円ドルチャート(一目均衡表とRSI)
東証大引け 反落し1カ月半ぶり安値 円安進行も景気減速懸念強く
国内株概況
2022年9月7日 15:19
7日の東京株式市場で日経平均株価は反落し、前日比196円21銭(0.71%)安の2万7430円30銭で終えた。7月19日以来およそ1カ月半ぶりの安値水準。米国の積極的な金融引き締めが改めて意識され、運用リスクを回避する売りが優勢だった。週末に特別清算指数(SQ)算出を控えた思惑的な売りも出て、下げ幅は一時350円を超えた。
6日に公表された8月の米サプライマネジメント協会(ISM)非製造業景況感指数が市場予想を上回り、米連邦準備理事会(FRB)による金融引き締め長期化の観測から同日の米株式相場が下落。東京市場でも高PER(株価収益率)のグロース(成長)株や景気敏感株など幅広い銘柄に売りが出た。
週末にSQ算出を控えるなか、プットオプション(売る権利)の売り手がヘッジ目的で株価指数先物に売りを出し、日経平均の下げにつながったとの見方もあった。日本時間7日の米株価指数先物が軟調に推移したのも重荷だった。
外国為替市場では円相場が1ドル=144円台に下落する場面があった。輸出採算の改善期待から自動車株に買いが入る一方、輸入物価の上昇が景気に与える影響が警戒されて物色の範囲は限られた。
東証株価指数(TOPIX)は6日続落し、終値は前日比10.93ポイント(0.57%)安の1915.65で終えた。6日続落は2021年9月下旬~10月上旬に9日続落して以来。
東証プライムの売買代金は概算で2兆7522億円。売買高は11億1504万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は1369と、全体の7割を超えた。値上がりは432銘柄、変わらずは36銘柄だった。
郵船や商船三井、川崎汽が大幅安。リクルートやエムスリー、楽天グループが下げた。出光興産、INPEXも売られた。半面、SUBARUや三菱自、マツダが高い。三越伊勢丹や高島屋も上昇した。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
国内株概況
2022年9月7日 15:19
7日の東京株式市場で日経平均株価は反落し、前日比196円21銭(0.71%)安の2万7430円30銭で終えた。7月19日以来およそ1カ月半ぶりの安値水準。米国の積極的な金融引き締めが改めて意識され、運用リスクを回避する売りが優勢だった。週末に特別清算指数(SQ)算出を控えた思惑的な売りも出て、下げ幅は一時350円を超えた。
6日に公表された8月の米サプライマネジメント協会(ISM)非製造業景況感指数が市場予想を上回り、米連邦準備理事会(FRB)による金融引き締め長期化の観測から同日の米株式相場が下落。東京市場でも高PER(株価収益率)のグロース(成長)株や景気敏感株など幅広い銘柄に売りが出た。
週末にSQ算出を控えるなか、プットオプション(売る権利)の売り手がヘッジ目的で株価指数先物に売りを出し、日経平均の下げにつながったとの見方もあった。日本時間7日の米株価指数先物が軟調に推移したのも重荷だった。
外国為替市場では円相場が1ドル=144円台に下落する場面があった。輸出採算の改善期待から自動車株に買いが入る一方、輸入物価の上昇が景気に与える影響が警戒されて物色の範囲は限られた。
東証株価指数(TOPIX)は6日続落し、終値は前日比10.93ポイント(0.57%)安の1915.65で終えた。6日続落は2021年9月下旬~10月上旬に9日続落して以来。
東証プライムの売買代金は概算で2兆7522億円。売買高は11億1504万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は1369と、全体の7割を超えた。値上がりは432銘柄、変わらずは36銘柄だった。
郵船や商船三井、川崎汽が大幅安。リクルートやエムスリー、楽天グループが下げた。出光興産、INPEXも売られた。半面、SUBARUや三菱自、マツダが高い。三越伊勢丹や高島屋も上昇した。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
円が対ドルで急落、一時143円台に
グローバルマーケット
2022年9月7日 1:39 (2022年9月7日 5:24更新)
円安が一段と進んでいる。6日のニューヨーク外国為替市場では一時1ドル=143円台と1998年8月以来およそ24年ぶりの円安・ドル高水準を更新した。各国の中央銀行によるインフレ対応に注目が集まるなか、日銀のみが大規模な金融緩和を続ける構図に改めて注目が集まっている。前日比の下げ幅は2円を大きく超えた。
円は日本時間の6日早朝には140円50銭台で推移していた。6日の東京市場ではオーストラリア準備銀行(中央銀行)が0.5%の利上げに動いたことを受けて改めて低金利通貨の円を売る動きが広がり、24年ぶりに141円台を付けた。
その後も円売りは止まらず、ロンドン市場で海外勢の参入により142円台に下落した。ニューヨーク市場では米サプライマネジメント協会(ISM)が発表した8月の非製造業景況感指数が市場予想を上回ったことで、143円台まで下げ幅を広げた。
グローバルマーケット
2022年9月7日 1:39 (2022年9月7日 5:24更新)
円安が一段と進んでいる。6日のニューヨーク外国為替市場では一時1ドル=143円台と1998年8月以来およそ24年ぶりの円安・ドル高水準を更新した。各国の中央銀行によるインフレ対応に注目が集まるなか、日銀のみが大規模な金融緩和を続ける構図に改めて注目が集まっている。前日比の下げ幅は2円を大きく超えた。
円は日本時間の6日早朝には140円50銭台で推移していた。6日の東京市場ではオーストラリア準備銀行(中央銀行)が0.5%の利上げに動いたことを受けて改めて低金利通貨の円を売る動きが広がり、24年ぶりに141円台を付けた。
その後も円売りは止まらず、ロンドン市場で海外勢の参入により142円台に下落した。ニューヨーク市場では米サプライマネジメント協会(ISM)が発表した8月の非製造業景況感指数が市場予想を上回ったことで、143円台まで下げ幅を広げた。
米国株、ダウ続落 米長期金利上昇が重荷
米国・欧州株概況
2022年9月7日 5:03
【NQNニューヨーク=横内理恵】6日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続落し、前営業日の2日に比べ170ドル37セント安の3万1148ドル07セント(速報値)で終えた。米連邦準備理事会(FRB)による積極利上げへの警戒感から米長期金利が3カ月ぶりの水準に上昇。これを受け、ハイテク株を中心に売りが優勢だった。
8月の米サプライマネジメント協会(ISM)非製造業景況感指数が56.9と市場予想(55.5)を上回った。米景気の底堅さが確認され、FRBの金融引き締めが長期化するとの観測が改めて意識された。米長期金利は一時、6月中旬以来の高水準となる3.35%を付け、2日終値(3.19%)を0.16%上回った。
FRB以外の中銀の金融引き締めへの警戒も相場の重荷だった。6日はオーストラリア準備銀行が0.5%の利上げを決めた。今週は欧州中央銀行(ECB)やカナダ銀行なども利上げを決めると予想されている。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は7日続落し、前営業日の2日に比べ85.956ポイント安の1万1544.909(速報値)で終えた。
米国・欧州株概況
2022年9月7日 5:03
【NQNニューヨーク=横内理恵】6日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続落し、前営業日の2日に比べ170ドル37セント安の3万1148ドル07セント(速報値)で終えた。米連邦準備理事会(FRB)による積極利上げへの警戒感から米長期金利が3カ月ぶりの水準に上昇。これを受け、ハイテク株を中心に売りが優勢だった。
8月の米サプライマネジメント協会(ISM)非製造業景況感指数が56.9と市場予想(55.5)を上回った。米景気の底堅さが確認され、FRBの金融引き締めが長期化するとの観測が改めて意識された。米長期金利は一時、6月中旬以来の高水準となる3.35%を付け、2日終値(3.19%)を0.16%上回った。
FRB以外の中銀の金融引き締めへの警戒も相場の重荷だった。6日はオーストラリア準備銀行が0.5%の利上げを決めた。今週は欧州中央銀行(ECB)やカナダ銀行なども利上げを決めると予想されている。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は7日続落し、前営業日の2日に比べ85.956ポイント安の1万1544.909(速報値)で終えた。