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鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

浮雲の宿と如竹廟

2011-05-28 | 史跡
屋久島の安房にある、林芙美子が「浮雲」を執筆するために滞在した宿です。


安房川橋(まんてん橋)の右岸にあるのが、屋久島ロイヤルホテル(旧安房旅館)。
林芙美子は、浮雲の執筆のため屋久島を訪れ、安房旅館に滞在しました。


安房川橋のたもとから見たホテル。


前の写真の反対側にある入口。


「浮雲」の宿の説明板。
(ホテル屋久島山荘が屋久島ロイヤルホテルに変わった)


説明板のところから安房川を見る。
芙美子も、ここから安房川を見たことでしょう。


ホテルの前から安房川橋を見る。
昔はこの橋は吊り橋で、浮雲にも吊り橋のことが書かれています。
芙美子が取材で見た吊り橋を、私も子供の頃見ました。
その吊り橋が、南日本新聞に載っています。


安房大橋の下流左岸は如竹通りといいます。


前の写真の右にある如竹廟。
泊如竹は屋久島が生んだ儒学者で、屋久聖人と呼ばれます。
本能寺などで学び、島民のために尽くした人です。


如竹翁碑。


如竹神社。
ここで、如竹踊りが奉納されるそうです。

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ホテルの窓から (momomama)
2011-05-28 12:09:16
chiroさん こんにちは。
ぼんやりと浮雲を眺めていたいですね。

私は空がまっ青よりも 雲が3個か5個くらいあった方が好きです。
雲が好きですよ・・・どうかしたら輝いて光っていますね。
林芙美子は門司にもいろんな足跡があります。

ハヤシライスのおみせもいっぱいあるんですよ。
文字ではカタカナで書かずに 林ライスって書いてあるお店も・・・

>泊如竹は屋久島が生んだ儒学者で、屋久聖人と呼ばれます。
そうなんですか・・屋久島に住んでいたらさもありなん って感じですね。

台風が近づいていますね。お気をつけて下さいね。
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雨台風 (chiro)
2011-05-28 13:56:07
momomamaさん

林芙美子が取材で屋久島を訪れたのは、終戦後間もないころのようですが、当時の屋久島の道路は悪路で、隣の集落に行くことも大変だったようです。
島に1台しかないバスを借りて長時間かけて行ったそうです。

その屋久島が、世界遺産になり、全国から観光客が訪れるなんて、当時は考えもしなかったでしょうね。

林ライス・・・
おいしそうですね。

今日は朝からずっと雨です。
雨台風になるようですね。
返信する
安房川河口付近の落ち着いた雰囲気がいいですねー (ZaBoon)
2011-05-28 19:32:56
林芙美子さんはいままで読んだこと無いんですけど
屋久島は一月に35日雨が降ると書いてあるのは、
この「浮雲」の中なんでしょうね。
ホテルからの風景は、芙美子さん目線で至れり尽くせり

赤い橋の前の吊り橋は、相当立派な吊り橋だったんですね。
結局、保存されずに別途安房大橋を架けたという理解でいいでしょうか。

泊如竹さんの碑や廟、通りなど、聖人に対する手厚さは半端ないですね。
松の枝が日よけ雨よけになって美しいです。

泊如竹さん、いま始めて知りましたが、
屋久島の聖人として記憶にしっかり刻まれました。
有難うございます。
返信する
35日雨が降る (chiro)
2011-05-29 00:10:22
ZaBoonさん

屋久島にはひと月35日雨が降る、と書いたのは林芙美子さんですね。
それだけ、屋久島には雨が多いんですね。
それが屋久杉を育てたんですね。

吊り橋は、老朽化が進んで、保存されなかったんですね。

如竹さん、屋久島では相当尊敬されていうようです。
屋久島に多い泊性です。
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