INSIDE SORAMAME

私の頭の中のキオクを綴っていくつもりです・・

近い遺産(27)

2009年09月11日 |    ┣ 近い遺産
(つづき)
福岡市博多区の「塩原橋」バス停。

福岡地区の兄弟路線47番」と「48番」の違いは、郊外側の終点が「那珂川営業所(47)」か「レークヒルズ野多目(48)」かと、パナソニック前~清水四丁目間が「清水一丁目・清水二丁目経由(47)」か「美野島南公園前・塩原橋経由(48)」か(=那珂川の西岸経由か東岸経由か=どちらが早く那珂川を渡るか)という2点である。

2点めの違いについては、現在「47番」が通っている道路が開通する前は、全て「美野島南公園前・塩原橋経由」だったようだ(ただし、かつては「美野島南公園前」ではなく「福岡製紙前」)。
個人的には、「清水一丁目・清水二丁目経由」よりも「美野島南公園前・塩原橋経由」のほうが好きであり、「47番」と「48番」なら、つい「48番」を選んで乗ってしまう傾向にある。
ただ、最近は橋の架け替えに伴うルート変更により、那珂川東岸での滞在時間は以前より短くなっている(現在は「これより右折」して橋を渡るが、以前は「もう少し直進」だった)。
那珂川とJRの博多運転区により隔てられている南区の清水・塩原地区と博多区の美野島・竹下地区だが、橋の架け替えや新設を含むこのあたりの再開発により、心理的な距離は、以前に比べて縮まってきているような気がする。

バス停の行先案内の部分には、「48 福商・野多目」と表示されているが、2007年3月以降は、「63番」もここを通るようになっている。
「福商」とは「福商高校前」のことであり、福商高校とは福岡商業高校のことだが、現在は校名、バス停名ともに「福翔高校」に改称されている。
「福商高校前」は、かつては「48番」の「狭義の終点」であったが、現在は「福翔高校」を複乗して、「レークヒルズ野多目」まで延長されている。
「福商・野多目」という表現は、「校名変更よりもレークヒルズ延長のほうが時系列的に先」ということを物語っているといえそうだ。
(つづく)

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (soramame)
2009-09-14 23:47:06
レパード乗りさん、こんにちは。

>古い人間(それ程でもないですが・・・)は、旧名称の方がピンときますね(笑

ほんとそうですね~。
私もいまだに「西高下」「渕上前」などのほうがしっくりくる時があります。
返信する
いつの間にか・・・ (レパード乗り)
2009-09-13 00:57:39
福岡に戻ってきて、ある日バスを見ると・・・

48のレークヒルズ野多目?しかも福商じゃなくて福翔?とビックリしたもんです。
西福岡高校(西高下)も講輪館高校に変わってるし・・・

古い人間(それ程でもないですが・・・)は、旧名称の方がピンときますね(笑
返信する
Unknown (soramame)
2009-09-12 23:56:42
れぱんさん、こんにちは。
かつてよく利用した路線が残っているのは嬉しいものですよね。
>「福岡製紙」は以前「十条製紙」って呼称ではなかったでしょうか?
すみません、十条製紙だった頃についてはよくわかりません。
>清水を通る(パナソニックの方の橋を渡るルート)方は、何となくおっしゃれな感じで、福岡製紙ルートの方は、のんびりとした感じがしたものです。
なるほど。
現在も、その対比は受け継がれている感じがしますよ。

Tokyo Chikushiさん、こんにちは。
>写真から見る限り、かなり道が広くなったようですね。以前はもっと狭くって…歩道もなくって…塩原橋自体も架け替えられたのでしょうか?
まだ片側一車線で決して広くはないですが、以前に比べるとずいぶん通り易くなったと思います。
考えてみれば、かつては、この付近だけでなく、対岸の塩原~大橋の区画整理も未施行、その先の大橋~那珂川に向かう385号もバスがすれ違うのに苦労するような狭い道、野多目のあたりには当然外環状線もなかった訳で、48番のルートはほぼ全線に渡って道路事情が改善されていますね。

ねぇね♪さん、こんにちは。
>私もこっちに乗るのがすきです。公園周辺の景色がよいから。大橋駅利用する住民なので、博多駅にいくときは定番です。あとは竹下の列車がみれますからね。
ほんとそうですね。
47番よりもかなり得した気分を味わえますよね。
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48 (ねぇね♪)
2009-09-11 21:29:45
私もこっちに乗るのがすきです。公園周辺の景色がよいから。大橋駅利用する住民なので、博多駅にいくときは定番です。あとは竹下の列車がみれますからね。
返信する
Unknown (Tokyo Chikushi)
2009-09-11 14:29:39
写真から見る限り、かなり道が広くなったようですね。以前はもっと狭くって…歩道もなくって…塩原橋自体も架け替えられたのでしょうか?

おっしゃるとおり、以前は47も48もどちらも塩原橋を渡っていました。ただこの「塩原橋」が狭いのなんの…しかもこの写真の道から塩原橋へ右折するのが狭い道同士で、バスはずいぶん難渋していました。
大橋方面に向けて乗っていたバスが橋のずいぶん手前で止まってしまったので、どうしたのかと思って見渡してみると、向こうの方から橋を渡ってくる博多駅方面行きの上りのバスが見えて、離合のための停車だとわかったことがありました。

百年橋のすぐ南に小さな「南大橋」があり、その次はこの狭い「塩原橋」まで橋はありませんでした。47も48もどちらもここを渡るしかなかったのです。
もっともその前は百年橋もなく、筑肥線に沿う「南大橋」と、「塩原橋」だけでした。

「松下電器前」のバス停の付近に大きな電球の看板があったような気がするのですが…、あれは、博多駅の近くだったかな。
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懐かしすぎます (れぱん)
2009-09-11 13:42:01
何とも、懐かしい路線ですね。
学生の頃、博多駅から学校の寮までバスでこの路線をよく利用していたので、そうそう、橋を渡ったっけ?とか、道路が狭かったな、などといろいろ思い出してきました。
寮が、大橋駅よりさらに先だったので、博多駅からだと、30分前後かかっていたと思いますけど、道路も整備されて、多分、所要時間も短くなったんだと思います。
行き先も多少は変わっていると思います。
「福岡製紙」は以前「十条製紙」って呼称ではなかったでしょうか?清水を通る(パナソニックの方の橋を渡るルート)方は、何となくおっしゃれな感じで、福岡製紙ルートの方は、のんびりとした感じがしたものです。
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