下山途中の幻想的だった光景
2015/3/8 雪山を歩く…越前甲(1320m)
福井県勝山市 横倉登山口より
集合場所(7:00)→横倉冬P(8:15~30)→最終除雪地点(8:55)→大日峠(10:40)→1170mピーク(11:15)
→越前甲山頂(11:40~12:25)→大日峠(12:55~13:05)→最終除雪地点(13:55)→
横倉冬P(14:20~35)→集合場所(15:40)
横倉登山口からの越前甲登頂は4回目!
土曜日は晴れるのに、お天気に恵まれない日曜日が3週続き、久しぶりの雪山例会(日曜日)だった。
福井方面の天気予報は晴れ時々曇りとまずまずで、今日こそはと期待したが甘かった!
夜が明けてもやや暗く、横倉への道中もガスの中、登山口でもガスは晴れず、濃くなったり薄くなったりはしたが、
登りも下りも山頂でも、ホワイト一色、3月14日には少し早いけどホワイトデーとも言うべきか?(^^ゞ
登りでは暑いと言って半袖メンバーもいたのだが、大日峠の手前付近から強風となり衣服調整で上着を着込む。
大きく雪崩ている箇所もあり、更に雪崩そうな雪質であることから、安全な個所を見つけながら自分達のトレースで歩き、
「最悪、もしかして途中撤退もあり得ます!」 とリーダーから言葉が飛ぶ!えっ?うそ~~(@_@;)
トラバースしながら、危険と思われる箇所はいつもより間を空けて慎重に進み、1170mピークを過ぎてからも
前後の尾根が確認できないほど真っ白だったが、山クラブメンバーの根性で、無事に山頂に立つ事ができた。
山頂では一応集合写真も撮ったが、バックが真っ白で、実は何処で撮っても同じだったかな(^^ゞ
今日は同じ福井県の「取立山」例会もあり、昼に越前甲のYさんと取立山のYさんとのダブルYさんで無線交信!
一番に聞きたかったこと…「取立山の眺望はどうですか?」…返答は、「目が白内障のようです!」でした。
そっかぁと内心ホッとしたのは越前甲のメンバー全員かも? 取立山だけ白山が見えていたら悔しすぎます(^^ゞ
でもでも我々は、駐車場から登山口まで雪の大谷モドキを楽しみ、急登でのアイゼン訓練にもなり、
チョコっとだけ幻想的な眺望もあり、それなりに楽しい歩きだった。 越前甲に初めて登った人には、
眺望としてはちょっと物足りなかったかも知れないけど、私の脳裏には今まで何度も見た白山が見えていた。
本日の越前甲は、CLとして例会を企画して頂いたYさんの最後の例会だった。 名簿を確認したら10年と7か月です。
本当に長い間色々な面でお世話になり、Yさんありがとうございました。 また戻って来られる日をお待ちしています。
(クラブの報告とほぼ同じ内容です。m(__)m)
国道416号線「通行止」手前の駐車場に車を止めて出発準備! (車は先着4台ありで計6台)
ガスで眺望が無いのが幸い?立山の雪の大谷気分、皆で「雪の横谷」と名付けて、25分の歩きを楽しむ♪
最終除雪地点、R416 の終点もこの辺りまで! 今冬は凄い!と、 K&Nさんは雪壁の高さに見とれています。
雪質を判断して、「ここからカンジキで行きましょう 」 とリーダー指示。
まずは大日峠を目指して黙々とカンジキ歩き。。。
標高670m付近の林道上と思われる場所、ここで一旦読図をして方向の再確認。
ここから間もまなくの広い雪原で、スノーボーダーの3人パーティーを目撃…「雪が重いな~」と聞こえてきた。
越前甲に来ると必ずスキーヤーかスノーボーダーに出合います! 流石に山スキーのメッカです!
我々は雪崩の痕と思われる箇所を避けてトラバース! すると眼下に重そうなザックの4人パーティー。
下山途中で先頭者の足が抜けなくなったようで、スコップで掘り起こしていた。
大阪からの登山者で、昨夜は越前甲山頂でテント泊をしたそうだが、夜は雨が降ったと言っていた。
大日峠にてカンジキをアイゼンに履き替え、いざっ急登に挑む! (7名アイゼン、3名カンジキ、1名スノーシュー)
写真では急登に見えないが、1170mピークまではけっこう急登で、前日に降った雨をたっぷり含んだ、
シャーベット状の軟な雪だったので、カンジキ&ストックメンバーも難なく登る事ができたが
気温が低く凍っている時は要注意であり、アイゼン・ピッケルを持参した方が、より安全だと思われる。
1170mピークから越前甲方面の尾根、ますます強風でますますホワイトアウトに。。。
越前甲山頂に到着! 360度真っ白!
強風を避けてスコップで穴掘り! せっせと働く3人… Y、M、I さん、スコップ持参ありがとうございます (^人^)
あっという間に、背もたれつきの即席応接セットが出来あがった!
正面に白山がデンと見えるはず…と頭に想い描きながら、ガスの中を下山開始!
後ろを振り返ると、登りの雪庇の様子も薄っすら見えた。
下山途中、本日のハイライト! 徐々にガスが晴れて行く様子が、幻想的で美しかった。
大日峠でアイゼンからカンジキに履き替えて下山。 足が取られ思うように歩けず、最後までどっしりと雪が重かった。
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