宗恒の茶庭

「茶道 思いつくまま」や「和の美術」など

枯山水の新しいかたち

2017-07-27 18:50:29 | 茶道
NHK午後6時の首都圏ネットワークで、枯山水のことが取り上げられていました。侘びさびの雰囲気としての枯山水。

私も京都・龍安寺を訪れた折に、縁側から枯山水の庭を眺めて穏やかな靜かな気持ちになったものです。
色彩も少なく、物も少ない本当にシンプルな庭園です。
何か茶室に通じるものですね。


今、枯山水が若者の間で人気があり、木の器に果物や寒天、餡など甘味を入れ表面に抹茶で波紋を表す”枯山水スイーツ”が紹介されていました。

また、枯山水を作る材料が入ったカプセル入りおもちゃや、何人かで遊ぶ大人の枯山水ボードゲームもあるようです。

会社の中にも枯山水を表した部屋ができています。波紋の緑色のじゅうたんに、石を表す丸いオブジェがところどころに置かれていて、ちょっと静かに仕事をしたい時に人々がPCを抱えてそこで仕事をするそうです。

外国でも”ZEN GARDEN”が流行ってきていて、リラックス効果を生んでいるとのこと。

「癒しを求める若者が増えて、新しい禅文化になってきているのでは」と、禅宗のお坊さんが締めくくっていました。
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