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生徒とのやり取りの中で感じたことを中心に、日頃から感じていることや変わった出来事などを発信しています。

リモート授業でも成果を上げられる生徒の特徴とは

2020-10-24 15:21:16 | 日記
面談週間のため、今日もオンラインでの面談と直接お会いしての面談、両方を行いました。
創研塾ではリモート授業と対面授業の両方を用いてハイブリッド授業を行っています。リモート授業でこちらの想定している成果をあげられていない生徒の場合には、面倒でも塾に来て対面授業を受けるように話をしています。
今日、リモート授業でも成果を上げている生徒のご両親とお話ししていて、気づかされたことがあります。それは、リモート授業で体は自宅にいても、頭と気持ちは塾にいるように授業を受けている生徒は対面と同じような効果を上げているということです。その生徒は休憩時間中もカメラを有効にしていて私たちからその様子がわかるようにしていますし、休憩時間中にとる飲み物についても塾の中と同じルールを守っているのです。なるほど、塾の中にいると思って授業を受けているために適度な緊張感があり、集中して取り組めているのだなと納得してしまいました。
一方、リモート授業で私どもの想定している成果をなかなか上げられない生徒はその逆なのだと感じています。あくまでも自宅の中でリラックスしている状態で、画面の中にだけ塾がある、そんなとらえ方をしているように思います。ですから休憩時間になればカメラを止めて私たちから何をしているのかがわからないようにし、授業時間中もあまり緊張感が無くなんとなく授業を聞いて問題を解いている、そんな空気が感じられるのです。
私たち教える側としてはリモートでも対面でもできる限り差が無いように授業を行い、補助教材なども事前に送信するなど準備は対面授業以上に気を配って行っているつもりです。今後はいかに塾の中にいる気分にさせられるか、集中力と緊張感をもって授業に参加させるかをさらに工夫して行くことの必要性を感じました。
だんだんと来年度入試に関する資料や情報が整ってきています。今のところ制度上はあまり大きな変化は見られませんが、これから冬を迎え、新型コロナウィルスの感染状況次第では急に制度が変わることも考えられます。どのような環境になっても、頑張ってきた成果を出すことができるように授業の在り方を見直し、リモート授業でも対面授業と同様の効果を多くの生徒が出せるように工夫を凝らし、準備をしていきたいと考えています。