「画家の妻たち」の本、朗読了しました。
19人の有名な画家、レンブラントから始まって印象派・バルビゾン派・印象派・フォービズム派・等の画家の妻たちに焦点を合わせて書かれていました。日本人の画家青木繁と岸田劉生の妻二人も取り上げていました。
だいたい画家は個性が強いです。
エゴイスト、気難しくかんしゃく持ち、無責任、金銭感覚欠如、マザコン、移り気、無頓着、道徳観念欠如、絵に対する破壊的情熱者等々・・・結婚だって何回もしています、正式とは限らず。
そういう夫を持った正妻はさぞ大変だったことでしょう。
妻もいろいろです。モデルをしていて画家の妻になった人が多いですし、自分も画学生であった人もいます。
とにかく一様に苦労はします。
服の仕立てをして家計を助ける逞しくけなげな妻、夫の才能を信じて献身的な妻、理解ある同志のような妻、病弱で早世した妻、年齢差のある妻、金持ちだった妻、母のような包容力のある妻、ずっと長く内縁状態だった妻・・です。大体は忍耐強いです。
読み終えて、さて本題に。
亡き主人が「To Tsun」と書いた意図は何???
”妻もいろいろだね” ”僕はそんなひどい夫ではなかったよ” ”画家の妻たちに比べればお前はなんと幸せなことか” ってことでしょうか?
これはあくまでも私の考え。
今頃 空の上で「あのサインようやく気が付かのか。気が付かなくてもよかったのに。何となく書いてしまったんだよ。特別な意味なんてない!」って叫んでいるかもしれません。
とおしゃりたいのかもしれませんね。
サインを見た時の衝撃も日がたつにつれだんだん落ち着いてきました。ちょっと反応し過ぎたかしらと恥ずかしくなりました。