昨日、枝木に点火した火は窯の奥の方に向かって燃えていき、奥の炭木に火がつき
入口に向かってくるらしい。実際にそんな風になっているのか見る事はできないが窯
の天井(甲)を触ってみるとそれが分る。最初は手前の方が温かく時間と共に温かさが
奥に向かっていくのが確認できる。炭焼きの過程で判断に迷うことがある。そうした時、
窯の中がどうなっているのか見てみたいと思うことがよくある。本当にできるのかどうか
別として、窯を作る時に耐熱ガラスの窓を埋め込んでおけば様子が見えるかもしれな
い。中が見えないだけに炭焼きには窯に対する『忖度』が必要なのだろう。つまり、あれ
これと状況を考え窯に対して最良の策をひねり出すことだ。
朝一番で90℃まで上昇したのを受け9時に煙突調整、閉鎖用の枝を1本から3本に増や
す。以後、温度は90℃をキープしたままで終える。従来のケースと比較すると温度上昇
がスローになり3晩越しから4晩越しの様相となった。明日、ペースが上がれば次の作業
日4日に仕上がることになる。
夕方、空を見たらきれいな月が出ていたので思わずパチリ。
天まで上がれ・・・・・・
星上山の上