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22年の世界経済に「停滞」リスク、スタグフレーションではなく-野村 Jiyeun Lee 2021年12月10日 14:10 JST ブルームバーグ

2021-12-10 15:39:10 | 日記
22年の世界経済に「停滞」リスク、スタグフレーションではなく-野村
Jiyeun Lee     2021年12月10日 14:10 JST        ブルームバーグ                            
      2022年後半までに世界経済が直面する最大のリスクはスタグフレーションではなく停滞(スタグネーション)の可能性があると、野村ホールディングスが指摘した。
  コストの上昇によって起こるインフレがまだ弱い内需に打撃を与えるとともに、財政・金融政策の引き締めが逆風になると分析した。
        
                    
                
   ロブ・スバラマン氏らエコノミストは10日に公表した2022年の見通しリポートで、ほとんどの国で「コストに起因したインフレが重みを帯びており、これは利益率を押し下げ実質家計所得を減らし、需要が弱い時に自己修正する傾向がある悪いタイプのインフレだ」と説明した。

              
 
  ユーロ圏や英国、日本、中国を含むほとんどの国・地域は新型コロナウイルス禍から完全には回復しておらず、脆弱(ぜいじゃく)な個人需要は成長減速の影響を受けやすいとエコノミストらは指摘した。
  インフレによる企業利益と家計所得の浸食や景気不透明感の中での貯蓄率上昇が成長減速の要因になり、財政・金融政策の転換が大きな重荷となる可能性があると分析した。
  ただ米経済だけは「十分に力強い需要」を回復し、従ってコスト主導のインフレを吸収するクッションがより大きいとエコノミストらは付け加えた。



東証大引け 続落 米ハイテク株安が重荷、持ち高調整の売りも 国内株概況2021年12月10日 15:30

2021-12-10 15:36:06 | 日記
東証大引け 続落 米ハイテク株安が重荷、持ち高調整の売りも
国内株概況2021年12月10日 15:30

10日の東京株式市場で日経平均株価は続落し、前日比287円70銭(1.00%)安の2万8437円77銭で終えた。前日の米ハイテク株安の流れを受け、東京市場でもハイテクなどグロース(成長)株を中心に売りが先行した。11月の米消費者物価指数(CPI)の発表を見極めたいとの雰囲気から、大引けにかけては一部の投資家が持ち高調整の売りを膨らませて一段安となり、下げ幅を300円超に拡大する場面があった。
岸田文雄首相が意欲を示してきた金融所得課税について、10日に正式決定する2022年度与党税制改正大綱に「総合的な検討」を明記する方針が伝わり、投資家心理に水を差したとの声が聞かれた。香港ハンセン指数などのアジア株相場が総じて下落したことも重荷だった。
11月の米CPIは、足元のインフレ圧力を確認するうえで注目度が高い。米連邦準備理事会(FRB)の利上げに対する姿勢にも影響を与えるとみられ、発表を控えていったん持ち高調整の売りを出す動きにつながった。
JPX日経インデックス400は続落した。東証株価指数(TOPIX)も続落し、前日比15.31ポイント(0.77%)安の1975.48で終えた。
東証1部の売買代金は概算で2兆6680億円。売買高は11億1409万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1607と、全体の7割超を占めた。値上がりは481、変わらずは95だった。
前日の米株式市場で主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が下落したことで、東エレクやアドテストなど半導体関連銘柄の下げが目立った。リクルートやファストリ、テルモも売られた。一方、ダイキンや安川電は買われた。オムロンや凸版も上昇した。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕

中国恒大「一部デフォルト」 フィッチが格下げ グローバルマーケット 2021年12月9日 17:16 (2021年12月10日 5:23更新)

2021-12-10 08:35:08 | 日記
中国恒大「一部デフォルト」 フィッチが格下げ
グローバルマーケット
2021年12月9日 17:16 (2021年12月10日 5:23更新)

フィッチは恒大集団を「部分的債務不履行」に格下げした=ロイター
【上海=土居倫之】格付け会社フィッチ・レーティングスは9日、巨額の債務を抱えて経営難に陥った中国恒大集団の格付けを部分的な債務不履行(デフォルト)に認定したと発表した。米ドル債の利払いを確認できなかったためだ。米ドル債の発行残高は2兆円規模で、中国企業として今後過去最大のデフォルトになる可能性がある。海外投資家の中国企業に対する警戒も一段と強まりそうだ。
フィッチは中国不動産大手の恒大集団の長期外貨建て発行体格付けをシングルCから部分的な債務不履行を意味する「RD」に引き下げた。恒大はグループ会社が発行した米ドル債の利息8249万ドル(約93億円)を期日の11月6日までに支払わず、30日間の猶予期間に入っていた。日本時間の12月7日午後に猶予期限が切れたが、複数の報道によると恒大は利払いを実行していなかった。






フィッチは「恒大に利払いの(有無の)確認を求めたが、回答がなかったため、払われなかったと想定した」という。部分的ながら、大手格付け会社が債務不履行を認定したのは初めてとなる。フィッチによると、部分的な債務不履行は債務不履行が起きているが、清算型倒産手続きが開始しておらず、かつ事業停止には至っていない状況を指すという。
リフィニティブによると、恒大の米ドル債の発行残高は約195億ドル(約2兆2000億円)にのぼる。恒大の負債総額は中国の名目国内総生産(GDP)の2%に相当する規模に膨らんでおり、米ドル債も中国企業として最大規模とみられる。
恒大は事業を継続し、外貨建て債務の再編に向けて債権者と協議に入ると発表している。地元の広東省政府は3日、恒大に監督チームを送り込むと発表した。同省の政府系企業幹部が共同責任者に就くリスク管理委員会の設置も決まった。フィッチはこうした政府の取り組みについて「恒大の将来のリスクを軽減、排除する」と評価する一方、「現段階では再編案に関する情報は限られている」としている。
恒大は中国政府の全面関与のもとで、住宅購入者の保護や取引先の連鎖破綻回避を優先しながら、経営再建の道を探る見通しだ。一方、米ドル債の投資家は元本毀損や金利減免など相応の負担が避けられず、債務再編案の内容次第ではこうした投資家の反発を招きかねない。
海外債権者との債務再編協議がまとまらない場合、中国の破綻法制である「企業破産法」を適用し、法的整理に移行する選択肢がある。その場合、恒大にお金を貸している銀行や人民元債の投資家のほか、恒大の債務の約半分を占める取引先などが債権カットの対象となる可能性がある。
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米国株、ダウ横ばいの6セント安 景気敏感に利益確定売り ナスダック反落 米国・欧州株概況2021年12月10日 6:36

2021-12-10 07:54:29 | 日記
米国株、ダウ横ばいの6セント安 景気敏感に利益確定売り ナスダック反落
米国・欧州株概況2021年12月10日 6:36

【NQNニューヨーク=横内理恵】9日の米株式市場でダウ工業株30種平均は横ばいとなり、前日比6セント安の3万3574ドル69セントで終えた。前日までの3日続伸で1100ドルあまり上昇しており、上げ相場をけん引してきた景気敏感株やハイテク株の一角が利益確定売りに押された。半面、ディフェンシブ株が上昇し、指数を下支えした。
ダウ平均は朝方に一時177ドル安まで下げた。新型コロナウイルスの変異型「オミクロン型」の感染拡大を受け、英政府が8日にイングランドで行動規制を強化すると発表し、欧州などで同様の規制が広がるとの懸念が浮上した。
11月の米消費者物価指数(CPI)発表を10日に控え、買いが手控えられた面もある。CPIは伸びがさらに加速するとみられており、米連邦準備理事会(FRB)の利上げ前倒し観測につながる可能性が警戒された。
ダウ平均の構成銘柄では航空機のボーイング、化学のダウなど景気敏感株が売られた。ボーイングは中型機「787」の納入の遅れが伝わったのも売り材料。顧客情報管理のセールスフォース・ドットコムも下げた。前日まで連日で上場来高値を更新していたスマートフォンのアップルも4営業日ぶりに反落した。
もっとも、ダウ平均は午後にかけて下げ渋り、100ドルあまり上昇する場面もあった。買われたのは業績や株価が景気の影響を受けにくいディフェンシブ株だ。上昇相場で出遅れていたため資金が向かいやすかった面もある。ドラッグストアのウォルグリーンズ・ブーツ・アライアンス、外食のマクドナルド、医療保険のユナイテッドヘルス・グループが高い。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は4営業日ぶりに反落し、前日比269.618ポイント(1.7%)安の1万5517.370で終えた。電気自動車のテスラが6%安だった。エヌビディアやアドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)など半導体株も全般に売られた。