中高大受験 難関校・人気校なら創研塾

生徒とのやり取りの中で感じたことを中心に、日頃から感じていることや変わった出来事などを発信しています。

もう10年経ちました。

2021-03-12 19:07:20 | 日記
このブログでも何度か取り上げていますが、10年前の3月11日は今でもはっきり覚えています。当時、創研塾では学習塾部門のほか、職業訓練部門がありました。拝島駅のすぐそばに教室を借り、多い時には大人の方100名くらいにパソコンやビジネスマナーなどを身につけてもらい、就職に役立ててもらっていました。
地震のあった14:46頃は学習塾はまだ開講時間前で、職業訓練が行われていた時間帯でした。幸い、ケガ人や備品の破損などはありませんでしたのでまずは安心しました。
大変だったのは、地震後です。厚生労働省の下部機関より委託を受け行っていた事業でしたので、何もかも法律を守りながら行う必要がありました。このような地震については想定外だったのでしょう、緊急時にもかかわらず平時と同じように事業を進めなければならず、受講生の方たちの不安落ちつけつつ、制度上の問題と向き合いながら毎日を送りました。計画停電の影響で登校できない受講生の方たちへの対応をどうするのか。避難訓練などを含め、危機管理の見直しについても取り組みました。イレギュラーな対応ばかりが続き、私たち運営側も受講される方も大変疲弊しながら進めていたことを思い出します。
制度が変わってしまったため、現在厚生労働省などが行っている職業訓練は創研塾では行っていません。が、あの大変だった日々から10年経つことを思うと感慨深いです。
現在は、厚生労働省などの制度を利用せず、民間企業が手を結び、ハローワークなどの協力を得ながら新しいタイプの学校づくりを手掛けています。今度の日曜日には外国人の方々の受講生を選別するための面接試験を行います。
コロナの影響もあり、10年前とは世の中が大きく変わってきています。私たちも常に新しい一歩を歩き出すことを心がける必要があることを、意識しています。