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生徒とのやり取りの中で感じたことを中心に、日頃から感じていることや変わった出来事などを発信しています。

生きると言うこと

2020-03-11 15:53:07 | 日記
先ほど、14:46に市内の防災放送からサイレンが鳴りました。東日本大震災の追悼だと思います。あれから9年、あっという間に過ぎました。当時、創研塾では大人向けの職業訓練を行っており、拝島にあった教室から学生向けの教室がある青梅市に車で向かう途中のことでした。石原都知事が都知事選に再出馬する、緊急の記者会見が行われるとされていた、その直前に緊急地震速報が流れました。私は玉川上水脇の道路を移動しており、信号待ちをしているところに強い揺れがありました。車内にいた私は、まるで台風の強風にあおられたのと同じように車が揺れたのを今でもはっきりと覚えています。

さて、消毒液の噴霧器を購入しに行った先で、ふと同じ敷地内にあるペットショップに立ち寄りました。入り口付近は子犬や子猫がいていかにもかわいい動物が目に付くようになっていました。奥に入っていくと大きなクモやトカゲ、ヘビなど普通の人から見るとだんだんかわいいという感覚から離れていく動物たちが売られており、さらに奥に入って飼育用品コーナーに行くと…。通常の餌に加え、冷凍されたラットなどがペットの餌として売られていました。このような餌があることは知っていたものの、いざ冷凍庫の中に何匹ものラットがビニール袋に入れて売られているのを目にすると少なからず衝撃を受けました。冷静に考えれば私たち人間も同じように他の生物の生命を奪って生きているわけですし、よく言われる「いただきます。」は生命をいただくことなのだと妙に納得し、感慨にふけってしまいました。

地震や台風などの天災や今回の新型コロナウィルスなど、命を落としてしまうような災害がある度に、人の命の大切さをあらためて考え、同時にその命がどのように維持されているのかについても生徒たちと一緒に考えてみたいと思います。