スケルトンハウス‐きまぐれCafe

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桜前線2017年

2017-04-01 08:05:24 | 日記・エッセイ・コラム




 春一番の話題が過ぎると、そして3月になって梅林の開花状況が話題になる、そんな中、桜の開花情報が気になり始めます。気象予報会社のウェザーマップでは一月下旬から「さくら開花予想」を発表しています。
 よく聞くのは「桜前線」という言葉です。桜前線は今、どんどん北上しています。

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 とは言え、今年はちょっと様子が違うみたいです。東京でさくらが開花して10日を過ぎていますが、まだ満開を迎えておらず、状況変化はあまりみられません。
 また、北上するのが当たり前と思われていたさくら前線ですが、東京をスタートとしたさくら前線は福岡、広島、高知と南下しています。
 どうしたのでしょう? 気象会社では記録的な暖冬の影響と考えているようです。

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 株式会社ウェザーマップの“桜開花予想2017”(2017年3月30日時点)によれば、主な地点の開花及び満開日は次のように観測・予想されています。

03_2017kaikabiyoso

 今日は4月1日(土)です。既に開花宣言された地域も多いのではないかと思います。

***** ウェザーマップの予想は以下の通りです。(3月30日更新)*************
 2017年のさくらは、関東より西で平年より遅め、関東・東北・北海道でだいたい平年並みでしょう。
 今年の冬は、関東から西で暖冬傾向となっているため、休眠打破は鈍く、花芽の成長はやや遅れ気味になっているとみられます。この遅れの効果は西ほど強くなっています。
 2月の気温は、関東より西の地域で低めとなりましたが、そのほかの地域は平年よりも高めでした。3月は北海道をのぞいて気温が低めとなりましたが、この先は少しずつ気温が高い日も増えてくる見込みです。
 このため、東海から西では暖冬による成長の遅れと2月・3月の低温の影響で、平年より遅い所が多くなりそうです。特に九州は暖冬の影響が大きいため、福岡を除いて大幅に遅くなりそうです。
 関東は2月にたびたび強い南風が吹いて気温が上がったことなどからほぼ平年並み、北日本は暖冬の影響がほとんどなく2月以降の気温も平均すると平年並みとみられるため、開花も平年並みとなる見込みです。
*********************************************


≪桜前線・開花予想について≫

 「桜前線(さくらぜんせん)」という言葉はマスコミによる造語で、1967年(昭和42年)頃から用いられてきたようです。
 日本各地の桜(主にソメイヨシノ)の開花予想日の等期日を結んだ線図のことです。天気図の前線のように、南から北へ、高度の低い所から高い所へ、進んでいくことから、このように呼称し始めたようです。

 気象庁は、1951年(昭和26年)から桜の開花日・満開日の観測・予報の発表をしていましたが、2009年(平成21年)でこの予想情報の提供を終了し、2010年(平成22年)以降は、株式会社ウェザーニューズ、株式会社ウェザーマップ、一般社団法人日本気象協会の民間3業者が行うようになりました。
 しかし、開花・満開状況の生物季節観測情報は継続的に提供されています。

 気象庁による桜の開花日・満開日の観測は、主にソメイヨシノを標本木としています。
 なお、北海道の北部及び東部はエゾヤマザクラまたはチシマザクラを、沖縄・奄美地方は、カンヒザクラを標本木としています。

 開花のメカニズムは、花芽が前年の夏以降に形成され、秋・冬の一定期間の低温を経て春の気温上昇とともに生長して開花します。
 開花予想は、この花芽の生長が気温に依存する性質を利用して行われています。
 以前は、各地の標本木の蕾を採り、その都度重さを量る方法で各気象台が生育状態を確認していましたが、1996年(平成8年)からは、標本木観察に加え、過去の開花日や平均気温、その年の気温の状況や予想など多くの関連データを基にして、前年秋からの平均気温の積算値を考慮する方法で、コンピュータを用いて全国のデータを計算しています。

 標本木は、気象庁の標本木です。各気象台内や、その周辺にあります。

 開花は標本木で5〜6輪以上の花が開いた状態。満開は標本木で80%以上の花が開いた状態とし、それぞれの状態になった最初の日を開花日、満開日としています。


〔トピックス〕
・気象庁は21日、東京都心の桜(ソメイヨシノ)が全国で最も早く開花したと発表した。昨年と同日で、平年に比べ5日早い。満開になるのは7~10日後の見込み。東京の開花が全国のトップを切ったのは9年ぶり。
・福岡管区気象台は25日、福岡市で桜(ソメイヨシノ)が開花したと発表した。平年より2日、昨年よりも6日遅かった。全国では東京(21日)に次いで2番目の開花となった。
・横浜地方気象台は25日、サクラ(ソメイヨシノ)の開花を発表した。21日の東京、25日の福岡に続き、横浜でも桜が咲いた。平年より1日早く、昨年より2日遅い観測。
・27日、広島で桜が開花した。平年同日、昨年よりも4日遅い開花となった。
・名古屋地方気象台は28日、名古屋市や岐阜市で桜が開花したと発表した。平年よりも2日、名古屋では昨年よりも9日遅く、岐阜では8日遅い観測。
・29日の午前中は高知と下関で桜が花開きました。高知は平年より7日遅く、昨年より5日遅い開花。下関は平年より2日遅く、昨年より1日遅い開花となった。
・30日、長崎と佐賀で桜が開花した。両県とも平年より6日遅く、長崎は昨年より8日遅く、佐賀は昨年より7日遅い開花となった。
・30日午後3時半頃、大阪管区気象台は、大阪城公園の標本木で桜の開花を観測したと発表。平年よりも2日遅く、昨年よりも7日遅い開花となった。
 また、この日は、松山、和歌山、甲府でも開花が観測された。
・31日、京都地方気象台は京都市内で桜(ソメイヨシノ)が開花したと発表した。平年より3日遅く、昨年より8日遅い開花宣言となった。
・4月1日、岡山地方気象台は桜が開花したと発表した。平年より3日遅く、昨年より6日遅い開花宣言となった。
・4月2日、鳥取地方気象台は鳥取市内で桜(ソメイヨシノ)が開花したと発表した。平年より2日遅く、昨年より10日遅い開花宣言となった。
・4月3日、神戸地方気象台は桜が開花したと発表した。平年より6日遅く、昨年より8日遅い開花宣言となった。




【関係サイト】

 ○ 気象庁 2017年のさくらの開花状況

 ○ 株式会社ウェザーマップ さくら開花予想

 ○ 一般社団法人日本気象協会 桜の開花予想

 ○ 株式会社ウェザーニューズ さくら開花情報


【関連記事】

 ○ 桜前線2014年

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 ○ 桜前線2016年







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