宗恒の茶庭

「茶道 思いつくまま」や「和の美術」など

独服

2019-05-15 16:01:31 | 茶道
庭の花が急に少なくなってきました。今咲いているのはクレマチス。このクレマチス、蔓がからまって花を切るのは大変です。切っても花首は短くなってしまいますし、二つの花が絡まっているものもあります。
今日の稽古ではふたつ花がついたクレマチスを入れました。

稽古が終わっても釜の煮えが良かったので、着物のまま一人でお薄を点てて自服しました。

やはりお点前は時々しないと・・・私はお点前をするのは好きです。
お稽古の余韻を楽しみながらの独服は美味しいです。

井伊直弼の《茶湯一会集》に独座観念と言う言葉があります。
お茶事の後、亭主がひとり座って自服し、その日の茶事の一期一会を振り返り、しみじみ自省、自問自答したりすることをいうのですが、稽古の後の独服も これに似たようなことでしょう。

着物を着換えて後始末。まずやるのは火の始末。
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