スケルトンハウス‐きまぐれCafe

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大中遺跡(播磨大中古代の村)/地元で遊ぶ

2013-03-09 08:20:40 | 日記・エッセイ・コラム

    33日(日)午後、兵庫県播磨町の大中遺跡に行きました。昭和48年(1973年)以来、気になりながら、やっと訪ねることができました。
  大中遺跡は、
1962年(昭和37年)6月、町内に住む3人の中学生によって発見され、1967年(昭和42年)に国の史跡に指定されました。昭和47年から「播磨大中古代の村(はりまおおなかこだいのむら)」として整備、公園化され、地域住民の憩いの場として親しまれています。

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  この日は園内の多数の梅がほぼ満開となっており、紅・白・桃色の花が夫々の美しさを競っていました。



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  大中遺跡は、弥生時代後期(約1900年前)の古代遺跡で、約70,000平方メートル(長さ500m×幅180m)の広さがあります。
  これまでに全体の
20%程の調査がなされ、73軒の竪穴住居跡が見つかっています。このことから、遺跡内には少なくとも250軒くらいの住居が建てられていたようだと考えられています。
  当時貴重品だった中国製の鏡
(内行花文鏡片)が出土しているので、播磨では有力な村落だったとも考えられています。

  園内には竪穴式住居が多く復元」されています。



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  「播磨大中古代の村」と一体化した形で隣接地に設けられた「兵庫県立考古博物館」も観覧しました。「兵庫県立考古博物館」は、遺跡数日本全国1位である兵庫県の考古学の拠点として2007年(平成19年)1013日に開館されたものです。

  駐車場からだと、池に架けられた木造の橋を渡っていきます。



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Archaeologymuseum



  常設展示期間の観覧料は、大人200円、大学生150円、高校生100円で、20名以上の団体の場合は2割引きとなっています。また、個人でもJAF会員証を提示すると、団体料金の160円で観覧することができます。

  上下に伸びる手をイメージしているというシンボルマークは、山田崇雄氏のデザインで、それぞれの手が未来を掴み過去を探るという意味を持っているとのことです。

  「播磨大中古代の村」の管理の他、従来の展示物を見せることが主体の博物館ではなく、来館者に参加し体験してもらう参加体験型博物館を実現しています。

  展示としては、エントランス展示「ときのギャラリー」(発掘された土器を時系列に展示)、ガイダンス展示室、体験展示室「発掘ひろば」、テーマ展示室、特別展示室、バックヤード見学デッキなどがあり、実物大の古代船(復元)、大王の石棺(復元)、明石人骨(化石及び復元)、土器などの埋蔵物、古代の大型ジオラマなどがあります。



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  「兵庫県立考古博物館」に隣接する「播磨町郷土資料館」の傍に、別府鉄道の列車が展示されています。

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  車体には化学肥料メーカーとして有名な多木化学株式会社の社章のレリーフが付いています。



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  別府鉄道は1984年(昭和59年)131日を以って廃線となったローカル線で、かつて山陽電鉄別府駅の南にあった別府港駅を起点に、現JR土山駅またはこれも廃線になった旧国鉄高砂線の野口駅を結ぶ2経路を運行していた私鉄です。現在、別府港駅があった辺りはイトーヨーカドーを核とするショッピングモールになっています。



【関係サイト】

  ○ 播磨大中古代の村(大中遺跡公園・であいのみち)

  ○ 兵庫県立考古博物館

  ○ 播磨町郷土資料館

  ○ 野添コミュニティセンター

  ○ 多木化学株式会社ホームページ



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