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生徒とのやり取りの中で感じたことを中心に、日頃から感じていることや変わった出来事などを発信しています。

進学相談会へ行ってきました。

2022-07-25 09:26:27 | 日記
昨日は、拝島で行われた進学相談会へ行ってきました。以前は公立小学校の体育館を使用して行われていたものが、コロナ禍によって私立学校の校舎を使って行われるようになりました。創研塾のある青梅線沿線では、多くの学校が合同で行う進学相談会はほとんど行われないため、保護者面談等を通じて生徒・保護者の参加を促しています。私も自分の子供とともに参加することにしました。
このような進学相談会は以前は事前予約など必要なく、直接会場へ向かうものでした。コロナ禍により密を避けるため、現在ではほとんどの進学相談会が事前予約制になっていると思います。私もWEBサイトから予約をしました。
会場に着くと、事前に体調のチェックをしてきたかどうかをスマートフォンを使って示し、さらにその場で体温測定をしました。昨日も暑かったですから、その中を徒歩で移動した区間があったため、体温は37.2度でした。この程度なら入場に問題は無かったようです。校舎を使った相談会であるため、相談は各教室を使って行われます。階段を昇ったり降りたり、校舎を移動したりと体育館などの大きな空間を使用した相談会と異なり、移動距離はそれなりにありましたし、各学校の混雑状況を把握することが困難であることなどのデメリットがある一方、エアコンがしっかりと効いて涼しく、また他の人と接する機会が限定されることや周囲の音が気にならないメリットがありました。私は以前、学習塾団体が主催する同じような進学相談会の実行委員長を数年にわたって務めていました。会場は新宿の高層ビルを使い、参加校が130校を超える大規模なものでしたから、大きなホールを使って大行列ができるのが当たり前のイメージでした。その相談会とはずいぶんイメージが異なりますが、今どきの安全を重視した相談会であるという印象を受けました。
進学相談会の運営をしてきた経験がありますから、どの学校とどの教室で相談を受けられるかを示している教室配置図を見ると、運営者の意図を読み取ることができました。人気があり受験者の多い学校は各フロアの奥の方に配置され、相談待ちの方たちが待ちやすい様に広いスペースが確保されてましたし、同じ教室には似たような学校が入らないようにされるなど、「うんうん。そうするよな。」と勝手に運営者の気持ちになっていました。
私の子供が希望していた都立高校は相談待ちの列がかなり長く、1時間以上は軽く待たされそうな様子でした。そこでこの学校との相談はまたの機会にすることにし、他の学校で話を聞くことにしました。学校の特色・雰囲気、進学実績など詳細に説明してくれ、入試で合格するために必要な勉強や学力についても詳しく説明してくれました。私の子供は説明してくれたうちの1校が特に気に入ったようで、「あの学校に行きたいな。」との感想を持ったようです。現在の学力と比較し、今後の学習方法や必要なレベルの話をしながら、近くのレストランで食事をし、帰ってきました。
このような進学相談会に行くことは、学校の情報を得ることにもちろんつながります。しかし、情報だけであれば学校案内の冊子や各学校のWEBサイトで調べることができます。それ以上に大切なのは、各学校の先生方が自分の学校の良さをアピールし「ぜひうちの学校に来てください。」と言ってくれること、そしてそれが子供が頑張ろうという気持ちを持つことにつながることだと思っています。子供たちにとってみれば、高校の先生からうちの学校に来て、と言われる機会はなかなかありませんから、とても貴重な機会だと思います。
昨日は私の子供だけでなく創研塾の塾生が何人も参加しているはずです。皆が高校進学への意欲を持ち、日頃の勉強を頑張ろうという気持ちを持ってくれたであろうことを期待しています。