相変わらず足元の悪い日が続く。炭窯への道のりもスカッと晴れていれば気
分は浮き浮き、雪でも積もっていれば非日常の景色に心洗われながらのもの
になろうが高い所からの雲に頭を押さえつけられてばかりでは自然と視点が
下がる。記録帳につけられている朝一の結果を見てから温度測定を始める。
昨夕とほぼ同じ温度をキープしたいものだが9時には90℃と少しペースが速
い。煙突の枝を調整して様子をみる。点火を確認したのは昨日だが未だ焚口
の金具の温度が高く泥を塗っても跳ね返すため閉鎖をしていなかったので中
を覗いてみると手前から枝木が燃え尽きていて奥の方は少し残っていた。
今まで何度も炭焼きをしてきて見るチャンスはたくさんあったろうが初めて見る
光景。閉鎖は午後にしたのでこの時にも確認すると、当たり前のことだが最初
の時より枝木が減って天井が見える。
枝や炭木に火が点いて燃えているかのように思うが、燃えるというより焦げ続け
ているように見える。事実、見ている範囲に火の手はなかった。
以後は調整が効いたので87℃前後で安定している。前回のペースに追従して
いけば夜遅くの消火作業(窯籠め)は避けられるのだが。
木酢液は勢いよく出続けてる。
9時ごろ
17時ごろ
雲に覆われた星上山
9時頃の窯内部
13時頃の窯内部