THE ARCTIC - オーロラの地を旅する

北欧北極圏、アイスランド、グリーンランドの旅行情報

世界一大きなサウナ

2009-11-05 | 北極圏ニュース
フィンランドとの国境のスウェーデンの町ハパランダに、ホテル&スパコンプレックスの建設が今週開始された。500万ユーロの建造費が投入されるという。
来年6月までに完成予定。
この巨大なサウナはマヤの遺跡をモチーフに設計され、最上階のスカイバーやいくつかのプールも同時に楽しめるらしい。

アイスランドマクドナルド閉店

2009-11-02 | 北極圏ニュース
アイスランドにフランチャイズ展開していたマクドナルドは、金融危機の影響で採算が取れなくなったとして、10月31日で閉鎖した。
原材料をほぼ輸入に頼っていたため、コストがほぼ倍になりビッグマックも手が届かないほど値上がっていた。

外食産業として世界一のマクドナルドがアイスランドに店舗をオープンしたのは1993年だ。26日に撤退方針を発表して以降、レイキャヴィクにある全3店舗では大混雑となった。最終営業日を控えた30日深夜には、大勢の人々が行列を作った。



レイキャヴィクのマック


アイスランドのEU加盟

2009-11-01 | 北極圏ニュース
アイスランド議会で2009年7月16日、EU加盟交渉開始の是非を問う投票が実施され、賛成33票、反対28票で交渉開始が承認され、7月23日正式に加盟申請をした。
EU加盟がアイスランド経済の建て直しのカギを握るとして、シグルザルドッティル首相は「アイスランド共和国設立以来、最も歴史的意義のある決定だ。アイスランド国民にとり、この決定が有益であることを信じて疑っていない」と述べた。

すでにアイスランドは欧州経済領域(EEA)やシェンゲン協定制度 に加盟していて、元々EUとの関係は強固であり、EU法の75%を国内法に置き換えているとされている。したがって短期間の内にEU加盟が実現する可能性は高い。

国民生活が漁業に大きく依存しているアイスランドにとって、EUに加盟するということは自国の豊かな漁場を他のEU加盟各国に明け渡すことになり、アイスランド漁業界は激しく抵抗している。特に今、経済・金融危機によって漁業の重要性が再認識されているので、アイスランドが自国の漁業水域内での操業をEU加盟国にも認めるか、また、EUの漁獲量制限を受け入れるか注目されるところだ。
アイスランド経済が漁業に大きく依存していることを考慮し、EUが特例を設けることもありうる。

加盟交渉が本格的に開始されるのは2010年上半期と思われるが、この期間は同じく漁業に大きな利害関係を持つスペインが議長国になるため、交渉が遅滞する可能性もある。他方、アイスランドの目標通りに進展するとすれば、クロアチアとともに2012年にも加盟が認められるかもしれない。