宗恒の茶庭

「茶道 思いつくまま」や「和の美術」など

花森安治の仕事展

2017-02-18 19:04:30 | 美術

2月とは思われないほどの暖かな昨日 砧公園内の世田谷美術館に主人と行ってきました。

私は車の運転が上手ではありません。しかし主人が昨年 運転免許を高齢のため自主返納してしまったので運転せざるをえません。駐車場が広く、ウィークデイで空いていたので楽々駐車できました。

NHKの朝の連続ドラマ「とと姉ちゃん」で、とと姉ちゃんと共に戦後の出版界で注目され「暮らしの手帖」を作った花森安治の展覧会です。
表紙の挿絵が魅力的です。実際に見ましたらA3より少し小さいサイズの本でした。上記写真のようにイラスト的な絵で、細かく部屋の中の家具や小物、生活雑貨が色彩豊かに描かれていて夢があり、こんな部屋に住みたいなと思わせます。表紙は写真に変わったり、最後は女性のイラストに変化していきますが、毎号毎号楽しい表紙です。


「暮らしの手帖」は商品テストをしたことで有名な雑誌で、その折の写真も沢山展示されていました。広告を雑誌の中には一切載せず、公平に電化製品や生活用品のテストをしました。雑誌の広告は新聞や中吊りを利用していました。

子供に宛てた手紙も展示されていて、文中に絵文字が描かれていて、まさに今でいうメールに絵文字を入れる感覚です。
今度孫に手紙を書く時は、真似して手書きの絵文字を入れようかと思います。

今年のNHKの朝の連続ドラマ「べっぴんさん」はベビー・子供服の専門店《ファミリア》創始者の話のようですが、《暮らしの手帖》の創始者大橋鎭子など、戦後にはたくましい女性がいたのですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする