鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

性応寺と森山家住宅

2015-10-10 | 史跡

姶良市加治木町の性応寺(しょうおうじ)と森山家住宅を紹介します。

 

性応寺の門です。

 

鐘楼とお堂です。

 

新しくて立派な鐘楼です。

 

お堂。浄土真宗のお寺です。

 

親鸞聖人の像。

 

寺の隅に、与謝野鉄幹・晶子の歌碑があります。

鉄幹の父は、明治14年、本願寺鹿児島別院の加治木説教所(現在の性応寺)の僧侶として赴任し、9歳の鉄幹も父に従い、1年余りを加治木で過ごしました。鉄幹はタブの木を植え、その近くに歌碑があります。

 

昭和4年、鉄幹晶子夫婦は加治木を訪れ、歌を詠みました。

 老の身の 相見て嬉し をさなくて 加治木の寺に 植ゑしたぶの木  寛

 加治木なる 五つの峰の波形の 女めくこそ あはれなりけり  晶子

 

性応寺の近くに、国登録有形文化財の森山家住宅があります。

森山家は、加治木で鍋・釜を扱う藩御用達の鋳物師でした。左が土蔵で、明治37年に建てられました。

 

武家屋敷の様式を呈しています。

 

外から見た母屋です。

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根占港

2015-10-08 | 水辺の風景

南大隅町の根占港とその周辺の風景です。

 

根占を流れる雄川の上流を望む。

 

雄川の河口を望む。中央やや右寄りは指宿市の魚見岳、その右は知林ケ島です。

 

雄川の左岸側にある根占漁港です。

 

山川根占フェリーの船着場です。

 

フェリー乗り場。向こうの、こんもりした山に津柱神社があります。

 

左岸側から津柱神社の方を望む。

 

津柱神社に行きました。

 

津柱神社社殿です。

 

津柱神社から雄川と根占の町を望む。

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能登の女

2015-10-06 | エッセイ

金沢に住んでいたとき、能登半島での仕事があり、宇出津という港町の民宿に1ヶ月ばかり滞在したことがある。

家庭的な、本当の民宿らしい民宿であり、食事は囲炉裏を囲んで家族と一緒にした。

能登の港町であるから、食卓には新鮮な海の幸、山の幸が豊富に並んだ。

客が私一人というときもあり、民宿の親父さんと二人で酒を飲みながら食事をすることもあった。

親父さんから、能登の話などを聞くのは楽しかった。

 

民宿には一人娘がいた。

年のころ22~23歳で、私より3~4歳下だった。

民宿の手伝いをして、かいがいしく働いていた。

私の身辺の世話をしたり、私が親父さんと飲んでいる脇で給仕をしてくれたりした。

清楚で、かわいい顔立ちをしており、控えめではあるが胸の奥に芯の強さを秘めたような娘だった。

都会の女性には見られない純朴さと、風雪に耐える能登の女のイメージがあって、私は惹かれていった。

彼女もまた、私に見せる笑顔に恥じらいを浮かべ、私に好意を寄せているらしいことは、その素振りから察せられた。

 

親父さんは、私と二人で飲んでいるとき、「もう決まった人はいるのか」と尋ねた。

そのときの私は、婚約者はおろか、恋人といえる人さえいなかったので、正直にそう答えた。

親父さんは、はっきりと口に出しては言わなかったが、どうも娘と私を一緒にしたいふうだった。

親が望んでおり、私たちも好意を抱いているのだから、結婚の障害などないはずだった。

 

しかし、親父さんが望んでいるのは、娘を嫁にやることではなく、婿を迎えて民宿を継いでもらいたい、ということらしいのは、言葉の端から容易に推察できた。

そのときの私は、これからの一生を能登で過ごす決心はつかなかった。

仕事が終わって民宿を去るとき、親父さんは落胆した表情で「ぜひまた来てください」と言った。

 

今思うと、能登半島の民宿の親父として一生をおくるのも、それはそれで、また別の、ささやかで穏やかな人生だったのではないかという気がする。

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綾(4)綾神社のクスノキ

2015-10-04 | 巨樹・古木

酒泉の杜で昼食をとって、綾神社に行きました。

 

入口に、枝を大きく広げたクスノキがあります。

 

これは境内のクスノキで、綾町指定天然記念物です。

 樹高:19m

 幹周り:6m

 樹齢:300年

 

根元。

 

クスノキの下部と社殿。

 

対の狛犬があります。

 

左の狛犬。表情が面白いです。

 

右の狛犬です。

 

綾神社社殿。

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綾(3)綾城と酒泉の杜

2015-10-02 | 史跡

照葉大吊橋から、綾城に向かいました。

 

立派な門をくぐって、綾城へ行きます。

 

綾陽校記念館。明治21年建築の綾小学校を移転したものです。

 

廊下は狭いですが、懐かしい雰囲気があります。

 

中は、民族資料館になっています。

これは古い農具です。私が子供の頃使っていました。

 

消防ポンプ。

 

綾城です。

 

天守閣から綾の町を望む。

 

別の方向です。

 

この後、酒泉の杜へ行きました。雲海酒造の観光蔵元で、焼酎、ワイン、地ビールを作っています。

これはワイナリーです。

 

ワイナリーを見学しました。

 

売店で、ワインの試飲が出来ます。私は運転で飲めませんが、妻は飲みました。

ワインと地ビールを買って帰りましたが、とてもフルーティーなワインです。

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