宗恒の茶庭

「茶道 思いつくまま」や「和の美術」など

続けられた茶道

2017-09-04 06:52:13 | 茶道
茶道に出合ってかれこれ55年。
この歳まで続くとは思いませんでした。途中ブランクがあっても良く続けられたと思います。

茶道の稽古は稽古場に行ってお点前を順に習う…特に宿題もなく予習も必要なく、持っていくものといえば帛紗一式だけ。
かつて義母に「お茶の稽古は習うぶんには安いお稽古事よ。お茶の先生になると大変だけれどね」と言われたことがあります。確かにそうかもしれません。

お点前をすることの魅力…お客様の前で緊張して点前を演じる?ことでしょうか。
点前はある意味パフォーマンスだと思います。
茶室に入って着座するまで体全体の姿勢、歩く足取りもお客様に見られます。点前中はもちろん、退出するときも後姿全体を見られます。まさにパフォーマンス!
普通の日常ではあまりこういう状況はありません。

こういう所作・動きのパフォーマンスを稽古しながら、心も修業され、歴史・哲学・美術工芸・書・花・料理・菓子等どんどん興味が広がり、勉強の幅が広がる、こうした奥深さで続けられたのかもしれません。

コメント
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