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古賀稔彦さんを悼む

2021-03-24 08:41:49 | 日記
本日、小学校の卒業式に参列中に柔道家の古賀稔彦さんが亡くなられたニュースが入ってきました。あまりに突然のことに大変驚きました。
創研塾の一つの教室には古賀稔彦さんの写真とサイン色紙があります。これは2018年10月8日に創研塾が加盟している学習塾の協会が講演会を開き、その講師として古賀さんにお越しいただいたときにいただいたサインです。
私は役員としてこの講演会の準備に参加していました。講演をするにあたり、古賀さんから細部にわたって様々な指示・要望が出ていました。当時準備をするものとしては「ずいぶん細かなことまで気にされる方だな。」と感じていました。しかし、今思うと多くの講演をこなす中で、その講演の内容や出来に差ができないよう、均一の品質を保つために行われていたのだと理解できました。
古賀さんの講演が始まる直前、私は係として会場のドア前で古賀さんをお待ちしていました。裸足で入場されるためにサンダル履きで現れた古賀さんは、やや緊張した面持ちでスクワットを数回、自分の顔を両手で数回たたいて気合を入れておられました。その気合を保ったまま会場のドアを開け、会場に入っていかれました。オリンピックで金メダルを取り、このような講演会を何百、何千とこなしている方でもやはり緊張するのだと感じたことを覚えています。
講演終了後にはまた数年後にお会いしましょうとのメッセージを残していかれた古賀さんが闘病生活をされていたことは全く知りませんでした。53歳という若さでお亡くなりになられたことは残念でなりません。心からご冥福をお祈りいたします。