白雲去来

蜷川正大の日々是口実

天長節。

2021-02-26 17:17:58 | 日記

2月23日(火)晴れ。天長節。

起床後に、玄関に国旗を掲げ、皇居を遥拝。ご皇室の弥栄と両陛下のご健勝をご祈念申し上げる。皇尊弥栄。

怒られるかもしれないが、私のような昭和生まれの者は、天皇誕生日と言うと、どうしても4月29日が頭に浮かぶ。そしてハッとする。何はともあれ、昭和、平成、令和と三代の陛下の御代に生きていられるということに感謝している。

ひねもす読書。盟友から送って頂いた宇垣纏の『戦藻録』に向かう。その昭和17年の4月29日、昭和様の天長の節の日記。「征戦中天長の佳節を迎え、遥拝式を八時五分に繰り上げ施行す。御写真を奉拝す。八時半、南雲第一航空艦隊長官以下機動部隊の諸官来着報告を聞く。九時十五分より昨日来の総合研究会を続行す。主宰それ相当にせり、本日はなかなか活気も出で収穫も多し。最後に長官の挨拶及び訓示ありて一層有意義となれり。本戦訓充分取り入れて新しき工夫の下に第二段作戦に勇往邁進すべきなり」。

六時、玄関の国旗をしまい、酒にする。牛筋煮、清風楼の焼売、キャベツのおしんこ。お供は「黒霧島」。酔狂亭にて月下独酌。

 


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年年歳歳花相似たり。

2021-02-26 17:17:58 | 日記

2月22日(月)晴れ。

何という暖かな日だろう。四月下旬の陽気だとか。浪人暮らしが長いせいかこの時期に暖かいと言うだけで、嬉しくなる。朝食は、サンマの干物、筋子、ほうれん草の味噌汁。昼は、ドーナツ一個にコオヒイ。夜は、まあまあのカツオと牛丼、大根と人参のサラダ。お供は「黒霧島」。酔狂亭にて独酌。

私が『大吼』を編集していた平成22年の「秋季号」(10月発行)の特集は「心に残る一冊の本」。民族派はもとより各界の方々40人から「私の一冊」を挙げて頂いた。平成22年と言えば西暦で2010年、今から11年前だ。その特集が掲載された『大吼』に目をやると、原稿を頂いた40人の中で、5人の方が幽明境を異にされている。古い同志で、ブラジルの日本語新聞社で筆を執っていた笹井宏次朗さん。一時帰国した時に、歓迎会の席で旧交を温め一献酌み交わしたのが昨日のことのように思い出す。

国民新聞の山田恵久さんや山浦嘉久先輩、民族連合の小林俊文さん。皆さん、私が民族派運動に入った頃からお世話になった人たちだ。年年歳歳花相似たり、歳歳年年人同じからず、か。いずれ追悼の意味を込めてその方たちの「一冊」を掲載したいと思っている。

 


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