白雲去来

蜷川正大の日々是口実

ある死亡記事。

2021-02-27 12:31:33 | 日記

2月24日(水)晴れ。

朝食は、昨日作った「牛筋煮」、清風楼の焼売。昼は無し。夜は、一カ月ぶりの「蜷川政経懇」を西横浜の「オアジ」にて開催。コロナ禍で、「緊急事態宣言」。大事をとって先月はお休みした。尤も、どこのお店も時短営業で中途半端になってしまうことも中止した理由の一つ。恒例の飲み会も本来は七時スタートだったが、今回は六時にした。久しぶりに元気な皆さんに接し、大いに盛り上がった。I社長が妖艶な美女を同伴したのも盛り上がった理由かもしれない。当然ながら一軒のみで解散。

久しぶりに「スクラップ」専用の箱を整理してみた。新聞や週刊誌などの切り抜きを入れてある箱である。書評、今度行ってみたい、あるいは食べてみたいなどの飲食関係の記事、原稿に必要と思うもの、趣味のものと雑多な切り抜きが無造作に入れてある。時間がある時、気が向くと読み返したり、スクラップブックに貼る。事務所には、未整理のスクラップを入れた箱が二つほどあって、「いつか」と思っているうちに何年か過ぎてしまい。中には本当にスクラップに等しくなってしまったものもある。帝国海軍の兵学校の「五省」の中の一つに「不精に亘るなかりしか」がある。うなだれる日々である。

その「スクラップ」の中に、私の好きな「産経新聞」の横浜版にたまに掲載されるのが、川浪惇史という方の書いている「書のある散歩道ーかながわー」というコラム。神社仏閣に多くある様々な碑の碑文を解説したものである。誰が何のために、そしてどんな意味があるかをわかりやすく解説しており、掲載されるのを楽しみにしており、興味あるものは切り抜いて保存しするようにしている。早く本になってくれないかな、とは個人的な思い。それを整理していたら昨年の3月3日の記事の裏に、先日読了した兜町の風雲児と言われた中江滋樹の死亡記事があった。「書のある散歩道」をメインに切り抜いてしまっているので、記事の全文は読めないが、何か感慨深かった。読了したことのオマケに彼が「ホラ、こんなに大きく俺のことを取り上げているよ」と教えてくれたのかもしれない。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする