桑炭会 島根県伝統の炭焼き 

松江市八雲町で伝統的な八名窯を継承し炭焼き、販売をしています。
メインテーマは自然環境保全。

ワサビは春が来たと決めたようだ

2020年02月23日 18時03分47秒 | 日記

いつもはもっと後に見るはずのワサビの花が開花した。

雪のない冬で植物たちを勘違いさせたのは人間の身勝手な行動からきたも

のなのか、それとも自然の摂理なのか。

どう考えても人間に分があるようには思えない。

日本には天から授かった四季という宝物がある。季節を変えるほどの快適さ

を求める人間の傲慢さは大きく変化していても単に『季節外れ』と一言で括っ

てしまっているのではないか。

国の借金はその国の民が困る。

地球環境は全世界が困る。

誰でも知っていて分かっているのに、まだ地球を怒らせようとしている。

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順調な5日目、3晩越しへ

2020年02月23日 07時47分07秒 | 活動報告

朝一番は目が覚めると直ぐに行動を取れる人に頼り切り、お陰で他のメンバ

ーは楽をさせてもらっている。昨日の最終から長丁場の一晩で約20℃の上昇

108℃から本日のスタートで夕方17時に200℃前後を目標にする。

終日、2時間で約20℃の上昇ペースを刻み17時には205℃と目標としたカーブ

を描いてきた。3晩越しは温度が高い所で動く上に誰も管理していない危険な

時間帯なので、管理者の肝により安全策をとるか、現実が示す数字を優先す

か分かれるところだろう。

今回は点火直後に煙突の枝セット、その日の午後に通風孔を3/4閉にしてか

一切の調節なしでやってきた。珍しいことだ。

ここは危険回避のために煙突に枝を1本追加、19時前後にその効果をチェック

して更に絞るか否か決めることになった。

  9時ごろ 冷たい風に煙はいずこへ

 17時ごろ

 

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デジタル温度計の信頼性は?

2020年02月22日 18時17分23秒 | 活動報告

試験的にデジタル温度計を使用している。以前、会で購入して使ってみたが

1年ももたない内に壊れてしまい以後は使用していない。市中に出回っている

ものは熱電対を使用したもので構造は簡単、費用は安価で壊れても諦めの

つく程度のもの。

沢山あるデジタル温度計、さてさてその精度については????、それでは使用

している棒温度計は正確なのか、本当のところこれも????なのである。

メーカーに校正してもらわない限り本当に正しいのか否かは不明。

しかし、そでは前に進まないので使用しているものがほぼ正しいとしている

に過ぎない。

絶対的な温度が何度でなければいい炭にならない、として炭焼きをしているの

ではなく窯との相談で温度が決まるところがあり、温度を上げようとしてもできな

いし、下げようとしてもできないこともある。

厳密にいえば相対的な温度変化を見ながら炭焼きをしているというのが正しい

のかもしれない。心配事は温度計が同じ誤差のままで作動してくれればいい

が、時々正しく、時々不正確ということが起きなければいい。

今回使用しているデジタル温度計と従来の棒温度計の誤差、数度の範囲で変

化している。極端な誤差が無いことを確認しながらその是非を検証してみたい。

 

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初めて見た点火後の窯の中、4日目

2020年02月22日 17時39分45秒 | 活動報告

ゆっくり乾燥を徹底し昨日には点火、その後は安定した推移をしている。朝、

これから焚口に泥を塗りつけ閉鎖する前に中を覗いて見た。そのままでは

くて見えないから投光器を照らす。天井までびっしりと詰めた枝木は焼け

を被ったようになり量が減り奥の方まで天井が見える。

立てた炭木は全体がそのままで、灯りを消すと手前に赤い火が少しだけ見

える。炭木に火が回り炭化して終わりの方では手前にある炭木は燃え尽き

てなくなり、全体的に奥に向かって倒れる。

そうなる前の姿を初めて見て『ふーん、こんなことになっていのか・・・』と感

心する。

肝心の炭焼きは今日1日は80℃台をキープすることだから、上昇することに

注意するだけのため調整は微小ですむ。最終的には18時頃にみて上昇気

味なら煙突に枝を追加する予定。

  手前に少し赤い火が見える

  灯りを消した状態で見たもの

   9時過ぎ、焚口を閉鎖

  17時頃

**** 桑炭会のホームページ ****

桑炭会 クリックしてください

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抑えに抑えて3日目、点火

2020年02月21日 17時28分26秒 | 活動報告

兎に角、ゆっくりと乾燥させることに徹した今回の窯、急激な温度変化を避け

ることに注意している。そのために点火に至る経過も普段とは少し異なってい

る。これまでは点火させるために煙突、空気口を全開にして焚きつけてしまう

方法をとっていたが、これでは従来のように一気に点火となりそうだったので、

ここで抑えたということ。

先日、購入したデジタル温度計と防温度計を併用しているが75℃辺りから双

方で4~5℃の差が出てきた。最終的な温度は17時でデジタル79℃、防温度

計75℃。13時の76℃から木酢液採取を始めるがよく出ている

昨日から焚木の使用量は極端に少ないことも違いの一つ。今晩を越すための

最終チェックは18時過ぎの予定。

炭焼きと並行してこれまでに収穫してきた材料の片付け作業を行う。炭木のサ

イズに裁断・割り、質の高い材料の選別により小屋の前に混在しておかれてい

た材料が整理されすっきりとした。

カシの炭木は粗方2窯近くはあり、もし1窯に満たなくても雑木との混合で焼い

てしまおう、ということになった。

せっかく、山から頂いたもの大切にしなければ罰が当たる。

  9時ごろ

   割機用のナラ

  17時ごろ

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