コズモと読んでください COSUMO

株式、債券、為替、投資信託を主に

米国株、ダウ反発し197ドル高 前週の大幅安の反動で ナスダックも反発 米国・欧州株概況 2022年9月20日 5:52

2022-09-20 05:55:38 | 日記
米国株、ダウ反発し197ドル高 前週の大幅安の反動で ナスダックも反発
米国・欧州株概況
2022年9月20日 5:52

【NQNニューヨーク=張間正義】19日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3営業日ぶりに反発し、前週末比197ドル26セント(0.6%)高の3万1019ドル68セントで終えた。米連邦準備理事会(FRB)が金融引き締めを長期化するとの見方から米長期金利が一時、11年ぶりの高水準を付け、嫌気する売りが先行した。売り一巡後は前週に大幅下落した反動で短期的な戻りを見込む買いが優勢となり、ダウ平均は上昇に転じた。

19日早朝の米債券市場で長期金利の指標となる10年物国債利回りが前週末比0.06%高い3.51%に上昇する場面があった。6月に付けた今年の最高である3.49%を上回り、2011年4月以来の高水準を付けた。金利上昇で株式の相対的な割高感が高まるとの警戒から、ダウ平均は寄り付き直後に一時263ドル安まで下げた。

ただ、米長期金利はその後3.5%を下回り、前週末終値を小幅に上回る水準で推移した。ダウ平均は前週に1300ドルあまり下げており、下げが目立ったハイテク株を中心に買われた。引けにかけて上げ幅を広げた。「朝方の長期金利上昇で株価指数先物を売り建てた短期筋が、相場が下がらずいったん買い戻した可能性がある」(米投資会社の運用担当者)との声があった。

スマートフォンのアップルと顧客情報管理のセールスフォースが上げた。スポーツ用品のナイキやクレジットカードのアメリカン・エキスプレスなど消費関連株も高い。半面、製薬のメルクと医薬・日用品のジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)などヘルスケア株は下げが目立った。

ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は3営業日ぶりに反発し、前週末比86.616ポイント(0.8%)高の1万1535.020で終えた。電気自動車のテスラが上昇した。クアルコムやエヌビディアなど前週に大きく下落した半導体関連が総じて上げた。