THE ARCTIC - オーロラの地を旅する

北欧北極圏、アイスランド、グリーンランドの旅行情報

チェアーリフトでニューラ山へ

2015-09-11 | 北極圏旅行2015秋
9月11日

6時前起床。今日も快晴のようだ。



ベランダから陽が顔を出すのを眺める。
朝ホテルのフロントに行き3日延泊したい旨伝える。57番のキャビンの予約は入ってないらしく、あのキャビンに引き続き泊まれることがわかった。
8時45分出発。また車でツーリストステーションへ。
インフォメーションに寄ってから、歩いてチェアリフト乗り場に向かう。昔冬来たときはすぐだったような気がしたが、割と距離があった。
5分ほど歩いて乗り場に到着。駐車場もあるので、ここまで車で来ればよかったかも。ここでもクレジットカードが利用できる。
確かユースホステルカードで割引が聞くと思ったので出してみると、割引はスウェーデンのホステルメンバーでないと効かないようだ。往復1人215クローナ。
風もなく快晴、黄葉も真っ盛りだ。



9時半過ぎリフトに乗って標高900メートル地点へ。
ややガスっていて遠くの山々はそれほどクリアではない。しかし空は雲一つなく絶景には違いない。
リフトの下にはトレイルがあって、我々の真下をバックパック背負って歩くグループもいる。





思ったより長いリフトだ。往復3千円以上する価値はある。
ようやくリフト終点だ。



木はなく、岩にへばりつくような植物のみ辺り一面紅葉している。



山頂へ向かって歩く。そばに万年雪も残っている。
1キロ先にビョークリデンへの道との分岐点。山頂へあと1キロ。ちょっと風も吹いてきた。



ちょっとした登りがあって、20分後山頂へ。遠くノルウェーまでの山並みやトルネ湖の眺めが素晴らしい。







山頂では5、6人の先客が。
カフェに戻ってコーヒーとチョコレートケーキで休憩する。



リフト係兼カフェスタッフのお兄さんは去年ニセコに1ヶ月いたらしい。



下りのリフトは眼下の風景が素晴らしい。





Abisko Ostra駅そばにあるCOOPまで車を走らせ食材調達。



キャビンに戻り、15時半ラザーニャを電子レンジで温め、パンとで遅い夕食をとる。
ホテルで天気やオーロラ情報等ネットで確認。
日曜日まで晴れ、月曜日は曇りの予報だ。
今晩も遅い夕食後、ふとベランダからチェックするとオーロラが舞っていた!
早速、キャビンを飛び出し、ホテルを越えてゴルフ場へ急ぐ。
辺りが真暗な中で空を見上げると、おおっ、今日もでかい!
頭上に、白い巨大なオーロラが、ゆっーくり渦を巻いている。
小さくなったと思ったら、形を変え、また大きく広がっていく。
オーロラが薄くなり、寒さを覚えたのでホテルのフロントへ行く。
暖を取って、ツイッターで最新情報をチェック。
どうやらまたオーロラが活発になるようだ。ホテルの入口を出て見上げると、まだオーロラは出ていない。
ホテルに戻ろうとすると、なんとホテルの背後に巨大なオーロラが出ているではないか!
ホテルの照明で、わかりにくかったのだ。
急いでゴルフコースまで山を駆け上がる途中、急にオーロラが今まで以上に輝きだし、一瞬空一面に広がった‥‥
おおっ、これぞ待ちに待ったオーロラブレイクアップ!!
しかし、ほんの数秒の出来事‥‥
待ちに待ったものが見れた興奮の中、もう目の前にはあの輝きがどこを見ても見当たらず、ただいつもより少し大きなオーロラがたなびいている状況に、狐につままれたような感じになった。
その後、夜空一面を覆ったオーロラは、待てど待てど出現しなかった。
キャビンへの帰り道、振り返るとまたオーロラが帯状に揺らめいている。同じく山を下りてきた複数のオーロラウォッチャーが、三脚を出して撮影し始めた。
しかし今日は我々は十分見たし、明日も予定があるのでキャビンへと急いだ。