10月29日(火)曇り。
自民党の歴史的大敗の報を受けて、一瞬頭に浮かんだのが、大野伴睦(調べてみてね)の「猿は木から落ちても猿だが、政治家は選挙に落ちたらただの人」という言葉。非常識なと顰蹙を買うかもしれないが、選挙速報を見ながら一杯やるのが好きだ。悲喜こもごも、こんなドラマチックな出来事を、高みの見物できるのだからこんなに楽しいことはない。その昔、速報で当確が出たが、それが誤報で、後で落選と知らされ、支援者と一緒に上がった壇上で泣き崩れるのを見たことがある。
選挙結果は、驕る自民は久しからず。といった感がある。旧安部派の人たちに気を使ったのか、最後の2千万円が、止めを刺したのは誰もが思うこと。通称「裏金議員」も、お金の感覚が一般の国民とかけ離れていると言うことを、全くわかっていない。パートで働いても自給1150円程度。そうやって生活している人たちのことを思えば、たとえ犯罪ではなくとも、国民から指弾されることは言うまでもない。31年前の平成5年6月に自民・共産を除く社会・新生・公明・日本新・民社・さきがけ・社民連・民改連の8党派の連立政権が誕生した悪夢がよみがえる。さあ自民党よどこへ行く。
夜は、おとなしく酔狂亭にて独酌。砂川ファームから届いた里芋をふかして「きぬかつぎ」にして肴に。今月は、仲良しの野呂、小林両氏から青森みやげのイカ、ホタテ貝が届き、連日、酔狂亭の卓上が賑わっている。