INSIDE SORAMAME

私の頭の中のキオクを綴っていくつもりです・・

素顔のままで(15)

2009年12月10日 |    ┣ 素顔のままで
(つづき)
佐賀県鳥栖市の「産業団地前」「産業団地」「産業団地西」バス停。

「産業団地前」は業務地区と住宅地区を隔てる広い道路上にあり、「産業団地」は業務地区の内部にあり、「産業団地西」は業務地区内部の西の方にある。
「博多駅」と「博多駅前」のように、停留所名における「前」の有無というのは結構曖昧な場合も多いのだが、ここでは「産業団地前」と「産業団地」は全く別のバス停であり「前」を厳密に(?)使っている。

ここには現在、今年の10月から運行を開始した鳥栖ローカルの「6番」が停車する。
この路線は、「産業団地西」の次のバス停である「シーエックスカーゴ」(ちょんびんさんが探検されています)の従業員送迎バスと西鉄の既存路線(それまでは「1番」と「2番」)を一本化して運行されているもので、運行経費の半額が国の補助で、残りを鳥栖市と企業で負担しているそうだ(←今年春頃時点の情報なので、最終的にどのような形で運行を開始したかは要確認)。
地域の足の確保のために、いろんな形を模索する姿勢は評価すべきではないだろうか。

「産業団地前」のバス停には「2 JR基山駅」を消した跡がある。
「地域の足を確保する」というのは、主に一つの自治体の内部での話であるため、たとえ地域の足が確保されたとしても、一方で、この「JR基山駅行き」のような市町村境を跨ぐ路線はどんどん「貴重」なものになっていくというのが実情である。
単一の自治体だけでなく、いくつかの自治体が一緒になって広域行政の観点から地域の足を維持するという試みがもっと進んでよいのではないだろうか。
例えば、「まほろば号」と「まどか号」と「やよい号」(と「かわせみ号」)を一体化するとか。
那珂川町役場内山行きとかあったらとても楽しそうだが、「楽しさ」を基準に動く問題ではないので、実現は難しいですかね??

この「産業団地」地区から、鳥栖筑紫野「無料」道路を挟んだ反対側には「鳥栖プレミアムアウトレット」があるが、「6番」はそちらには行かない。
「仕事・生活の足」と「遊びの足」で、完全に役割分担をしている感じである。
(つづく)

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