スケルトンハウス‐きまぐれCafe

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桜前線2018年

2018-03-24 08:45:26 | 日記・エッセイ・コラム

 2月14日の春一番が話題となりましたが、気象予報会社のウェザーマップでは、1月25日には早や「さくら開花予想」を発表しています。
  よく聞くのは「桜前線」という言葉です。桜前線は今、どんどん北上しています。

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 株式会社ウェザーマップの“桜開花予想2018”によれば、3月22日(木)現在、主な地点の開花及び満開日は次のように観測・予想されています。

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***** ウェザーマップ【3月22日「ひとくち解説」】の予想は以下の通りです ***************************************

 関東から西の各地で次々と開花しています。東京周辺では見頃になってきています。
 今年のさくらは、全国的に平年より早く咲くでしょう。平年より10日近く早い地域もありそうです。
 3月最終週が高温となりそうなので、北陸や東北を中心に前回の予想よりもやや早くなっています。

 今年の冬は、寒気が日本付近に流れ込みやすく、寒い日が続きました。このため、休眠打破は順調に進んでいて、花芽は成長しやすい状態と考えられます。この影響は暖かい地域ほど強くなります。
 一方、暖かさで花芽の成長が進む1月下旬以降、2月にかけて非常に厳しい寒さとなったため、花芽の成長は2月末時点ではやや遅れ気味だったとみられます。
 しかし、3月に入ってかなり暖かい日が多くなったため、2月の遅れを一気に取り戻す形で、平年より早い開花となっています。

*************************************************************************


〔トピックス〕

・3月15日(木)に高知で開花が発表されました。

・気象庁は2018年3月17日午後、東京で桜(染井吉野)が開花したと発表した。開花日は平年より9日早く、昨年よりも4日早かった。1953年以来、最も早い開花となった2002年と2013年の3月16日に次ぐ3番目の早さとなりました。1月下旬以降、非常に厳しい寒さとなり、3月に入ってかなり暖かい日が多くなったため、平年より早い開花となっています。気象庁の「気候変動監視レポート2016〔P.44 2.3日本におけるさくらの開花・かえでの紅(黄)葉日の変動〕」によると、1953年以降、全国平均で10年あたり1日の変化率で早くなっているとのこと。

                    気象庁「気候変動監視レポート2016〔 表紙  P.44 

・3月19日(月)、高知で平年より11日、昨年より18日早くソメイヨシノの標本木が満開となった。ソメイヨシノの満開としては、統計がある1953年以降、全国で最も早い。これまでの記録は、同じく高知の3月21日(2010年)、東京の3月21日(2002年)。高知の桜は15日に開花したばかりで、わずか4日後に満開になりました。


・3月23日(金)、兵庫県・神戸市及び山口県下関市で開花が観測されました。


≪桜前線・開花予想について≫

 「桜前線(さくらぜんせん)」という言葉はマスコミによる造語で、1967年(昭和42年)頃から用いられてきたようです。
 日本各地の桜(主にソメイヨシノ)の開花予想日の等期日を結んだ線図のことです。天気図の前線のように、南から北へ、高度の低い所から高い所へ、進んでいくことから、このように呼称し始めたようです。

 気象庁は、1951年(昭和26年)から桜の開花日・満開日の観測・予報の発表をしていましたが、2009年(平成21年)でこの予想情報の提供を終了し、2010年(平成22年)以降は、株式会社ウェザーニューズ、株式会社ウェザーマップ、一般社団法人日本気象協会の民間3業者が行うようになりました。
 しかし、開花・満開状況の生物季節観測情報は継続的に提供されています。

 気象庁による桜の開花日・満開日の観測は、主にソメイヨシノを標本木としています。
 なお、北海道の北部及び東部はエゾヤマザクラまたはチシマザクラを、沖縄・奄美地方は、カンヒザクラを標本木としています。

 開花のメカニズムは、花芽が前年の夏以降に形成され、秋・冬の一定期間の低温を経て春の気温上昇とともに生長して開花します。
 開花予想は、この花芽の生長が気温に依存する性質を利用して行われています。
 以前は、各地の標本木の蕾を採り、その都度重さを量る方法で各気象台が生育状態を確認していましたが、1996年(平成8年)からは、標本木観察に加え、過去の開花日や平均気温、その年の気温の状況や予想など多くの関連データを基にして、前年秋からの平均気温の積算値を考慮する方法で、コンピュータを用いて全国のデータを計算しています。

 標本木は、気象庁の標本木です。各気象台内や、その周辺にあります。

 開花は標本木で5〜6輪以上の花が開いた状態。満開は標本木で80%以上の花が開いた状態とし、それぞれの状態になった最初の日を開花日、満開日としています。
 満開は、開花から約一週間後となります。




【関係サイト】

 ○ 気象庁 2018年のさくらの開花状況

 ○ 株式会社ウェザーマップ さくら開花予想

    2018年発表日
      第1回 1月25日(木)
      第2回 2月  8日(木)
      第3回 2月22日(木)
      第4回 3月  1日(木)

 ○ 一般社団法人日本気象協会 桜の開花予想

 ○ 株式会社ウェザーニューズ さくら開花情報


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