KDDI(au)は18日、秋冬商戦などに向けた携帯電話新商品を発表した。
基本ソフト(OS)にアンドロイドを利用したスマートフォン(多機能携帯電話)3機種など、
新たに19機種を投入したほか、インターネット電話のスカイプ・テクノロジーズ(本社・ルクセンブルク)
と提携し、パソコン向けなどに無料通話ができるスカイプのソフトをスマートフォンに
搭載することも発表した。
KDDIは、11月下旬予定のスマートフォン「IS03」の発売とともに、
ソフトを提供し、発売済みの「IS01」と合わせて2機種でインターネット電話を使えるようにする。
接続にはデータ通信網よりも通話品質のよい携帯電話の音声通話網を利用する。
来年以降、従来の携帯電話にもスカイプを搭載していく。
料金体系は後日発表するが、スカイプ搭載のパソコンやスマートフォンとの
国内通話は無料にする方針。ただ、携帯と競合する、
国内の固定電話や携帯向け発信はできないようになる見込みだ。
一方、ソフトバンクが販売するiPhone(アイフォーン)やNTTドコモのアンドロイド端末でも、
ソフトをダウンロードすれば、スカイプを使うことができる。両社は「利用を特に制限していないが、
データ通信量の増大や、携帯電話通話の利用減少などの
影響が出れば対応を考えなければならないかもしれない」としており、現在は黙認している状況だ。
スカイプは、通信会社が本業としてきた音声電話サービスを、
データ通信を使って置き換えるもので、KDDI自身も「禁断のアプリ」と呼ぶ。
田中孝司専務(12月に社長就任予定)は「スカイプは海外や遠方にいる家族や友人と
じっくり話すという用途が中心で、ちょっとかける携帯電話と性格が違う。海外の事例からも、
携帯通話も減らないとみている」と楽観するが、携帯電話の主戦場は、
データ通信へと移行している。KDDIがスマートフォンでの出遅れを挽回(ばんかい)するため、
音声通話による収入を犠牲にして、顧客奪回を狙う「苦肉の策」との見方も、業界内には強い。
インターネットのデータ通信を利用して音声通話を行うことができるサービス。
インターネット回線が使えれば、パソコン間では海外向けを含めて通話が無料になる。
固定電話や携帯電話向けにも格安の料金でかけられる。世界で1億2400万人、
国内1900万人の利用者がいる。
基本ソフト(OS)にアンドロイドを利用したスマートフォン(多機能携帯電話)3機種など、
新たに19機種を投入したほか、インターネット電話のスカイプ・テクノロジーズ(本社・ルクセンブルク)
と提携し、パソコン向けなどに無料通話ができるスカイプのソフトをスマートフォンに
搭載することも発表した。
KDDIは、11月下旬予定のスマートフォン「IS03」の発売とともに、
ソフトを提供し、発売済みの「IS01」と合わせて2機種でインターネット電話を使えるようにする。
接続にはデータ通信網よりも通話品質のよい携帯電話の音声通話網を利用する。
来年以降、従来の携帯電話にもスカイプを搭載していく。
料金体系は後日発表するが、スカイプ搭載のパソコンやスマートフォンとの
国内通話は無料にする方針。ただ、携帯と競合する、
国内の固定電話や携帯向け発信はできないようになる見込みだ。
一方、ソフトバンクが販売するiPhone(アイフォーン)やNTTドコモのアンドロイド端末でも、
ソフトをダウンロードすれば、スカイプを使うことができる。両社は「利用を特に制限していないが、
データ通信量の増大や、携帯電話通話の利用減少などの
影響が出れば対応を考えなければならないかもしれない」としており、現在は黙認している状況だ。
スカイプは、通信会社が本業としてきた音声電話サービスを、
データ通信を使って置き換えるもので、KDDI自身も「禁断のアプリ」と呼ぶ。
田中孝司専務(12月に社長就任予定)は「スカイプは海外や遠方にいる家族や友人と
じっくり話すという用途が中心で、ちょっとかける携帯電話と性格が違う。海外の事例からも、
携帯通話も減らないとみている」と楽観するが、携帯電話の主戦場は、
データ通信へと移行している。KDDIがスマートフォンでの出遅れを挽回(ばんかい)するため、
音声通話による収入を犠牲にして、顧客奪回を狙う「苦肉の策」との見方も、業界内には強い。
インターネットのデータ通信を利用して音声通話を行うことができるサービス。
インターネット回線が使えれば、パソコン間では海外向けを含めて通話が無料になる。
固定電話や携帯電話向けにも格安の料金でかけられる。世界で1億2400万人、
国内1900万人の利用者がいる。