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東証大引け 反落、7カ月半ぶり安値 早期の米緩和縮小観測、トヨタ減産報道も 国内株概況2021年8月19日 15:25

2021-08-19 15:57:38 | 日記
東証大引け 反落、7カ月半ぶり安値 早期の米緩和縮小観測、トヨタ減産報道も
国内株概況2021年8月19日 15:25

19日の東京株式市場で日経平均株価は反落し、前日比304円74銭(1.10%)安の2万7281円17銭で終えた。1月6日以来、約7カ月半ぶりの安値となった。7月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨が年内のテーパリング(量的金融緩和の縮小)開始を示唆する内容だったことから、緩和マネーに支えられた株式相場には下落圧力がかかるという見方が広がった。前日の米株式相場に続いてアジア株も軟調に推移し、相場の重荷になった。

日経平均は大引けにかけて下げ幅を拡大した。「トヨタは9月の世界生産を計画比で4割減らす」と14時30分過ぎに日本経済新聞電子版が伝えたのをきっかけにトヨタやデンソーが下げ幅を拡大し、相場全体の地合いを冷やした。半導体不足や東南アジアでの新型コロナウイルスの感染拡大が自動車の生産に影響を及ぼしている。
新型コロナの感染は世界的に再び広がっている。中国の景気の先行き懸念もあるなかで、海運や石油、鉄鋼などの下げも目立った。日本株は米国株と比較した出遅れ感が目立っていただけに、底堅く推移する場面もあったが、買いの対象はディフェンシブ性が高い医薬品や食料品の一角にとどまった。
JPX日経インデックス400は反落した。終値は前日比227.06ポイント(1.31%)安の1万7089.13だった。東証株価指数(TOPIX)も反落し、26.78ポイント(1.39%)安の1897.19で終えた。1900の節目を下回るのは約1カ月ぶり。
東証1部の売買代金は概算で2兆3841億円。売買高は10億7624万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1798と、全体の約8割を占めた。値上がりは331、変わらずは60銘柄だった。
東エレク、アドテスト、ソフトバンクグループ(SBG)、ファナックが下落した。一方、中外薬、NTTデータ、塩野義、オリンパスが上昇した。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕


米国株、ダウ続落382ドル安 年内の量的緩和縮小を警戒 ナスダック続落 米国・欧州株概況2021年8月19日 5:34

2021-08-19 06:55:43 | 日記
米国株、ダウ続落382ドル安 年内の量的緩和縮小を警戒 ナスダック続落
米国・欧州株概況2021年8月19日 5:34

【NQNニューヨーク=張間正義】18日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続落した。前日比382ドル59セント(1.1%)安の3万4960ドル69セントと2週間ぶりに心理的節目の3万5000ドルを下回って終えた。午後に公表された7月の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨で年内のテーパリング(量的緩和の縮小)開始が示され、金融緩和政策の縮小を警戒した売りが幅広い銘柄に出た。
議事要旨では「大半の参加者が、経済が彼らの予想通り幅広く発展するなら年内に資産購入ペースの縮小を始めるのが適切になるだろうと述べた」と明記された。テーパリングを始める条件にしてきた米連邦準備理事会(FRB)の目標に向けた「顕著な一段の進展」については、物価安定は「満足する水準に達した」と判断、雇用最大化も「満足する水準に近い」と指摘した。ダウ平均は議事要旨の公表後にじりじりと下げ幅を広げた。
朝方発表の7月の米住宅着工件数は3カ月ぶりに減少し、市場予想も大幅に下回った。前日発表の7月の米小売売上高など足元では市場予想を下回る経済指標の発表が増えており、米景気の減速懸念も株式相場の重荷となった。
前日に上場来高値を更新していたスマートフォンのアップルが2%超下落した。建機のキャタピラーや工業製品・事務用品のスリーエムなど景気敏感株も安い。原油安を受け石油のシェブロンも下げた。このところ買われていたディフェンシブ株も売りに押され、日用品のプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)や外食のマクドナルドが安い。
ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は3日続落し、前日比130.267ポイント(0.9%)安の1万4525.914で終えた。ネット通販のアマゾン・ドット・コムや交流サイトのフェイスブックなど主力ハイテク株が売られた。エヌビディアなど半導体株も総じて安い。一方、前日まで下げがきつかった電気自動車のテスラは反発した。