮮度にはこだわらないようだ。大体の魚は冷凍で売っている。
 生魚をどうやって手に入れたらいいか?と現地の人に聞くと、「港に行け」との返答が返ってきた。直接漁船と交渉しろ、ということだろう。





Viking Beer

2009-04-10 | 食べ物&飲み物
アイスランドに行くと、ミネラルウォーターを買う必要がない。なぜなら水道水がミネラルウォーター以上のおいしさだからだ。たぶん塩素殺菌もしていないのだろう、普通にごくごくおいしく飲めてしまう。
 北欧の水は水道水を飲んでもまったく問題がないが、アイスランドのは格別だ。グリーンランドのもうまいだろうと期待してたが、塩素殺菌がしてあるのか少し塩素臭かった。
 レイキャヴィクの水道水もうまいが、地方の水道水もさらにうまい。微妙な味の飲み比べをするのも楽しいかも。
 ただ、水道の蛇口のお湯の方をひねると、硫黄臭漂う温泉が出てくる。これはとても飲めたものでないので(飲んでも害はないと思うが)、飲むときお湯が混入しないように。

 そんなアイスランドの水から作ったビール「Viking」は、うまくないわけがない。最初何の先入観もなく飲んでみて、うぅうまいーっ、と思わずうなってしまった。後でアイスランドの水がうまいからビールもうまい、と現地のフリーペーパーに書いてあって、なるほどっ、と思った。

 ところでアイスランドの国際空港に到着すると免税店売り場があってそこでビール、ワインなどが免税で買える。税率の高いアイスランドではここでアルコールを手に入れるのが賢い。ここの免税店は深夜でも開いている。
 実はアイスランドではなんと1989年までアルコール分2.2%を超えるビール飲料は認められていなかったらしい。今でも国営の販売所でしかアルコールは手に入らない。別にアルコール度数が2~3%のライトビールがあるが、これはアルコールと見なされないのか市内のスーパーでも買えて、1本100円ぐらいからと安い。



「Viking Premium Gold」 はアルコール度数5.6%のすっきり味。