宗恒の茶庭

「茶道 思いつくまま」や「和の美術」など

茶道の稽古は点前だけではない

2017-02-22 14:48:27 | 茶道
茶道の稽古というと点前をしたり客役になってお茶を頂くだけの稽古と思いがちです。

実際、稽古日はそういうように進みます。何回もお点前を繰り返すことで美しい点前になり、難しい点前が段々出来るようになっていきます。

また客として何回か経験することで、「お先に」と言ったり、感謝をして抹茶を頂くことを知ったり、道具を鑑賞したり、いわゆる《茶道の世界のマナー》を学びます。

ところで稽古日を休む時、予め分かっている時は先生に連絡をしておきます。今ではメールで連絡することが多く便利ですが。
当日体調が悪かった時も連絡はしてほしいです。
しかしいろいろ事情もあるかと思いますが、無断で欠席される方も中にはいらっしゃいます。

そんなことが度々ある方のことを主人に話すと、「お茶では畳の縁を踏んではいけない」とか「襖の置け閉めにもやり方があったりするんだろ」「無断欠席は、それ以前の社会人としてのマナーが出来ていないってことじゃない」と。

私はその方は仕事で疲れて稽古日に連絡もできないのではと、無断欠席の方に大変甘かったことに気が付きました。

《茶道の世界のマナー》をお教えすることと共に、気が付いたら《社会人としてのマナー》にも厳しくしなければと思いました。

早速”茶道の稽古は何もお点前だけではありませんよ。欠席されるときは必ず連絡してください。それが社会人としてのマナーですからよろしく”ととりあえずメールしました。
次回お目にかかった時にface to face でお話ししようと思います。

翻って私自身も《茶道の世界のマナー》だけでなく、《社会人としてのマナー》も生徒さんの反面教師とならないよう 気をつけねばと痛感しました。


コメント (1)
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