大手ハイテク株主導の米株高、過去のバブルとは違う-ゴールドマン
Sagarika Jaisinghani
2024年3月4日 20:45 JSTブルームバーグ
一部のテクノロジー銘柄の急騰がけん引したS&P500種株価指数の最高値更新は、過去に起きたバブルの様相は呈していないと、ゴールドマン・サックス・グループのストラテジストが指摘した。
デービッド・コスティン氏の1日付リポートによれば、企業価値対売上高の倍率が10倍を超える銘柄は、米株時価総額全体の24%を占める。2021年は同28%、ハイテクバブル時は35%だった。しかし「極端なバリュエーション」を持つ株はかなり抑えられており、こうした倍率で取引される銘柄数は21年のピークから大幅に減少している、と同氏は述べた。
「今回は違う」とみているコスティン氏は、「21年の広範にわたる『何が何でも成長』の時とは異なり、投資家は総じて指数構成銘柄の中でも上位の成長株に高いバリュエーションを払っている。われわれは、マグニフィセント7のバリュエーションはファンダメンタルズによって支えられていると考えている」と述べた。
アップル、アマゾン・ドット・コム、アルファベット、マイクロソフト、メタ・プラットフォームズ、テスラ、エヌビディアで構成されるいわゆるマグニフィセント7は人工知能(AI)をめぐる熱狂もあり、今年に入ってS&P500種を最高値まで押し上げた。これにより、多くのストラテジストが年末の同株価指数の目標値を引き上げている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/7f/6895d2e7519bd9d6c40c193b8c3efdb7.jpg)
Big Tech Drives S&P 500 Gains in Past Year | Excluding tech, the index is up just 11% in the past twelve months
出所:ブルームバーグ
原題:Goldman’s Kostin Says Big Tech-Led Rally Is Unlike Past Bubbles
(抜粋)
最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます