THE ARCTIC - オーロラの地を旅する

北欧北極圏、アイスランド、グリーンランドの旅行情報

一路西へ

2015-09-05 | 北極圏旅行2015秋
9月5日

朝7時、起きて外を見ると、案の定曇り空。外へ出て見ると、ぱらぱらと微かに雨粒が感じられた。
どうやら予報を前倒しして雨雲が迫っているようだ。



宿の前からの風景。イナリ湖が見渡せる。

今日は、ずっと西へ、ノルウェーを通って3年前も泊まったHettaにも近い宿を予約してある。
車を飛ばして5時間ぐらいの距離だろうか?
生憎の空模様だが、カラスジョクからカウトケイノ辺りは、ちょうど黄葉真っ盛りではないだろうか?3年前、9月中旬走った時はもう葉も落ち、シーズン終了の趣だったが。
11時過ぎ、イナリを出て、Kaamanenの村を過ぎ、左折。アップダウンの激しい直線道路を行く。
以前確認済みだが、ほとんど住居が見当たらず、たまにキャンプ場が見受けられるのみ。




しかし国境を超えると、ちょっとした集落になっていて牧草地もたくさん確認できた。
川沿いの風景がなかなか綺麗だ。以前ここを通った時は気づかなかった。駐車スペースがあったので駐車し、風景を楽しむことにした。
ベンチも置いてあって、寛ぎながら眼下の素晴らしい風景を楽しむことができる。晴れていればもっと素晴らしいのだろうが。



以前も寄ったカラスジョクのインフォメーションに寄って、情報収集後、カウトケイノへ急ぐ。
雨が降ったり止んだりの中、緩やかに蛇行する道を進む。
見渡す限り果てしなく、道の左右は黄葉した木々が広がっている。
人家はほとんどなく、交通量もほとんどない。
晴れていれば最高のドライブだろうが、曇り空でも十分美しい。
カウトケイノ辺りになると、空も明るく、地面も湿っていない。雨はふらなかったのだろう。



再び国境を超え、暫くすると今日の宿Galdotievaに到着。
ここはWifi環境はないが、36ユーロと格安で、美しい湖の畔にある綺麗でリーズナブルな宿だ。
受付に、食堂と食材もそろう売店もある。
ノルウェーからの買い物客が多いのか、ビールがケースで売っている。
ガソリンスタンドもあり、産油国なのにガソリンが高い隣国から買いに来る人も多いのだろう。
パンやトナカイソーセージなど調達して、晩飯を済ませ、曇り空なので今日は早々にオーロラは諦め寝床につく。

今日の宿 Tunturikeskus Galdotieva

4人用コテージが1泊€36と格安ながら、なかなか居心地がよい宿。
道路を挟んで向こう側は、何もない林になっていて、絶好のオーロラ鑑賞スポットだ。